その婚約者、いらないのでしたらわたしにくださいな!〜ずたぼろ令息をお世話したら、天下無双の旦那様になりました〜【WEB版】
2026年01月25日(Sun)
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読書記録: ■その婚約者、いらないのでしたらわたしにくださいな!〜ずたぼろ令息をお世話したら、天下無双の旦那様になりました〜【WEB版】 〜【バレンタイン記念SS】 https://ncode.syosetu.com/n7768ig/
現代知識チートもなく、ただ普通のパート店員だった前世の記憶だけ取り戻した、でも虐めてくる妹とか無関心な両親とかもなく、ごく普通に育った(自称)凡人な伯爵家の一人娘。 それがいきなりの婚約破棄イベント。しかし両親達は真っ当に慰めてくれ、お前は悪くないと言ってくれる。ああ今世の自分は幸せだなあと思いつつ、新たな婚約者を見つけるために参加したバーティーで、聞き覚えのある罵声が……って、ここでも婚約破棄イベント!? しかも責め立てられているのは、やたらやせ細って粗末な服を着た、やつれ果てた青年で。 どうも王女の婚約者で侯爵家の嫡男らしいのだが、王女とその傍らに立つ彼の弟いわく、次期当主としての仕事を放り出して遊興にふけっているとか、継子虐めやら使用人への暴力やらが目に余るとのこと。こんな卑しい相手と関係を続けることなどできない! 兄に代わって私があなたをお支えしますとかいった、二人の世界を作っている。 いやむしろ誰かに暴力を振るうより先に、この人の方が今にも貧血で倒れそうなんですが。 挙句の果てに、侯爵家からの除籍手続きを既に行ったとまで言い放つのだから、あらかじめ仕込んでいたのが丸分かりだ。 王太子殿下などは彼に対して痛ましげな表情を向けているが、しかしそれでは駄目なのだと、とっさに彼女は思った。そんな顔をされてしまうと、まさしく自分に価値がないと言われるようなものだと、彼女は身を持って知っているのだ。 なので思わず、こう口にしていた。 「──あの、その……大変恐れ多くて申し訳ございませんが、こちらの殿方を私めがいただいてもよろしいでしょうか?」 と ――
ドアマットヒロインの令息版を見つけた転生令嬢(婚約破棄されたばかり)が、自分の前世知識はこのためにあったのか! とばかりに婚約を申し込み、健康で幸せな結婚生活目指して頑張りましょうね! と同居生活を始めてみたら、なんかやばい方向に覚醒させてしまう系。 書籍化・コミカライズ済ですが、本編はクライマックス間近のめっちゃ辛いところで2年近く更新が止まってます。どうも作者様が体調を崩されたとのことで、気長に先を待ちたいところです。 最初の方は、お約束な自己評価底辺だけど実は有能な令息が自信を取り戻していく話と思わせて、途中でいきなりどんでん返しが入ります。この令息、意外と強かで腹黒いぞww ってなって、ちょっと試し読みするだけのつもりが最新話まで一気してしまいました。 ヒロインは、とにかく前向きで有言実行タイプ。笑う門には福来る、鬱々と復讐するよりも自分達が幸せになるのが最優先。 「困難には隠れるではなく、手を握って共に断崖絶壁を登りきりましょう。そこで素敵な朝日を拝んで、一緒に幸せになりませんか?」が口説き文句のポジティブさんなのが安心できます。 それでいて無神経ではなく、傷つくことや努力を否定されることの辛さも知っているのだから、ほんとにエエ子ですわ。 ……まあ途中でちょっと不安になったり、あと長らくエタってる最新話付近で前世のトラウマえぐり回されてる真っ最中なのが辛いところですが。でもなんだかんだで乗り切ってくれると信じられる程度には強いです。 そして純情なヤンデレという、矛盾した感じに覚醒した未来の婿さまは……なんかもう属性盛り盛りです。 最初の頃は、それこそ気弱で働いてないと自分の価値を証明できない系に見せかけて、途中からは虐げられたままでいたのは自分ごと家族も破滅させようとする未必の故意があったことを認めたり、主役に対しても試し行為を繰り返していたことを明かしたり、主役に暴力振るおうとした元婚約者を思い切り嵌めてやったりしてます。 そして彼に加護を与えている精霊関係のマスコットキャラが登場したり、それによって主役が転生者だったことを暴露されたりと、どんどん互いに腹を割って話して行けるようになってからがまた楽しいです。チートキャラなのに、恋愛面とか情緒面で天然な所があるのもギャップ萌え。 ただ周囲の悪意がほんと辛い……その末路も辛い…… とりあえず主役達には幸せな未来が待っていることを信じて、更新再開を待ちたいです。 なお、マスコットキャラこと閣下は、ついデーモン閣下のお声で読んでしまいますww だって渋いイケボで一人称我輩で呼び名が閣下だったら、どうしたってそうなっちゃうじゃないですかww
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No.4627
(読書)
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| プロフィール |
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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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