人殺しが神父さんに一目惚れ
2018年12月08日(Sat)
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読書記録: ピクシブからコミカライズされたらしいBLマンガ。 たまたま古本で見かけてめくってみたら、面白そうだったので手にとっちゃいました。 ……こういう本読んだの、久しぶりかもしれないww
タイトル通り、人が死んでいく時の、光を失っていく目を見たくて殺人を繰り返すぶっ壊れた高校生が、殺そうとした神父さんの綺麗な眼差しに一目惚れ。表情筋が壊滅している鉄面皮かつ天然ボケな神父さんと、初めてのときめきにワタワタする少年との、ドタバタラブコメ的な? 4コマの連続っぽく、1ページ1ページ落ちがついているギャグのターンと、徐々に人間性を取り戻していって苦悩する少年や、それを観察して楽しむ人の悪い情報屋さん、神父さんの親友で悪人面だけど超いい人な警察官との、シリアスシーンが入り混じりながら進んでいきます。とりあえず神父さんと少年の話はこの巻でおしまい。 続きに情報屋さんと警察官さんの話があるみたいです。悪人面の警察官さんが、もうめっちゃ良い人で……っっ《o(><)o》 単純に正義感があるとかそういうのじゃなくて、自分の信念は曲げないけれど、でも柔軟に話の判る人で、そして一度友人と認めた相手の為に懸命に心を砕く、実は涙もろい有能さんかつ自分のことには鈍感って……もう完璧じゃないですかww まあ、いろいろと突っ込みどころはあるのですが、どうもこの話、舞台が日本じゃないっぽいんですよね。キャラの名前は日本語なんですけど、書類に書かれてる住所とかが聞いたことないカタカナだし、お金や警官・神父服のデザインも明らかに現実とは異なる、それっぽい雰囲気のナニかなので。神父さんも別にキリスト教じゃないみたい。 だからファンタジーものとしてふわっと読むと、ご都合主義でもなんでもやっぱり幸せが読んでて心安らかになれるよね、という私の趣味に合致ってことで。
……しかし最近、少しずつ読み返しているせいでしょうか。黒いズルズル服着た背の高い鉄面皮の黒髪神父さんが、どうにも「翼の帰る処」の尚書卿に重なってしまうww もっとも尚書卿が神父さんの百万分の1でも体力があれば、あの物語ももっと違う結末だったんだろうなあ……(苦笑)
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No.882
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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