とりかえ・ばや 9〜10巻
2026年01月18日(Sun)
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読書記録:
8巻ラストで、もはや完全オリジナルによるどきどき展開にどうなることかとはらはらしていたら、なんとかいったんは穏やかに収まったものの、噂が広がって流刑になる前に自ら官位返上と都落ちからの蟄居って、完全に源氏物語の明石・須磨の流れじゃないですかww しかし一度(政治的に)死んで2度目の人生をやり直すという流れは、沙羅が宇治で通ってきた道とも同じな訳で。良い感じに禊が過ぎることを願いつつ、また主上と沙羅のターンに戻った9巻目。 強引に召し上げることもできるだろうに、ちゃんと政治的なことや相手の意思、ペースを尊重して立ち回る主上は、やっぱりいい男ですわ。あと難聴鈍感ではなく、ちゃんと沙羅の一言一言を細かく聞き取って記憶しているのも好感度高いです。 そういえば最近は主上の髪型が、長い先端が冠の外に出ているとはいえ一応は高い位置で結われるようになってきて、少し違和感が薄れたりも(苦笑) あとフェードアウトするかに見えた石蕗も、なんとか(四の姫いわく少々)心を入れ替えて、改めて四の姫の婿になりましたね。四の姫も今回は自分の意志を通しましたし、このコミカライズでは吉野の宮の姫君たちが登場していないので、このまま落ち着いてくれると良いのですが。 そして式部卿宮が何やら暗躍を……もう完全に先が判らなくなってきて、ページを捲る手が止まりませんですよ(苦笑)
そして10巻では、8巻のバタバタで謹慎していた沙羅が宮中へ復帰。今度は東宮ではなく主上の尚侍に。 入れ替わりのさい吉野の宮に、お前達は男と女の双方の生き方を知る稀有な存在みたいに言われた通り、沙羅は本来の活発さを発揮して女性らしからぬ活躍をば。主上と二人きりになって密談しているさまを見た周囲が、いろいろ想像を膨らませて赤くなり、外堀が埋まりつつあるのは御愛嬌★ 原作古典と異なり、主上と女君がちゃんとそれなりに交流を持って、見た目だけじゃなく互いの人柄や考え方を知ったうえで絆を深めていくのが良い感じです。 ……主上もいろいろ強引ではありますけど、熱中症で倒れた沙羅に手を出した石蕗との器の違いが、今回の看病シーンでよりはっきりしましたしねえ。ほんと石蕗は(ry あと最初は東宮の尚侍という立場を踏み台として主上に入内したがっていた三の姫が、主上よりも女東宮への忠義に目覚めてくれて、そちらのほうにもちょっと安心しました。女東宮には心底幸せになってほしいので……<原作古典ではなんだかんだでけっこう気の毒なことに そして新東宮候補の弓弦親王や銀覚に関しては、もう完全オリジナルな二次創作ですね。弓弦親王自体は可愛らしいので、あまり不幸なことにはならないことを願いたいです。 式部卿宮も弓弦親王に父のようだと言われた時の反応がこれまでにない感じでしたし、こちら側についてくれないかなという期待が出てきたりとか。 なお、蟄居していた睡蓮の方は、なかなかワイルドなことになっていてびっくりww 確かにこれまでは沙羅の方が女だてらに肉体面の強さがあったけれど、ここで一気に追いつくんですね。これは納得と言うか、さすがの展開だと唸らせられました。このための蟄居展開だったのかあ(しみじみ)
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No.4616
(読書)
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| プロフィール |
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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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