よしなしことを、日々徒然に……
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 妹の婚約者である醜草騎士を押し付けられました。
2021年03月22日(Mon) 
読書記録:
■妹の婚約者である醜草騎士を押し付けられました。
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/958838052/563461747

元愛人の後妻と異母妹に好き勝手振る舞われ、気の弱い父親は娘にも領地にもほぼ無関心。
わずか十二歳の頃から、使用人達と力を合わせてなんとか領地を差配していたバラレンド侯爵の跡取り令嬢フレミアだったが、そんな姉へと異母妹ジュリーは高らかに提案した。
「やっぱりあんな醜い恐ろしい奴の元へ嫁ぐのは嫌よ! 代わりにお姉様が嫁げば良いわ!!」
彼女は『華の騎士』と異名を持つ美貌の青年アイロワニー伯爵令息ラウルに一目惚れし、侯爵家の権力でゴリ押しして婚約を取り付けていたのだ。
しかしつい先日、ラウルは外遊先で襲撃を受けた第一皇子を守り、顔に大怪我を負ったのだという。武器に毒が塗られていたせいで、顔の半分は無残に変色し、大きな傷跡が残ったうえ眼帯もしなければならなくなったのだと。
それまでラウルの美貌を讃えていた令嬢達は、手のひらを返すように陰口を叩いた。曰く、『醜草の騎士』と。ジュリーも例外ではなく、あれほど望んだ婚約者を悪し様に罵り、そうして姉に押し付けようというのだ。
自分が出ていけば、この領地を誰が差配するのか判っているのだろうか。
そう思いながらも、身を挺して皇子を守ったというラウルを行為を称賛していたフレミアは、婚約者を変更する顔合わせの席へ向かう。せめて直接自分の口で、立て続けの非礼を詫びたかったのだ ――

虐げられていた有能令嬢が、ワガママな異母妹の身代わりにされたら溺愛系。多少ゆるふわご都合主義でもハッピーエンド推奨だそうです。ほどほどの長さで完結済。
個人的に、ラウルとマブダチな第一皇子のイイ性格感が好きww
父親は……なんというか最大の被害者っぽく。祖父の代と、あと元愛人というか、父親の家庭教師だったという後妻が酷すぎる(汗)
幼少期からあんな育てられ方してたら、そりゃ気が弱いと言うか無気力にもなるよ……フレミアの母親である先妻が早逝しなければ、もっと別の未来もあったのではないかと。それでもなんだかんだで吹っ切れているようなので、そういう意味ではちょっとほっとしました。
No.2479 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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