上記写真の三つ葉部分のように、連続するリングが前後のリングの中を出たり入ったりする形状を、通常のシャトルで作成します。 |
まず、サブシャトルがある場合は休めておいて、リングを作成する側のシャトルのみを使用します。 ワーキングシャトルで、リングに必要な目数分、ダブルステッチを作成。 リングを閉じる前に、前から後ろへ向かって、シャトルを2回くぐらせます。 ここからリングを閉じる際に、少しコツがいります。 まず、リングの最初と最後のダブルステッチを近づける形に指で押さえます。 リング内をくぐってシャトルに繋がる糸は、できるだけダブルステッチの弧の側へ寄せておきます。 その状態で、リングの最後から出ている芯糸を、リングの後ろ側方向へ引っぱると閉じやすいです。 完全にリングを閉じると、リングの中を通って後ろへ出たシャトル糸が、再度前からリング内を通っている、糸の輪ができています。 できている糸の輪を、リングの後ろ側で左手に掛けます。 リングの根本から出ている糸が中指へ、小指側からの糸が再び前へ回って、リング内部を通りシャトルへ繋がる形になるのが正解です。 その状態で、三つ葉の真ん中のリングを作っていきます。 前のリングとの間に隙間が空かないよう、注意が必要。 前のリングを手前側へ半分に折ると、やりやすいかもしれません。 ピコ繋ぎの方法は通常通りでOK。 必要な目数ができたら、今回もリングを閉じる前に、シャトルを2回くぐらせてから締めます。 3つ目のリングも同様に作成しますが、今度はシャトルをくぐらせず、普通に閉じます。 以上で、リングが立体的に交差している三つ葉が完成。 続きは、休めていたサブシャトルを戻し、普通に進めていきます。 タティングニードルや、ケルティックタティング用の細いシャトルを使用すれば、もっと簡単にできるのだと思います。 SCMR( Self Closing Mock Ring )などを使用するやり方もあるようですが、私ではどうにもうまく形が取れなくて(−ー;) ■Tatting Lace in Grace: Picture Tutorial for Interlocking SCMRs http://hiskid66.blogspot.com/2013/04/picture-tutorial-for- interlocking-scmrs.html ■インターロッキング・リング Interlocking Ring に関する考察 | タティングレース 101 https://ameblo.jp/tating101/entry-11763724197.html まあ、できるだけ大量に糸を巻いておきたい、大きな作品の一部に使いたいといった場合に、覚えておくと便利なやり方のひとつとしてメモしておきます。 最後のリングを作成する際、一度シャトル糸を切って最初のリングに通してから繋ぎ直すと、ニードルタティング向けのこういったレシピも通常シャトルで作ることができます。 最後のリングの繋ぎ方についてはこちらのブログ記事にて。 |