ありがたいことに
2023年03月01日(Wed)
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オーダーいただいた雪の結晶イヤリング×2種類が結い上がったので、久々に水溶きボンドで固め作業。
パレット代わりにセリアで買った平皿も、なかなかにいい仕事をしてくれてます^^ ある程度、数が貯まらないとできない作業であることに加え、ここしばらくは固める必要がないもしゃふわ系を量産していたので、本当に久しぶりですわ〜〜
白糸に、ほんのりミルクティカラーが混じった取り合わせも、いい感じにシックだと思うのです♪
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No.3482
(創作 >> タティングレース)
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TeraPad のバージョンアップ
2023年03月02日(Thr)
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長年愛用しているフリーのテキストエディタ TeraPad 。 シンプルで完成度が高いためか、長らくバージョンアップがなかったところを、10年ぐらいぶりに Ver.1.20 が公開されてました!
■TeraPad 公式サイト https://tera-net.com/
いやまあ正確には、去年の10月に一度、Windows11 に合わせたマイナーチェンジがなされていたようではあるんですが。
しかし今回の改定で一番ありがたかったのは、
> TeraPadでは扱えない機種依存文字を > 認識し$[16進数4桁]へ変換するように。
これですよこれ! 昨今のなろうやカクヨムでは、みなさま普通に Unicode 文字を使われるのですが、そのテキストを保存して TeraPad や Devas(一括検索・置換ソフト)で編集しようとすると、すべて「 ? 」に化けてしまう悲しさがですね……ある程度はマクロ使って自動変換させてるんですけど、それでも残る?マークがなんの文字かを元のファイルと見比べて確認し、置き換える作業がもう面倒で面倒で……でも今後は16進数が判明しているから、見つけ出すのがとっても楽!
もう開発停止されているとばかり思っていたので、本当に嬉しかったです。 外部ツール自作までしてカスタマイズしているので、今さら他のエディタになんか乗り換えられない……
ただ惜しむらくは、
> 各ウィンドウ表示位置改良→デスクトップ作業領域からはみ出ないように
正直これはいらなかった……何故か私の環境だと、逆にタスクバーとの間に隙間があくんですもん……いくらウィンドウを広げても、次に起動したときにはまた戻ってるってどういうこと _| ̄|○
……とかいう記事を昨夜書いていたら、今日時点でまたマイナーアップされてますね。 私の環境では問題の出ていない部分なので、ちょっと残念……
2023/03/03 追記: 早くも Ver.1.22 になって、元通りウィンドウ縦サイズをタスクバーぴったりまで広げた状態で、記憶させられるようになりました! ……オプションからの設定ではうまく行かなくて、TeraPad.INI ファイルの UserWindowSize_H の数値を直接いじりましたが。でも 1.20 ではそれやっても反映されなかったので、私としては満足です^^ まあ、一回設定すれば、そうそう変更する場所じゃないですしねww うふふ、良かった〜〜(喜)
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No.3483
(電脳)
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(元)暗殺者侍女は腹黒わんこ皇子と破滅シナリオを回避する!!
2023年03月04日(Sat)
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読書記録: ■(元)暗殺者侍女は腹黒わんこ皇子と破滅シナリオを回避する!! https://ncode.syosetu.com/n9138fn/
元暗殺者というだけの、至って普通な侍女ノエル・ノワ(十五歳)。 竜人族が治めるマグノール帝国の皇城に務める彼女は、ある日突然、同僚に言われた言葉に怪訝な顔をした。 「わたし、当て馬なのよ」 金髪碧眼の美しい侍女パールは、第一皇子の専属であった。そんな彼女いわく、自身は異世界から転生してきた存在なのだという。そしてここマグノール帝国は、オトメゲームとか言う恋愛シミュレーションの舞台。身分の高いイケメン達と、聖女であるヒロインがキャッキャウフフしながら仲を深めて魔王を討伐するのだという。 そして彼女は、そのシナリオの中で行われる、恋愛のための当て馬だとかなんだとか。 「……はあ」 半分以上聞き流していたノエルだったが、しかし続く言葉でそれは他人事ではなくなった。 「という訳で、気合いで寿退社を勝ち取ってきました☆」 「………はい?」 「近々結婚するから侍女辞めます☆ これで当て馬シナリオ回避だぜ☆ 私がいなくなることでゲームのシナリオがどうなるか分からないんだけど……頑張ってね!」 そうして退職した彼女の代わりとして、ノエルは第一皇子の専属侍女に任命されたのである。 しかし ―― 「パールは君がとても優れた侍女であると言っていましたが……人間族である君に期待は一ミリもありません。皇子の専属だというならわたしではなく、犬畜生の方でもいいでしょう」 竜と人の姿、そして高い戦闘能力を持つ竜人種は、時に傲慢で。中でもこの第一皇子は他種族に対する蔑視を隠そうともしていなかった。 彼が犬畜生と称したのは、側妃が産んだ第二皇子リオンのことである。狼獣人の姫君の息子は、竜人種と獣人種のハーフだった。ゆえに第一皇子の母である竜人種の正妃や彼は、犬畜生と呼び疎んじているのだ。 ともあれ、あんなクソ野郎の侍女よりもリオン様の方がマシかもしれないと第二皇子の元へ向かった彼女は、想像以上の状態に驚くこととなった。 薄暗い、皇城の隅。ベッドしかない質素な部屋に、平民と変わらない服を着て暮らしていたのは、アッシュグレーの髪に金の瞳、ふさふさのケモミミと尻尾を持つ第二皇子。ノエルと同じ十五歳なはずの彼は、どう見ても五歳程度の子供の姿で ――
R18な乙ゲーの、悪役ですらない当て馬(サポートキャラ)回避……のため前世持ち転生者に行動された結果、代わりに巻き込まれた現地モブキャラ(でも実は根幹に関わってくる事情あり)のお話。完結済。 以前読んだ、「伯爵令嬢はヤンデレ旦那様と当て馬シナリオを回避する!!」の続編で、本編ラストにちらっと触れられていた、「精霊術が廃れて問題になっている竜人族の帝国」のお話であり、先代が受肉して空位になった光と闇の大精霊とか「とある少女」などが関わってきてます。というか、半分を過ぎたあたりから前作の主役夫婦(ルインとシエラ)がガンガン出てくるので、順番通りに読むことを推奨。 というかなんというか、うーん……前作と比較するとちょっと作りが甘いというか、二番煎じな感は否めません。いや面白かったですけど! 初っ端からフラグを折りまくっていくスタンスとか、これと決めた相手には愚直なまでに一直線とか、腹黒溺愛系×恋愛初心者な現実主義とかすごく好きです。 前回よりさらにさくさく話が進んで、もはやゲームを開始させずに終了させてるあたりの台無し感とかも楽しいです。思わせぶりに出てきた第一皇子と聖女の空気っぷりよww ただ、そもそも主役のノエルが、元孤児から暗殺者になったというのは良いんですが。そんな過去持ちが十五歳時点でもう完全に引退して王宮の侍女に収まってるという、そこらへんの経緯が一切語られていません。一体何がどうしてそうなった?? というのが気になって、ちょっと物語に入り込みにくかったです。 そして前回に引き続き、親世代のやらかしっぷりがヒデエ。まともだったの魔王様夫妻ぐらいじゃないかなあ(苦笑) まあ、ルインさんに良いお友達が出来たのは良かったと思います。
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No.3485
(読書)
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夕方に家のことやる時間が足りないからと、退勤時間を一時間早めた結果、私が早く帰ってくる=私が出勤の日でも車で買い物に行ける(・∀・)と学習してしまった母により、今日も帰宅したその足で買い出しへ(遠い目) ついでに覗いたテナントのダイソーにて、
磁石で冷蔵庫にくっつけておける、シリコン製のビンオープナーと、あと目に止まった省スペースな薄型まな板を買ってみました。 最近めっきり手指の力が弱った母と、あと転職して指を酷使するようになった結果、ペットボトル開けるのにも難儀するようになっている次兄向けの選択です。いやまな板は私も使うけど。
オープナーの方は、帰宅後すぐに母が試してみたところ、封切ってない新しいペットボトルの蓋を、さほど労せず開けることができました! すごい!<ゆるめに締めてある飲みかけすら開けられなかった
……それにしてもまな板って、なんであんなに重たいんでしょうね? 固い物などを切る時にズレないようになのかもしれませんけど、あの重さは腱鞘炎持ちには辛かです……出すのもセッティングするのも洗うのも片付けるのも。 あとうちのキッチン、なにをどう設計されたのか、通常サイズのまな板置ける平たい場所がないんですよ。シンクとコンロの間の作業スペースど真ん中に継ぎ目があって、ぼこっと出っ張ってるんです。なのでまな板が常にシーソー状態。 通常の食事(成人五人分)ならともかく、自分ひとり用にちょっとだけ切ったりするのなら、これが役に立ってくれると良いなあ……
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No.3487
(日常)
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侯爵子息は可愛い婚約者の悪役令嬢シナリオを回避する!!
2023年03月06日(Mon)
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読書記録: ■侯爵子息は可愛い婚約者の悪役令嬢シナリオを回避する!! https://ncode.syosetu.com/n7394fo/
「伯爵令嬢はヤンデレ旦那様と当て馬シナリオを回避する!!」「(元)暗殺者侍女は腹黒わんこ皇子と破滅シナリオを回避する!!」のさらなる続編で、両作品の子供世代のお話です。今回もヤンデレ×ヤンデレ。 子供達はたいてい破格ですが、親も親で破格のままなので、前作メインキャラが残念なことに……という展開は避けられた模様。 ただ……うーん……正直、今回はちょっと、という感じでした。 以下は辛口につき、記事を畳む&要スクロールで。
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No.3488
(読書)
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強風には気をつけましょう
2023年03月07日(Tue)
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春一番……ではなかったようですが、風がかなり強めだった本日。 父を総合病院へと送り届け、自分は終わるまで車の中で待っていようと、ちょっと離れた場所にある立体駐車場にいったん車を駐め、徒歩で病院へ。そして受付にある機械で駐車券に「6時間まで100円」の刻印を押したのですよ。 で、玄関出たところで、えっとどのポケットに入れたっけ? と、なんの気なしに手探りしたらば……
はい、ものの見事に飛ばされました(乾笑)
足元へ落ちたと思ったら、あっという間に滑っていき、「うわあ!?」と追おうとした瞬間、歩道の縁石に乗り上げて舞い上がり、そのまま車道へ。 幸い横断歩道の位置かつ車も途切れていたので、走って追っかけようとしたけれど……その時にはもう、道路の反対側にあるビルの、閉まった門扉に一瞬引っかかって、そのまま中へ……
もうね、周囲にいた人達からも、いっせいに「ああーーーっ」って声が上がりましたよ(遠い目)<自分では「マジか!」って叫んだ気がする
……その後、一応は門扉の隙間から敷地内をのぞいてもみましたが、もう影も形もありませんでした……それに門扉の周囲に関係者らしき人もいなかったので、あったとしても拾ったり開けたりしてもらえる状況ではなかったです。
え、駐車券なかったら、いくらお金入れても出口のバー上がらない、よね?
ちょっと呆然として、しばし途方に暮れる私。
いや待て、駐車券の紛失なんてこと珍しくもないだろうし、たったいま刻印してもらったばかりだから、近くに立ってたスタッフさんが記憶して下さっているかも! と。 そう思いついて、大急ぎで病院内へ取って返し。刻印機のそばにいた人に訊いてみたところ、緊急外来横の守衛室で再発行してもらえるとのことで、ほっと胸をなで下ろしました。
ただまあ……そちらで確認してみたところ、再発行手続きは、診療が終わって帰る時にして下さいとのことで。 何時間かかるか判らないから、車の中でシート倒して横になってようと思っていたのに、結局、待合室のベンチでお行儀よく座っている羽目になりました・゜・(ノД`)・゜・<立駐まで、横断歩道2つある程度には距離があるので、行ったり来たりがしんどかった
ああもう、なんであんな風の強いところで、確認しようとしたんだ私(しくしくしく)
スマホに、何時間かかっても読みきれないほどオンライン小説のテキスト詰め込んでるのが不幸中の幸いだと、心底思いましたね。ついでにイヤホンも持ってれば、朗読が聴けてもっと良かったんですけど……<手首が痛くて、長時間スマホを支えているのが辛いお年頃
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No.3489
(日常)
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黒髪地味姉は聖女のようです
2023年03月08日(Wed)
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読書記録: ■黒髪地味姉は聖女のようです https://kakuyomu.jp/works/16816452219694810761
巻き込まれ召喚で、美醜の価値基準が違う世界に行った、美少女で傲慢な妹と地味平凡で家族に虐げられてる姉のお話。読み切り短編。 「推定悪役令嬢は国一番の【ブサイク】に〜」と同作者さんで、世界観が似たような感じです。パイロット版かな? 召喚をやる国としてはかなりまともな方というか、まず召喚された聖女本人や巻き込まれた人物にちゃんと状況説明と意思確認をし、駄目ならその場ですぐ送り返してくれます。王様夫妻が召喚に立ち会っていて、どちらが聖女かもきっちり鑑定で確認するし、その鑑定の際にも事前に許可を求めてます。うん、常識的。 そして一方を神々しいまでの美しさだと褒め称えながら、「おい、容姿は関係ないだろう!」とたしなめる人もいて、いろいろな意味でなんか安心します。 主役はこの系の小説をいろいろ読んでいて、「私は聖女じゃないけどユニークなスキルがあったりするやつかな?」「それか、私が実は聖女でもう遅いってするやつかな」とか内心ちょっとわくわくしてるし、立ち会った騎士さんが「あの、聖女様の世界では髪色で美醜を判断しないって伝説、マジのガチのやつだったりします?」とか訊いてくるので、話が早い早いww 個人的に、前述の発言した、金髪騎士さんとのその後が気になりました。
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No.3490
(読書)
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赤本表紙ドイリー、まだ8.5段目。 ちまちまと進めて、ようやく12枚目まで到達しました。
一周25枚なので、半分までもう半モチーフ。 ちょうどいい位置なので、軽くアイロンしてバランスを確認。まあまあ無理なく収まっているのではないかと。 そしてモチーフの目数やピコサイズもだいぶ覚えてきて、ミスが減ってきました。こうなってくると楽しいです^^ 前段とちょうど互い違いになるような、みっちりと空間の配置がたまりませんわあ(*´Д`)
……なんて記事を書いていたら、13枚目は長さを測り間違えて、半分作ったところで糸が足りなくなり、またも切り取り廃棄 _| ̄|○ 慣れた頃がミスりやすいって本当だなあ……
そんな本日は、暖房なしの自室で、夜になっても21.5度というなんとも過ごしやすい気温でした。 昼間には長暖簾出してきて廊下からの目隠しにしつつ、自室の窓とドアを開けて空気を入れ替えたりして。 まだ膝掛けと羽織るものはいりますが、手袋や手首ウォーマーは着けてると汗かくぐらいです。 この調子で暖かくなっていってほしいなあ。
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No.3491
(創作 >> タティングレース)
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きみは大好きな友達!
2023年03月12日(Sun)
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読書記録: ■きみは大好きな友達! https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/621704083
田舎から出てきて就職して間もない、友達いない系サラリーマン。ここ数日、玄関先に置かれている花を、いたずらだとは思いつつもちょっと心が癒やされるとか受け止めていたら、なんだか置かれているものが徐々にエスカレートし始めて……
「異世界でのおれへの評価がおかしいんだが」等の、秋山龍央さんのお話。全4話完結済。 珍しくBLではありません。たぶん? ピクシブで行われていた、「僕だけのトモダチ」企画というものに影響されて書かれたお話だそうです。 理不尽系怪異でオチはなしというか、判らないまま終わる感じでした。
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No.3493
(読書)
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毒好き令嬢は結婚にたどり着きたい
2023年03月15日(Wed)
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読書記録: ■毒好き令嬢は結婚にたどり着きたい https://ncode.syosetu.com/n6229gu/
結婚式まであと2週間。衣装合わせの帰りに屋敷そばの森で薬草などを観察していたボウエン侯爵家の跡取り娘エレンは、男女の修羅場らしい声を聞いて、そのまま立ち去ろうとした。 自家の使用人達であれば、気まずいことになる。そう思ったのだが、しかし続いた内容には、聞き耳をたてずにはいられなかった。 「だって赤ちゃんができてしまったんですもの。私、どうすればいいのでしょう、サムエル様」 その名は、他でもない己の婚約者のもので。 「メラニー泣かないで。君のことは心から愛している。だけど僕の家はボウエン家の援助無しでは立て直すのが難しい状況なんだ」 答える声もまた、間違いなく五年もの間、婚約を続けてきたコーレイン伯爵令息サムエルのそれだ。 「だが、もちろん君は安心して子供を産めばいい。君と子供のために、日当たりのいい居心地の良い部屋を用意するよ。そこでこれからも愛し合って暮らそう」 つまりエレンの家から援助された金で、浮気相手と子供を養おうと言っているのだ。 そこまで聞いた時点で、エレンの中で何かがぷつりと切れた。気遣う侍女と護衛の顔を見ることもできず、無言で家へと向かう。 (しっかりするのよ。やるべきことをやるの。泣いてる場合でも落ち込んでる場合でもないわ) そうしてエレンは打つべき手を考える。父とコーレイン伯爵は学生時代からの親友同士だ。下手にこのことを訴えても、「愛人くらい受け入れる度量がなくてどうする」と、男の友情の方を優先されかねない。 しかし父の友情のために、己の人生を台無しにされるなどまっぴらだった。 エレンの母は、特級の薬師である。薬の知識と技術を女系相続で代々伝えている一族で、特に母の流派は毒の扱いにも詳しい。その知識はエレンにも伝えられており、彼女は侯爵家の跡取りであると同時に、特級薬師の後継者でもあった。動植物が作り出す毒の不思議さ、作用の多様性に魅せられている彼女にとって、最大限優先されることは、研究を続け薬師としての腕を上げること。そしてその知識と技術を後進に受け継いでもらうことである。 貴族としての社交は二の次で、薬や治療に没頭し、いずれは後継者となる実の娘に毒を食ませたりもする。そんな生活は、薬師であることを理解し支えてくれる、心から信頼できる夫とでなければ行えるものではない。しかし彼女にとってのサムエルは、もはやその対象から完全に外れてしまったのだ。 そうして共に立ち聞きして事情を知る侍女ハンナと、その兄である護衛のステファンを連れたエレンが向かった先は、常日頃良くしてくれる年上の伯爵夫人のもとで ――
努力で身につけた特殊技能持ちの現地主人公で、転生要素なし。婚約者の浮気から始まる、新たな婚約者探しのゴタゴタと人的成長的な? 書籍化・コミカライズ済。薄めの文庫一冊ぐらいで完結。 なんというか、読了後に最初に思ったのが、元婚約者の空気っぷりよ……という(苦笑) 寝取り女の方は最後の方で再登場して、賛否は分かれるでしょうがそれなりの決着はついたんですが。浮気男の方はまだ前半のうちに、安酒場で酔い潰れているところを目撃されたぐらいでフェードアウトしてます。まあ、ろくでなしを憎むエネルギーなんて、使うのももったいないですしね。 その実家が終盤で破産して平民落ちしてたのは、「え、いつの間に?」とちょっとびっくりしましたが。 そもそも商才がないのに、エレンの実家の支援でなんとか回していたのを、自業自得で援助打ち切り&これまでの資金は借金という形で返せとなったので、そりゃ破産するよなあという。でも借金は無利息で良いし、慰謝料もなしとなったんだから、むしろ温情ありすぎですよねえ。 そして主役の婚約者探しの方はと言えば、いろいろな相手とフラグが立ちそうになっては、「条件が合わない」とあっさりへし折りまくっていく様が、なんか笑えるというかww でもそんな彼女が、最後の最後で「条件」を全部ふっとばして、自分の未来どころか生命までかけて選んだ相手というのは萌えますねvv いろんなアンチ乙ゲーものを読んできた身としては、ぽっと出の一代貴族な男爵と侯爵令嬢だと、身分差ありすぎて後で大変なことになるのでは……と思わなくもないんですが。そこはボウエン侯爵家の特殊性と、二人で築いてきた人脈と後ろ盾と……お嬢様のためなら文字通りなんでもやっちゃう一途さで、乗り越えていくんだろうなと思いたいです。 ……ってか、元商家出身な普通の少年が、自分の意志で毒慣らしまでしてたとは、その愛の重さにドン引きだよ……ww
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No.3494
(読書)
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Janさんの赤本表紙ドイリー、ぐるっと一周モチーフ25枚繋ぎの8.5段目。
24枚目を作成している時点で、糸玉がこの状態です^^;;ゞ 以前、先達たる sakura さんにお伺いした時には、PuPu1玉(40g)で、この8.5段目までは終えることができたとのことだったんですが……もう1モチーフ、巻ける、かなあ?
……まあこのダストブルーは、すでに廃盤カラーではあるものの、それでも手つかず玉がまだもう2個手元にあるので、そういう意味では安心して切っちゃ捨てしてたんですけどね。
記憶がちょっとおぼろですが、確か1枚は糸始末寸前で最初のリングのピコ位置を間違えてるのに気づいて切り取り。そして少なくとも3枚は糸の長さを測り間違えてて、途中で足りなくなって以下略なんですよね……いや足りなくなった最初の1枚は、いちおう半端糸足してなんとか最後まで完成はさせたんですけど。でもやっぱり仕上がりが微妙というか、全体的な歪みが気になってしまって。 この小さいモチーフで、最初と最後以外に糸始末追加するのは無理だと思い知った結果、切ってやり直したんですよ。なのでその後は、ミスに気づいた時点で潔くやり直しの繰り返し。
いやはや、ずいぶんと糸を無駄にしたものです(−ー;)
でもようやっと、この8.5段目の終わりが見えました。 9段目は9段目で、シャトル2個仕様かつFRつき30目チェイン(内向き)と27目FRが待つ難関なんですが……シャトル2個が不可避な分、内向きロングチェインを普通にシャトルで結っていけるのは逆にありがたいのかも……?
あと、去年もちょうどこの時期に悪化してた気がするんですが、左手の腱鞘炎が今日はかなり痛いです。 こうしてキーボード入力している途中の左手を、無意識に眼鏡の位置を直すべく持ち上げて、顔の方へひねるだけで、「こくん」という引っ掛かりと「そうだったーーっっ(><)」という痛みが。 かれこれ去年の10月頃からある痛みの内、両手首の内側とか外側とか左親指とか右人差し指とか、あちこちあったもろもろの痛さはおおむね収まってくれたのに、今度は典型的な腱鞘炎ですよ。アイヒホッフテストがバッチリです(−ー;) しかも去年してもらったステロイド注射で皮膚まで弱くなっているのか、そこだけピンポイントでハンドウォーマーが擦れて、表皮まで痛痒くなってきてるとかもうね……
ああもう、早く暖かくなってくれ……・゜・(ノД`)・゜・
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No.3495
(創作 >> タティングレース)
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バックアップは大事です
2023年03月20日(Mon)
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夕方、まずは踏み台昇降運動のお供に、ノートPCで動画を見ていたのですよ。 その時は特に、どうということもなかったんですが。 一段落ついて、さて日記を下書きするかなと思いまして。ブラウザをサブディスプレイに表示したまま、画像ビューワとテキストエディタと Photoshop を立ち上げたんですよ。 別にこれぐらいの多窓操作はいつもやっていることで、まったく何の気なしにどんどん起動していったんですが。
……起動したウィンドウが、どれも全然反応してくれない(汗)
マウスこそ動くものの、どこをクリックしても何も変わらず。 しばらくいろいろやったのち、これはもう無理だと、Ctrl+Alt+Delを押したところ、メニュー画面は無事表示されまして。ちょっと安心しつつ、PC自体を再起動したんですよ。
……そしたらば。
今度は「 Windowsの準備をしています コンピューターの電源を切らないでください」画面から進まなくなってもうね・゜・(ノД`)・゜・
すわ、Win7 突然死事件の再来か!? とドキドキ、ハラハラ。 それでもスマホで共有フォルダにアクセスしてみたところ、内容は見れるようだったので、昨夜のバックアップ後にいじったファイルをちまちまとスマホに退避。
……そんなことをやっていたら、20分ぐらい経った時点で画面が真っ暗になり、しばしののち通常の起動画面へ。 しかしまだ安心はできない! 前の Win7 は、この起動中の画面からスタートアップ修復に行って、そのまま結局、二度と立ち上がらなかったんや……とガクブル。
結局、さらにしばらく待ったところで風呂の順番が来てしまったので、起動中のまま入浴。 上がってきたら、無事に立ち上がってましたーーー(T▽T)
いやもうほんとにね、焦りましたよ。 前述の通り自分でもPC突然死の経験ありますけど、以前勤めていた会社でなど、役所へ電子提出する書類(プリントアウトした紙が衣装ケース3個分)のデータが入ったデスクトップが、提出期限3日前にいきなり起動しなくなったとかね、いろいろ見てきてましてですね……(遠い目) 今回の激重状態&なかなか起動しなかった原因は不明なままですが、それでもまた、思い知らされました。
バックアップ、マジ大事(真顔)
バックアップがそれなりに取れていなかったら、絶対もっとパニクってた……
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No.3497
(電脳)
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更新情報(2023/03/21)
2023年03月21日(Tue)
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「閲覧室」の「オリジナル小説書架」で、「鵺の集う街でIX ―― A meeting by chance is preordained. 」の第二章をUPしました。
シリーズ目次は↓こちら。
小説家になろうへの転載は、明日の10時を予定しています。
■鵺の集う街で https://ncode.syosetu.com/n3507fx/
引っ張ったままでずいぶん間を空けてしまって、申し訳ありませんでした。父の入院やら母の骨折やらで立て込んでしまい、ちょっと小説用の文章を書く&レイアウト作業するほどの集中力が出せなくて(−ー;)
前回は虎が暴れてましたが、今回は狐のターンです。 ……ネコ科の虎は瞳孔が丸いのに、イヌ科の狐は縦長の瞳孔。 そして銀狼と言えば銀というか灰色系ですが、銀狐となると実は黒い体色。 なかなか奥が深いものです(しみじみ) まあ、仮に〈銀狐〉の獣人種という規格を出すことになったら、絶対、作り手の趣味で銀髪にされてる設定にすると思いますけどね。 ほら、アヒムだって三毛猫なのに男ですし……ww
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No.3498
(更新)
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転移したら山の中だった。反動で強さよりも快適さを選びました。
2023年03月23日(Thr)
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読書記録: ■転移したら山の中だった。反動で強さよりも快適さを選びました。 〜第539話 船上へ https://kakuyomu.jp/works/1177354054891139802
自分がやりたくないことは、他人に罪悪感を持たせて押し付ける。己のものと認定した存在は、徹底的に支配しなければ気がすまない。そして凝り性かつ飽きっぽい。そんな姉と、それを普通に受け入れる両親とに抑圧されて育った男子高校生、此花迅(このはなじん)。 大学進学を機に家を出て縁を切ろう。どうせ面倒な手続きは自分がやらされるのだからと、表面上は従順を装いつつ水面下で準備を進めていた彼は、姉とその取り巻き達の運転手として花火大会に連れ出された。本当ならば数少ない知人とキャンプに行く予定だったのだが、姉にはそんなことなど関係ない。 当たり前のように荷物運びを押し付け、先に会場へ向かった姉達を見送り、弁当の入ったクーラーボックスや ―― 未練がましく持ってきたキャンプ用品の入った鞄を持ち上げた迅は、ふと気がつくと見知らぬ山の中に立っていた。 振り返れば、あったはずの車はなく、花火客も誰ひとりいない。 歩きまわって理解したのは、そこが無人島だということだった。浜辺には流木こそ落ちているが、プラスチックごみはいっさいない。スマホは圏外、手持ちの食料は弁当が4つ。夜の花火大会はけっこう寒いので、ウルトラダウンを着ていたのは幸いだった。 どこか現実感を失ったまま、それでも水場を探し、木を削って火をおこし、魚やカニなどを採って食料にする。 そうして二ヶ月。気温が下がり、山の上のほうが雪で白くなった頃 ―― 「きゃー! ごめんなさい!」 突然、光の玉が現れた。 「勇者召喚に巻き込みました! ここはあなたの知ってる世界じゃないんです! あっちの世界で亡くなる直前の方をこちらに――って、いやあああああああ! あっちの世界の寿命があるうううう!!」 パニックぎみな光の玉によると、精神化が激しいこの世界と物質化が著しい地球とを一瞬繋げることで、それぞれの世界を安定させることを目的として、勇者召喚が行われるのだという。 呼ばれた勇者にはこちらの世界での命と、そしてあちらの世界で残っていた寿命分、スキルや道具も与えられるそうで。それが使われると、召喚を行った神 ―― つまりこの玉の力が上がるらしい。 しかし本来ならば、呼べる人数は三人まで、それも死ぬ直前の人間と定められているところを、この玉は迅を巻き込んだ挙げ句、それに気づかず山の中に放置していた、と。 呼ばれた勇者とやらは、おそらく姉とその取り巻き達だ。絶対に関わりたくない。自分勝手なこの玉にもだ。 そう思っていた迅の前に、次々と神々が現れる。正確には、神と呼ばれるほど力をつけた、精霊らしいが。 彼らは光の玉に代わり、たっぷり残っていた寿命の分、迅の望むものを与えようと言い出して ――
巻き込まれ召喚&チート能力・設備からの、目指せ平穏なスローライフ! でも自重はしない! なやらかし系主人公。書籍化・コミカライズ済、連載中。 迅を置いて先に行った結果、車にはねられたという、恐らく数分〜せいぜい数時間程度の残り寿命で『勇者』と呼ばれるほどの能力を得た姉達と比較して、数年か下手すると数十年寿命が残っていた迅さんは、大量の能力と自分だけの家、しかも無限湧き食料庫つきを手に入れてます。そして【収納】と【転移】を使えば、一人で世界中を飛び回れる状態。さらに【縁切】によって、多少やらかしても直接面識のない相手からはすぐ忘れられるという特典付きなので、もう好き勝手にやらかしてます。 姉勇者達との直接接触は500話を超えてまだなく、時おり噂を聞いたり知人があおりを受ける程度で、本当にマイペースに過ごしている。ある意味では起伏の少ない話運びかと。 ただし主役がけっこうやらかしまくり(どこまでなら【縁切】の範囲内かと試していたり、もう我慢はしないという自覚的はっちゃけもある)で、話はどんどん広がっていきますww 最初は引き籠もり希望の完全人間不信で、嫌なことがあったら全部放り出して拠点を次々変える気満々でいたのが、周囲に恵まれて少しずつ丸くかつ社交的というか甘えてる感じになり、ここが帰る場所だと認識していくのがですね、なんかほっこりします。 400話を超えたあたりからそこらへんが顕著になってきて、大事な人達を傷つけられて静かにブチ切れているのとか特にツボでした。523話の「うん、行かない」もすごく好き。 召喚や世界に関する謎なども少しずつ情報が出てきてます。ゆっくりとでも話は進んでいる模様。 あとはレッツェの兄貴っぷりww コミカライズから入った私には、まさかこの人がここまで重要キャラになってるとは思いもしませんでしたよww<コミカライズはまだWeb版の67話らへん 地に足ついた、一見平凡な隠れ有能キャラ。しかも見た目はくたびれたおっさんとか最高です。ありがとうございます。 逆に最近は、コミカライズでヒロイン確定だと思ってたアッシュの出番が少なくて、ちょっと寂しかったりとか。いやヒロインはヒロインなんですけど、主役が情緒育て直してる真っ最中で、自分でもこれどうやったら先に進めるの?? って困惑してる状況なので……アッシュさんも女性としての経験値がマイナス方向にぶっちぎってる人ですし。 お互いに自覚があるだけ、某魔導具師と金目の黒わんこよりはマシかも知れませんけどね(笑) あと島の金色執事もなにげにツボです。やっぱりね、我が君呼びは「妖魔の封印」の頃から刺さるのですよww
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No.3499
(読書)
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ロングチェインが難しい
2023年03月24日(Fri)
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赤本表紙ドイリーも、残るはあと2段。 どちらも内向きのロングチェインがある、なかなかに苦労させられそうなデザインです。 まずは9段目を、ちまちま出ていた半端糸で試し結いしてみました。
目数的には、特にいじる必要はなさそうですかね? 確かメインシャトル(レース針つき)に両手×2弱巻いて2セット強、サブシャトル(ボビン)に両手×3弱ぐらい巻いていて、ちょうど2セット進められた感じですね。 全25セットだから、サブシャトルは当然糸継ぎが必要として、メインシャトルは……糸長計算機だと両手×15.5強になってるんですが、計算合わなくないか? ……まあ、どちらにせよ、どちらも1個目のシャトルはMAX巻きが必要になるのは確定ですから、あとは実際を見て計算するいつものパターンですかね。
しかしロングチェインが、指でぐにぐにしてようやくこの形になるんですけど、気を抜くとすぐによじれる(汗) 少し芯糸の引きを控えめにするべきかしら……
と、ここまでを先週末の段階で書いていたんですが。 腱鞘炎が洒落にならなくなって、ついにシャトルを持つ……というか、糸を保持するのにも支障を来たすようになってしまいました(泣) 左手親指を動かすと手首に痛みが来るので、家事はもちろん、着替えやキーボード入力時にも、角度を間違えると悶絶する羽目に。 もう皮膚が擦れるとか言ってられないので、現在ハンドウォーマーからランクアップさせて、去年使ってた手首サポーターで固定しています。
シームレスと書いてあるのに、親指から人差し指側にかけて、がっつり縫い目があるんですがww しょうがないので裏返しにしてはめています。
ハンドメイドはもちろんのこと、スマホや紙書籍も手で保持していられないので、ストレス発散手段が〜〜・゜・(ノД`)・゜・
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No.3500
(創作 >> タティングレース)
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やっぱり運動が大事?
2023年03月28日(Tue)
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ここ10日ぐらい、ちょっと腱鞘炎が洒落にならん状態でして。 特に週末〜昨日の昼間などは、髪結んだり手を洗ったりといった動作すら難儀するぐらいで、もうどうしたものかと思っていたんですが。 昨夕、久々にちょっと長めに歩いたら、心なしか少し楽になりまして。痛いは痛いけれど、声は漏れない程度というか、我慢すればある程度動かせる状態になりました。 これはもしかしてと、痛みでモチベーションが上がらずサボり気味だった初心者向け筋トレ&踏み台昇降40分ほどやってみたら、やっぱりちょっとは効いてる感じです。
うっかりシフトキー親指で押しても、悶絶しない……眼鏡が左手で上げられる……(T^T) ……でも髪の毛を耳にかけようとしたら、やっぱり手首がぐりってなって痛い・゜・(ノД`)・゜・
……血行か? やっぱり血行なんでしょうか。 あと寒さで腱とか腱鞘が固くなってる?
ともあれ、動くことはした方が良さそうです……ああ、早く暖かくなってくれ……
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No.3501
(日常)
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氷魔法のアイス屋さんは、暑がり神官様のごひいきです。
2023年03月31日(Fri)
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読書記録: ■氷魔法のアイス屋さんは、暑がり神官様のごひいきです。 https://ncode.syosetu.com/n5486he/
物心ついた時から両親がおらず、祖母と二人暮らしだったアルメ・ティティー。下町でジュース屋を経営していた祖母はアルメをかわいがってくれていたので、寂しいことは何もなかった。しかしアルメが成人を迎える頃に病に倒れた祖母は、一年ほどの闘病生活ののち天へと召された。一人残してゆく孫を気にかけた彼女は、知人の紹介で縁談を整えてくれて、その相手からの援助もあり安らかに亡くなったのだが。 代々物堅い職人との評判だった婚約者フリオは、職場で堂々と浮気をしていた。彼の仕事を補佐していたアルメはその現場をばっちりと目撃し、その場で婚約破棄を言い渡される。 婚約者も職も失った彼女はしばし途方に暮れるが、しかし常夏の観光都市ルオーリオには、こんな言葉が存在していた。 『人生は気楽に、愛は真心のままに』 祖母も好きだったその歌のとおり、ひとまずは気楽にやってみよう。未来の予定がなくなったということは、自由に何でもできるということだから。 そう考えて祖母のジュース屋を再開することにした彼女は、そこでふと思いついた。 彼女には、実は前世でこことは異なる世界に生きていた記憶があった。そしてほんのわずかながら、氷魔法を使うことができた。なので小さい頃は、祖母の作るジュースを自分で凍らせて、アイスにして食べていたことがある。この世界には、冷たいお菓子というと、果物を凍らせたものぐらいしかない。ならばいっそ、アイス屋を開いてみてはどうだろう? と。 さっそく試作をしていた彼女の元へと、来客が訪れる。それは婚約破棄の直後、失意のうちに帰宅した際、たまたま自宅前で出会った青年であった。ルオーリオの複雑な路地で迷っていた彼へと道を教えただけだったのだが、青年 ―― ファルクは、律儀に礼を告げに来たのだ。 どうやらとても暑がりらしく、気の毒なほどに汗をかいている。その様子に、自分が熱中症で死んだことを思い出したアルメは、とっさに試作品アイスの試食を依頼していて ――
書籍化・コミカライズ済、文庫8〜10冊分ぐらいで完結済。 熱中症で亡くなったOLが神様転生。婚約破棄されるも、暑さで朦朧とした状態で女神に願ったささやかな氷魔法と前世知識を使って始めたアイス屋さんをきっかけに、リアルチートな上級神官さんや、さまざまな提携業者、貴族、果ては聖女様などとまで縁を繋いでいくお話です。 雰囲気的にはちょっと魔ダリを彷彿とさせられつつ、こちらはけっこう早めに想いを自覚していて、両片思いなすれ違い焦れップルな感じです。 最初はお忍びだったファルクこと「絶対に軍人を戦死させない、最強の従軍神官」「神殿の王子様」「極北の白鷹」ことファルケルト・ラルトーゼさんの正体も、一章目の終盤でさっさとアルメにバレますし<全五章 アルメは、しっかり地に足つけた大らかで陽気な南方民。婚約破棄後もなんだかんだで前向きに、どんどん事業展開していくのがなかなか頼もしいです。ちょっとお人好しすぎてもどかしくなるところも、まあ彼女が彼女だからということで。 ファルクは、一見めっちゃクールで格好よくて、出軍行進時など女性ファンに黄色い声を上げられるアイドル状態なくせに、プライベートではいろいろと情けないというか、人間関係をうまく作れないし、鬱屈するといつまでも引きずって心の傷にしていくようなどんより北方民。そして死にたがりの気がある仕事人間だったのが、アルメやその友人達と知り合って、甘えたり肩の力を抜くことを覚えて、自分も幸せになりたいという欲が出てきましたと口にするようになり、いい意味で俗っぽくなっていきます。 というかファルク、超絶仕事できる高給取りかつイケメンだからこそ許される、プライベートでのダメンズぶりがww アルメをして「かわいい」「彼の騎士になりたい」とか言わしめちゃうのがもうね。 なおこの世界の、特にファルクの治癒魔法は、『パーツが揃っていれば繋げられる』『身体が両断されて即死でも、その場ですぐなら蘇生可能』という反則級です。あ、ステータス表記とかはありません。 聖女も存在しますが、特別すぎるほど特別ではなく、主要都市に何人かずついて、都市を魔物から守ってくれているという位置づけ。王族と同じぐらいの扱いです。軍も、自衛隊っぽい印象。自然災害という認識の、突発的に発生する魔物を討伐するのがメイン業務。 元婚約者と浮気相手の女とそれぞれの実家といった悪役的位置づけ、特に中盤で出てくる生き別れの妹のキャラが心底うっとおしくて、ちょっとそこで挫折しそうになりましたけど……前者はともかく後者はまあ、うん……全部終わってみれば、彼女も被害者でなくも、なかった……のかな。 っていうかアルメの両親と、コーデルさんの過去についての謎が残ったのが、ちょっと残念ですかね。番外編とかで語られないかしら……?
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No.3502
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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