「聖女など不要」と言われて怒った聖女が一週間祈ることをやめた結果→
2020年06月13日(Sat)
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読書記録: ■「聖女など不要」と言われて怒った聖女が一週間祈ることをやめた結果→ 〜7年前 https://www.alphapolis.co.jp/novel/367781406/115375416
魔物を生み出す魔窟を、その力によって封印し続ける。そのために代々の聖女達は、数百年にわたり代替わりを続けながら祈りを捧げてきた。しかし今や駆け出し冒険者でも、魔物などたやすく倒すことができる。巷では「聖女などもはや不要」「時代遅れの単なる偶像」「税金泥棒の悪徳聖職者」という意見が浸透しきっていた。 父国王が病床にあるなか、兄達を差し置き次の王座を狙うニック王子は、国民への人気取りを目論み、聖女へと告げる。 「キミ、聖女やめていいよ」 「いま、何とおっしゃいました?」 「この際だからはっきり言おう。君はただの税金泥棒だ。聖女というならわしを悪用して、自らを肥え太らせる ―― 醜い豚だ」 その言葉に、当代の聖女であるルイーゼはブチ切れた。 「わかりました。じゃあ一週間、何があっても祈りません」 彼女が出した条件は、一週間何も起きなければいさぎよく王宮を去り、聖女という制度を廃止する。しかし一週間で大きな災厄が訪れれば、聖女の力を疑った者は全員謝罪するというもの。 それを受けた王子は、わざと災厄を起こさないよう、一週間ルイーゼの身柄を拘束すると告げた。 かくして王子と聖女は、まったく同じことを考える。すなわち「一週間後が楽しみだ」と。 そうして反聖女派の監視役をつけられ、ろくな家具もない狭い部屋へと監禁されたルイーゼは、十三歳で聖女になってから七年間において、初めて日に一度も祈らなくていい生活を送り始めるのだが……
現地主人公もので、数話ごとに主人公(聖女)とその他の人物に視点が切り替わって進んでいます。連載中。 とりあえず王子はクソですが、正しい情報を与えられていなかったことによる情状酌量の余地は……いや自分の野心のために、人してやっちゃいけないことしまくってる段階で帳消しですね、うん。 そして最初は「ああ、はいはい。反聖女派の人達も主人公に接して傾倒していく、ありがちな展開だよねーー」とか思って読んでいたら、4日目<ミランダ視点>で一気にひっくり返されました。 ちょっとこれは予想できてなかった……っていうか、まだはっきりとした事情までは判明していないのですが、一言だけ叫ばせて下さい。
アーヴィングっっっ ・゜・(ノД`)・゜・
洗脳教育怖いと言うか、どんどん国の闇が明らかになっていっています。 最初は教会上層部が腐敗してるんだろう程度を予想していたんですけど、なんだかそれも違うっぽい……そしてこの展開だと、どうあってもルイーゼの未来に不安しかないんですが。 でもハッピーエンドタグがついているので、信じて読み続けようと思います(`・ω・´)
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No.2008
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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