よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 続・根元が自然なリング・オン・リング・オン・チェイン
2019年02月02日(Sat) 
昨日の記事の最後に追記していた、一番上のリングでもピコ繋ぎが可能なバージョンを、なんとか形にすることができました★



細かくはまた別記事でまとめようと思いますが、 2019/02/15 サイトの方でまとめページを公開しました。 要するに一番上に位置する Loop Tatted Ring ( Single Shuttle Split Ring の応用版)で、糸が解けてこないようリングの根元に回すアンカー糸を、リングに被せる以外の方法で固定……というか、糸が動く状態を残したまま、でも引っ張っても抜けていかない状態を保てれば良い訳です。

で、考えた末に思いついたのが、下側のリングを半分作った状態で休ませている、サブシャトルの存在。
そのサブシャトルをですね、LTR(SSSR)形式で仮閉じした上側のリングの、根元にある輪っかに通すのですよ。



どの糸がどの部分か実にややこしいので、とりあえず下のリングの輪を左手にかけ直してから作業すると、少しはましになるかと。
そして下のリングを作成しているサブシャトルを、本来アンカー糸として使用する輪っかに通したら、左手にかけている糸のうち、中指側の糸を引っ張って、先程シャトルを通した輪を縮めていきます。



↑残りわずかまで縮めた状態。
下のリングの芯糸(シャトルに繋がっている糸)がストッパーになるため、最後まで締めても上のLTRがほどけていく事はありません。

なので糸の輪が完全に見えなくなるまでしっかり締めてから、下のリングの後半をサブシャトルで作っていきます。



あとは普通のFR( Floating Ring )と同様、閉じ終えてからチェインの続きを作っていけばOK。



このやり方ならば、他の場所とピコ繋ぎをしていても、LTR(SSSR)をきちんと閉じることができます★
……ただしこれ、土台がリングの場合じゃないと使えない方法ですよね。
いえチェインが土台でもできなくはないけど、その場合は普通にFR使ったほうが楽ですし。
あと、見た目が地味な割に、かなり手間暇がかかると言うか、ぶっちゃけ 面 倒 ww

じゃあなんでこんなもの考えたのかって?

いえね、いま試行錯誤中の、蔓草模様のモチーフ。
あれ魔方陣化した時に、外縁にブラブラしがちなリングがちょこちょこ出てくるんですよ。
で、四隅に位置するリングなどは最初極小ピコだけにしておいて、魔方陣をもっと大きくしていくことにした場合は、進んだ先が合流する段階で改めてリングを足してやれば良いのかなって思いまして。

……でもよく考えたらあのデザイン、アズレージョさんと違ってちびリングが2つ突き合わせになってるから無理じゃん(−ー;)
しかもチェインのカーブの上側にあるリングだから、モックリングで重ねることもできやしねえ、と。

まあ以前から、チェインの上にモックリング作れないかなあと、ちらっと思ったりはしていたのが、急に必要性を感じてきた結果だったりする訳です。

ただしこのやり方だと、逆に二つのリングの間にピコ繋ぎできるほどの隙間を確保するのも難しいかなあとか(苦笑)

……いろいろままならぬものですわあ ┐(´〜`;)┌

ああでも、FR数個のためにシャトル2個仕様にしているデザインなら、シャトル1個+糸玉で作ることが可能になるというメリットはある、かも?<巻糸側のロスを減らせそう

まあ、そこらへんあたり、また別の部分で役に立てられたらなってことで。
それにこういうの考えていろいろ試してみる作業、やっぱり楽しいんですよねえ、ふふふふふww
No.1010 (創作 >> タティングレース)


 根元が自然なリング・オン・チェイン(シャトル1個で)
2019年02月02日(Sat) 
しつこいようですが、本日2つ目の記事です。1つ目の記事は こちら→
土台のリングまたはチェインのシャトル糸をアンカーにすることで、ピコ繋ぎをすることが可能になった Loop Tatted Ring ( Single Shuttle Split Ring の応用版)を使ったフローティングリング。
これをチェインの上で作ってみると、↓こうなりました。



……はい、ごくごくありきたりな、シャトルを2個使う基本的なモチーフです。
しかしこのモチーフを、シャトル1個で作れちゃうのが今回のポイント★



この通り、シャトル+糸玉で作成できているのですよ。
しかもモックリングを使用した際に見られる、チェインのカーブの崩れや、リング根元から覗いて見える芯糸の存在もありません。



……実はリングの根元に縦に一筋、ピコを繋いだ時のような糸が1本存在しているのですが……まあそれぐらいは(苦笑)

なお、いっしょに写っているゼムクリップは、こんなふうに使えます。



指だけで目を作るの(フィンガータティング)は難しい。でも空のシャトルを引っ掛けるのも面倒、もしくは空いてるシャトルが手元にないという時に、クリップを一個通すだけで、意外なほど楽にダブルステッチができるんですよね。

フィンガータティングと、それを使用したSSSRについては、例によってあーるさんが詳しく説明して下さっています。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース SSSR(3)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-588.html


このやり方でFRを作成するメリットは、使うシャトルの数が少なく、最後に残る半端糸も1本ですむこと。モックリングを使用するよりも、土台のチェインが自然に仕上がること。シャトルを2個にすれば、チェインの上にあるFRのさらに上に、もう一段FRを作成できること、あたりでしょうか。

逆にデメリットは、作業がけっこう面倒なこと。
これに尽きます(笑)
失敗した時にほどくのも……かなり厳しいと思います。

FRの二段重ねができること、そのFRが他の場所とピコ繋ぎできること以外は、ぶっちゃけ「糸とシャトル買い足せよ」で終わる話ですわww

ああでも、ひとまず思いついたことをひと通り検証できて、ようやく満足です(笑)
No.1011 (創作 >> タティングレース)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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