よしなしことを、日々徒然に……
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 結界魔法しか使えない聖女はいらないと言われたから、賢者と一緒に魔界で暮らします
2025年06月05日(Thr) 
読書記録:
■結界魔法しか使えない聖女はいらないと言われたから、賢者と一緒に魔界で暮らします

魔界。それは冒険者の中でも、限られたごく一握りの優秀なパーティーしか足を踏み入れることを許されない、過酷な大陸である。人間たちが住まう大陸との間には結界が張られており、聖女の同行のもと事前に申請したうえで、冒険者ギルドの許可がなければ行くことができない場所なのだ。
そしてたとえ行けたとしても、瘴気が渦巻き、一体でも災害級と呼ばれるモンスターが跋扈し、長居することなどとてもできない。限られた時間で可能なだけの、わずかな資源を持ち帰るのがやっとのこと。それでも、それだけでそのパーティーは世界屈指と認められ、莫大な金銭と栄誉を手にすることができるのだった。
そして、一年間で七回もの魔界行きを行い、すべてを成功させるという突出した勇者パーティーが存在した。現在そのパーティーリーダーは、聖女を入れ替えようとしている。
「結界魔法しか使えない聖女はいらない。マーシア、俺達のパーティから出て行ってくれ」
「そうよね! 今絶好調のラーク様には、あたしみたいな聖女が相応しいんだから!」
マーシアは、幼い頃に聖女教会に拾われた孤児だった。聖女と言っても結界魔法しか使うことができず、傷を癒やしたりといった、その他の魔法は全く使うことができない。それ故にリーダーであるラークや戦士のグノムからはいつも馬鹿にされ、報酬を削られたり雑用を押し付けられていた。
あげくにこの仕打ちである。
唯一、マーシアを気遣ってくれていた賢者アルフが不在の時を見計らったように突きつけられた追放を、マーシアは黙って受け入れるしかできなかった。
それでもアレフに挨拶だけはしていこうと、彼の元を訪れると……話を聞いたアレフは意外なことを言い始めた。
「君の結界魔法があるから、ラーク達のパーティは冒険者として大成していた……もし君が抜ければ、奴等は間違いなく後悔するだろう」と。
そして勝手なことをするあのパーティーには愛想が尽きた。自分も抜けると宣言する。
「マーシアがよければだが――俺と魔界へ移住しないか?」
アレフの本業は後衛の賢者だが、退魔の武器を使って前衛として戦う、勇者の資格も持っている。聖女であるマーシアがいれば、二人だけで魔界へ行くことも可能なのだと勧誘してくる。
アレフは魔界について、様々なことをもっと深く知りたいらしい。いらないと言われた自分が役に立つのであればと了承するマーシアだったが……


現地主人公の追放から始まる、世界の謎解明と両片思いのもだもだ。完結済。
というか。読もう読もうとストックしていたら、いつの間にかサイトから消えてました。検索してもそれっぽいものが出てこないので、書籍化されてもいない模様?
追放もので、メンバーが追っかけてくるのではなくその場でついて来てくれるパターンはなかなか見ないように思います。
なお元パーティーのクズさ加減は、この手のものでもなかなかの度合い。そしてザマアもけっこうな度合い。
もともと自分たちが強いと錯覚した時点で増長していたせいもあるんですが、とにかく人望がなく、マーシアというブーストを失って任務を失敗した途端に、全方位から復讐を食らってます。
終盤は世界の謎を解き明かす流れに入りますが、ちょっと判りにくい部分もちらりほらり。特に時系列がですね……マーシアは赤子時点で何処かに封印でもされてたんですかね? あと母親は判ったけど、父親は?? とか、いろいろ謎が残っている部分もあったりとか。
No.4392 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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