基本的な材料は、タコ糸約3m、適当なサイズの輪っか1個、穴が大きめ(タコ糸が四本以上通ること)のビーズ2〜3個、ストラップ用パーツ1個です。すべて自宅にあったものなので、材料費は0円vv
なお輪っかの直径は、指のサイズより二回りぐらい大きい物が良いです。私はキーチェーンについていた、内径が 2.1cm の二重リング金具を使いました。
道具はハサミと定規と、あと爪楊枝とセロテープがあると便利です。
……写真にはペンチが二種類写っていますが、ぶっちゃけ使いませんでした(苦笑)
では、作っていきましょう。
まずはタコ糸を 1.5m に2本切ります。
細かいことが面倒なら、だいたい両手を広げた長さで良いでしょう。
その内の1本を2つに折り、中心の位置に準備した輪っかを置いて、「輪結び」という編み方でリングをくるんでいきます。

輪結びは普通に編んでいるとどんどんねじれていくので、糸のひっぱり具合を調整して、出っ張る部分が常にリングの外側へ来るように調整しましょう。
また編み目が途中で逆にならないように、常に同じ側からタコ糸をリングへくぐらせるよう、要注意です。

ちょうど半分まで編んだら、今度はリングをひっくり返して、逆側の糸で編んでいきます。
全体を編み終わった時に、少なくとも片方の糸が 25cm は残っている必要があるので、そのあたりは全体を見ながら調整して下さい。
……っていうか、いま気付きましたが、最初に糸端を 25cm 残しておいてから編み始めれば、それで良かったのかもしれませんね……(汗)

2本のタコ糸のうち、上に向かって突き出している方を、リングの下 → 上へ通します。
下へ向かっている方の糸( 25cm ある方 )は、同じくリングの上 → 下へ通しますが、このとき5cm ほどの輪を作ります。

そして2本のタコ糸を結び、二重の5cm の輪ができるようにします。
結び目の位置は、次に通すビーズで隠れる場所にしましょう。

タコ糸の輪にビーズを通します。
通しにくければ、タコ糸の輪に短く切ったタコ糸を通し、そのタコ糸の先端2本をセロテープでまとめてからビーズに通し、引っ張るとうまくいくでしょう。
数はお好みで。個人的には2〜3個を推奨。
この時に結び目をビーズの穴に押し込んで隠し、糸端があまりはみ出るようなら、タコ糸が解けない程度の位置で短く切ってしまいます。
不安ならば、結び目を木工ボンドなどで固めておくのもありかと。

次にストラップ金具をつけましょう。
タコ糸が短いので、ちょっとコツがいります。
まずはストラップ金具のリングに、タコ糸の輪を通します。

続いてストラップの紐を、タコ糸の輪に通します。

あとは左右に引っ張ってやれば、この通り。
短いタコ糸にストラップ金具がつきます。

続いて、ビーズを固定していきます。
まずは全体を輪っか部分を手前にして縦に置きます。この時、ストラップ金具部分などを、動かないようにセロテープで机に固定しておくと、続く作業がやりやすくなります。
もう1本のタコ糸 1.5m をストラップの下にくぐらせて、本体がちょうどタコ糸の中央に来るようにしましょう。

ストラップ金具の少し手前から、「平編み」を始めます。
各ビーズは、間をタコ糸の太さ2〜3本分ぐらい空けておきます。

平編みがビーズの所まで来たら、左右に分かれてビーズをよけ、その下で平編みを再開します。
各ビーズの間の平編みは、2回ずつが適当かと。

最後のビーズと輪っかの間で2回平編みをしたら、糸端がほどけてこないよう、1〜2cm 残して玉止め(ひと結び)し、残ったタコ糸を切ります。

完成vv
タコ糸は、ちょっと太めの生成り色のものが、百均で買えます。
二重リング金具は、同じく百均でキーチェーンなどを探すと、3〜4個ついた商品があるので、バラして使えます。
ちゃんとしたウッドビーズはそれなりの値段がしますが、たぶんこれも百均でそれなりのものが見つかるかと。
ストラップ金具も百均で10個入りとか売っています。ただ落下防止という用途を考えると、百均のものは強度に疑問が生じます。同じ百均でも1〜2個入りを買うとか、あるいはちゃんとした手芸店で選ぶ、既成品のパーツを流用するなどした方が安心できるでしょう。
ともあれすべてを新しく購入したとしても、420円(税込)でオリジナルの落下防止ストラップが複数個作成できる訳ですvv。
実際に使う時は、このようにリング部分を指に通しておけば……

うっかり手が滑っても大丈夫★

以上、オリジナルの落下防止用リング型ストラップの作り方でした。
平編みが面倒という方や、もっとシンプルに行きたいという場合は、タコ糸の長さを調整してこんなパターンとかもいけます。

……実は百均で、リングストラップ自体も売っているのですけれどね(苦笑)
金属製のそれはスマートフォンの画面などを傷つけそうだったり、滑りやすくて簡単に指からスッポ抜けてしまうというのが、今回の自作に走ったきっかけでした。
っていうか、もともと個人的にこういう作業が好きなだけだったり(^ー^;;)
ひとまず、自分も作ってみたいという方がいらっしゃったら、少しでも参考になりますれば幸いです。
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