百花宮のお掃除係〜転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。
2025年06月01日(Sun)
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読書記録: ■百花宮のお掃除係〜転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。〜619話 第二回雨妹相談会開始 https://ncode.syosetu.com/n4104ev/
辺境から売られてきた、新米掃除係の雨妹(ユイメイ)には、秘密が2つあった。 ひとつは前世で看護師長として働き、引退後は趣味に生き、子供や孫に囲まれ大往生した記憶を持つこと、そしてもうひとつは、父親が実はやんごとなき存在であるかもしれないということ。 後宮で絶大な権力を持つ皇太后に妃嬪であった彼女の母親は陥れられ、不義の子とされた雨妹ともども辺境に追放されたのだと言う。母はその後すぐに死亡し、7歳まで尼寺で育てられた彼女は尼僧らの噂話でそれらのことをうすうす察していた。 しかしそんなことはどうでもいい。畑は耕した分だけしか収穫できないのだ。ぎりぎり戦争経験者だった彼女は、そう割り切って貧しい村で前向きに日々を過ごしていた。しかし16歳になる頃、村長から言われたのである。 「のう雨妹、都に行きたくはないかね?」と。 要するに都の後宮で働く若い娘が集められており、この村からも一人は出さなければならない。そして身寄りのない彼女へと白羽の矢が立ったという話だ。村の娘を出したくないため、一人で暮らすよそ者を厄介払いしようという意図が透けて見える。 雨妹としては、後宮などというものには近寄りたくない。なにしろ母がいびられて追い出された場所なのだから。 しかし ―― 雨妹には、後宮に対する興味もあったのだ。 それは父の顔を見たいだとか、身の証を立てて皇族の仲間入りをしようとか、無実の罪を着せられた母や辛酸を嘗めた己の復讐をしたいとか、そういった理由ではなく。 彼女が前世で嵌り込んだ趣味、それが華流ドラマだったのだ。ファンイベントのため、友人と一緒に中国へ何度も旅行したものである。華流ドラマも、タイムスリップものや古代中国によく似た架空世界ものなど、様々なジャンルが派生していたが、まさかその際たる架空世界トリップを、自分が身をもって体験するとは思ってもいなかった。 いまこの話に乗れば、憧れの後宮人間ドラマの実物を、目の当たりにできる! そんな後宮ウォッチの機会を逃して、華流ファンと言えようか!! そう決意した雨妹は、後宮の片隅でひっそりと、下っ端掃除係として過ごすべく、都入りしたのだが。何故か会う相手、会う相手、ことごとくが訳ありかつ身分の高い存在。しかも人生経験豊富な元看護師としては、放置しておけない状況ばかりで ――
中華風架空世界の後宮をメイン舞台とした、曰くあり下女が様々な謎を解いたり、もつれていた人間関係を解きほぐしていく系。転生要素あり。書籍化・コミカライズ済・連載中。 去年のGW時にコミカライズが全話公開されていたのをきっかけに読み始めつつも、名前の読みなどが致命的に読み上げアプリと合わないため、漫画の進みに合わせてちまちまとつまみ読みしていたのですが。このGWに改めて続きが気になって、佳編(5章)終盤からやっと最新話まで追いつきました。とりあえず、ルビは初回を次回以降も使用する設定と、正規表現使える一括置換アプリありがとう(しみじみ) そして内容を一行で表すと、某薬屋の二番煎じかと思われるかもしれませんが、内容も雰囲気も全然違います。 こちらはなんというか、陰謀もドロドロもあるけれど、主人公の周辺はなんだかんだで優しい世界です。 あと主役が非公式とは言え公主という生まれなので、皇族関係とのラブコメもありません。まあ、偽宦官は登場しますが……最初は警戒心あったそのお人も、今ではすっかりいいコンビと言うか、いざという時の保護者と言うか。あと二人目の偽宦官に至ってはww もう草生えるしかないよ、あんた隠す気ないだろ(笑) 主役はとにかく元気いっぱいで前向きお人好し。一度は大往生しているお陰でちょいちょいお婆ちゃん目線にもなりますが、それ以上に食いしん坊キャラと、華流大好き野次馬キャラが前面に出ていてシリアスブレイカー。 まあ、看護師長の怒号は健在で、そういうところが父親(戦乱を収めた英雄)の血だとか言われてますが。違います、それはベテラン看護師の逆らっちゃいけないアレですww 転生キャラは他にも登場してきて、別に雨妹だけが特別な何かを背負っている訳ではない模様。 あと、コミカライズ読んでた時はえええ〜ってなった大偉さんが、後に意外と良い感じのキャラになったのが予想外でした。
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No.4386
(読書)
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| プロフィール |
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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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