よしなしことを、日々徒然に……
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 とりかえ・ばや 3巻
2026年01月15日(Thr) 
読書記録:


宰相の中将と四の姫の不義密通あれこれがメイン。ラストで宰相の中将に女だとバレた!? というところで以下続く。
四の姫の背景が膨らまされていて、宰相の中将との関係に感情移入できるようになっていました。
原典ではツンデレで、女君と褥を共にしなかったのは、本来は帝か東宮の后になるはずだったのに……というプライドからだったあたり、モデルは葵の上かな? という印象。
このコミカライズだと、やはり最初はそれで拒んでいたんですが、打ち解けるにつれ沙羅(女君)が女であるが故にいつまでも関係を持とうとしないことで、自分は愛されていないのではないかという不安を抱いていたところに付け込まれるという流れ。宰相の中将は宰相の中将で……うんまあ、良いところはあるんですよ。四の姫の顔の傷を「傷があっても気にしない」のではなく、まずその存在自体に気付かず、気付いたところで「それが何か?」と、まったく気に留めないで「美しい方」と本心から言える。目の前の女性に対しては真摯なんですよね……それが親友の妻って所が最悪なんですが(苦笑)
でもなあ……この物語の中で、四の姫は一番の被害者なんじゃないかなあ……沙羅達の事情に巻き込まれて、仮に宰相の中将のちょっかいがなかったとしても、将来的にはいつまでも関係を持てない、子供ができないという針の筵が待っている訳ですし。
「われは背の君(沙羅)と野分のごとく愛し合いたかった」という言葉が切なく。
……なのに宰相の中将はというと、沙羅への恋心を否定するためだったとか言っちゃうし……ほんと立場ないですね、四の姫……(−ー;)
それはそれとして、沙羅の父親の左大臣が、けっこう頼りになると言うか、ここぞというところでちゃんと父親として相談に乗ってくれるのがなんか良いです。相談した結果が役に立たなくても、沙羅がちゃんと愛されているのを見られるのは安心できると言うか。そもそもお父さん、一巻時点で衣装を取り替えた沙羅と睡蓮(男君)を、ちゃんと見分けてるんですもんね。肉親が理解者というのは、本当にありがたいと思います。
そして吉野の宮さまご登場。けっこうワイルドなイケオジでびっくりしましたww
ってか、この親子も今になってみると、宇治十帖の八の宮と大君と中の君がモデルっぽいなあとか思ったり。
No.4612 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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