よしなしことを、日々徒然に……
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 とりかえ・ばや 4〜5巻
2026年01月16日(Fri) 
読書記録:




四巻ラストで沙羅(女君)がついに妊娠を自覚。
懸念していた場面はうまいこと描かれていて、沙羅の方に落ち度はほぼなく、さらに宰相の中将こと石蕗のキャラ付けも沙羅の境遇に同情して涙したりする、いい面もある感じに描かれていました。
とはいえ、感心して次のページめくった途端にこれか(苦笑)というのが石蕗クォリティ……墓まで持っていくと断言した次のページでもう、発覚に繋がる行為に持って行ってどうするよ、しかも病人相手にと小一時間。
まあ、なんだかんだで四の姫と二人、「大好きな沙羅に愛されない同士」という連帯感が出たのは、四の姫にとってはせめてもの救いでしょうか。
そして男色の式部卿宮って、原作にいましたっけ?? ざ・ちぇんじにはいましたけど。
他にオリジナル展開といえば、まさかの空蝉オマージュww さらに突然の野分で御簾が上がっちゃって姿を垣間見るのは、紫の上と夕霧でしょうか。このあたりも源氏物語の知識入れてなかったら、判らなかっただろうなあとしみじみと。
そうそう、いまいち影の薄かった主上の出番が増え始めました。けっこう聡明な方っぽいキャラ付けなのは良い感じ。
ただこの方の髪型だけが、最初の頃から違和感なんですよねえ……特別感を出すためなんでしょうけど、この時代のやんごとなき男性が元服済なのに髷結わずに下ろしてるのって……え、異形? 鬼? とか思ってしまう、中途半端な平安脳です。そういう例ってあるんですかね??
そういう意味では僧形で、でも完全出家はしてなくて、中途半端な短髪の吉野の宮も同じなんですけれど、こちらはそれで天狗と重ねられたりちょっと不思議な力を持っていたりと、「異形(いなり)」としての特別感が出されているから普通に格好良く思えます。
ってか、女東宮も本来なら東宮とはなり得ない女性だしで、メインキャラのほとんどがどこかイレギュラーな存在であり、そんな中で普通の平安貴族である石蕗と四の姫が振り回されまくっていると思うと、それはそれでやっぱり気の毒……と思うには、あまりにも石蕗の所業がなあ……^^;;
まあ、当時の男性貴族としては、そこまで非常識な行動ではないのかもしれないと、あさきゆめみしの公達連中を見ていると思えなくもないのですがね。
っていうかこのコミカライズ、弟君の方はどうするんでしょうね……原作通りに行くと、こっちもこっちでいろいろとしっかり平安貴族男子になっちゃう訳ですし、少女漫画としてどうなんだろうそれは……(苦笑)

ともあれ五巻ではついに沙羅が失踪するのですが、石蕗に頼らず乳母に打ち明けて相談してくれてほっとしていたら、また石蕗め……いやまあこの部分を変えると、違う話になってしまうのかもしれませんけど!
そしてついに子供の父親が沙羅じゃないと発覚して、勘当された四の姫が可哀想過ぎる……
そんな中、このところ出番が少なかった、弟君のターン!
このコミカライズの女東宮は、普通に可愛く聡明で、皇族としての責任感も持っていると、素直に好感が持てる相手です。初々しい二人の両片思いは微笑ましく。とりあえず五巻はキスシーンで終わりましたけど、これはまさか次回朝チュン……?
No.4613 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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