|
立体交差の魔方陣、中心部分の試作がひとまず納得できたので、いよいよ本番に着手しています。
#40としては少し太めのロワール・コットンで、ぎりぎりクロバーやみん100の大サイズシャトルが通る、そんな長さのロングチェイン。 お互いに絡み合う形にしているため、目数の割には強度があると言うか、持ち上げてもくたっとはならず、一枚布の形を保ってくれる予定なのですが……
そしてこのモチーフを量産していて、今さらながらに気がついたこと。 私はモチーフの境目などに、6p6サイズのミニリングをひとつだけ配置するのが好きだったりします(花冠〜とか、装飾タイル〜とか)。 しかしこれが外周側に位置してしまうと、ぶらぶらと不安定になってしまい、非常にうっとおしいのが気になりどころだったんです。
しかしそれ、よく考えなくても、実に単純な話でした。
最初は接続用の極小ピコ(vsp)だけ用意しておいて、ミニリングは後から作れば良かったんですよね(−ー;) いやなんか、基礎モチーフにはすべての要素を入れておかなきゃいけないような気がしてまして。 それとあそこらへんをデザインしていた当時は、チェイン上側に位置するフローティングリングを作りながら、同時にピコ繋ぎまでやっていたら、絶対チェインとの間に隙間ができてユルユルになると思ったんです……(懐)
そんな訳で今回は、ミニリングを後から作る進み順にしてみました。 これなら『ひっくり返』して基礎モチーフその2にした時にも、周囲へ不安定に飛び出さずにすむのではないかと。 アズレージョさんなんかもその方式を取れば、その1魔方陣でも外周がブラブラしないかなあとか。
……ちなみに試作中の現在、後からの方もうっかりピコにしてしまい、しばらく進んでから「あれミニリングがない!?」ってなって、泣く泣くほどくこと、すでに数回。 すっかり慣れちゃった手順を変えるって、難しいなあ……(遠い目)
|
No.1479
(創作 >> タティングレース)
|
|
|
|
|
Doraさんの丸いぐるぐる、なんとか縁編みを終えました。 両手×5を巻いて開始した最終モチーフ+縁編みは、両手×0.75強を残して終了。まあまあ良い読みだったのではないかと。
使い切るつもりだった2玉目のセリア#40(20g玉)は、隙間から芯とか巻き始めの糸端っぽいものが透けてきています。
……この状態からでも、まだ……次の区切りの4枚までなら、ぎりぎり行けた気もしなくはないのですが。でもまあそれは、結果論。 縁編みに消費する長さが読めない段階での冒険は、ご法度だったということで(苦笑) 現在、濡らしてアイロン半乾きまでかけた状態で乾燥中です。 さてでは、新しい魔方陣の試作に戻るとしますかね。
アズレージョさん8×8サイズも、終わりが見えてくるとなんだか進めるのがもったいなくなってきたなあ……ww
ところで最近作業BGMとして重宝しているものに、You Tube の朗読ジャンルがあったりします。 なんとはなしに検索してみたら、まあ出てくること出てくること。 ……中には著作権的にヤバ気なものも散見されましたが、とりあえず青空文庫にあるものなどをチョイス。
■野村胡堂 - YouTube https://www.youtube.com/playlist? list=PLCd6KNq__IVLSKnH0mWNrqfhi3RAu3ill
■岡本綺堂,『半七捕物帳』より,「唐人飴」朗読3/3完結 - YouTube https://www.youtube.com/watch? v=QgC7UsI6zw0&list=PLCd6KNq__IVIpsofIJJ6mZZuUkYJoFJO8
半七捕物帳の「唐人飴」は、3からじゃないと1〜2へのリンクがないので、とりあえず3をメモ。 野村胡堂の銭形平次「振袖源太」なども、検索すれば1話目出てきます。 穏やかな肉声で、ゆっくり読み上げられる小説というのもいいですね。
時代小説や古い翻案ものなどは、漢字の読みなどが特殊なことも多く、読み上げアプリではいくら単語登録しても聴けたものじゃなくて……黒岩涙香の巌窟王が、途中までしかUPされていないのが非常に残念です ・゜・(ノД`)・゜・
■アレクサンドル・デュマ原作,「モンテクリスト伯」,黒岩涙香訳,「巌窟王」,朗読4 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=-CGA_zSB9oA&t=203s
黒岩版「幽霊塔」とかも、読み返すにはちと長いし、さりとてアプリで機械的に読ませようとすると、しっちゃかめっちゃかになるんですよね……(しくしくしく)
■図書カード:幽霊塔|青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000179/card943.html
|
No.1477
(創作 >> タティングレース)
|
|
|
|
|
決定名称・「立体交差の魔方陣( Celtic Magic Square )」、実際にマジックスクエア(一筆書き)にするべく試行錯誤中です。
基礎モチーフを4枚繋げた段階で、写真をパソコンに取り込み、画像ソフトであれこれとシミュレーション。 ……こういう時こそ、ディスプレイが二つあると、画面が広く使えていいですよねえ(しみじみ)
でもって、大体の方向性が見えてきたところで、
いきなり全体を作るのは手間も時間もかかるので、中心部分だけを残り糸で試し結いです。 ……ってかやっぱり、重ね三つ葉がないだけで作業スピードがすごく上がる(^^;;
そして呼称を立体交差〜とつけてしまったがために、うっかりモチーフ移動部分にもケルティックな要素を入れ込もうとしたら、またも形を取りにくいロングチェインに(苦笑)
いやだってこれぐらいの長さがないと、Lサイズシャトルが間を通ってくれないんですもん……
さてこれで、うまく形になってくれると良いんですが。
そうそう、重ね三つ葉といえば、改めて調べ直してみたら、これインターロッキング・リング( Interlocking Ring )とかいう名称があって、SCMRで作るやり方とか、
■Tatting Lace in Grace: Picture Tutorial for Interlocking SCMRs http://hiskid66.blogspot.com/2013/04/picture-tutorial -for-interlocking-scmrs.html
前から後ろに1回だけ通し、前のリング全体を裏返して作る方法? とか、
■インターロッキング・リング Interlocking Ring に関する考察 | タティングレース 101 https://ameblo.jp/tating101/entry-11763724197.html
なんかもあるんですね。 で、残り糸で試し編みしてみたんですが、どうも私ではうまく形が取れず ・゜・(ノД`)・゜・
やはり自分で見つけた、自分なりのやり方で突き進もうと思います、ハイ。
昨日から一気に気温が下がり、今日の最高/最低気温は22/16度とか言う阿呆なことになっています(汗) 昨日の24.9/15.6度ですら寝る時に寒く、夜中喉の痛みを覚えて、念のために風邪薬を飲んだというのに……先週の土曜は31.8度だったことを考えると、本当に坂道を転がり落ちるような寒さでびっくりですわ。 体調を崩さないように気をつけなければ……
|
No.1476
(創作 >> タティングレース)
|
|
|
|
縁編み始めました
2019年09月20日(Fri)
|
|
|
Doraさんの丸いぐるぐるは、ようやく最後の一枚を繋ぎ終えて、そこから糸を切らずに続けて縁編みに入りました。
ダルマピンと導入糸が付いてる箇所から、外周をぐるっと一周していく流れです。 要はふさふさ出ているピコを、伏せ止めしていく感じ。
……モチーフを終えた段階で計測するのを忘れていましたが、この写真の段階(縁編みを一辺半ほど進んだところ)で、シャトルに残っているのは両手×2.75ほどでした。 もし途中で足りなくなった時の算出用に、とりあえずメモメモ。
こういう時にも、ボビンシャトルだとためらいなくがーっとほどいて、長さ測ってまた巻き直せるのが本当に便利です。 そう言えば前に萵苣さんが紹介しておられた、海外の大きめボビンシャトル(マグネット式でカチカチタイプ)。 シシカスさんにも入荷したようで、ちょっと気になる……これで先端がレース針じゃなくツノ付きだったら、買ってみたかも。
■Dreamlit Shuttle Emerald Green - あとりえシシカス http://shishicass.ocnk.net/product/2569
閑話休題。 縁編みの方は、試作時にちょっとお椀化しがちだったので、あまりきつく締めないように注意しつつ、チェインも目数をちょっと増やし気味でやっています。 うまく収まってくれると良いなあ。
|
No.1475
(創作 >> タティングレース)
|
|
|
|
|
藤戸禎子さんの「タッチングレース 華麗なクラシックレース」掲載、「12 ショール」用のモチーフ。 ひとまず第二試作が完成しました。
う、うーーーーん…… 一応、それなりの形になったとは思うんですよ。 デザインだって悪くない。複数枚繋げばきっと、私好みの密度のコントラストができる素敵デザインです。 前回、モチーフ繋ぎにするには外周のピコ位置が合っていなかったので、目数や接続箇所を調整した結果、これなら繋いでもなんとかなるかな? って程度にはピコ位置が一線に並んでもくれました。
しかしこれ……ぶっちゃけ作ってて楽しくなくて(−ー;) むしろ苦行でした……なんでや、前回、ダイソーのダークレッドで作った時は、ここまでじゃなかったのに(※写真右側)。 あと完成がすごく大きくなってるあたり、エルベレース糸とダイソー糸では、同じ#40でもここまで太さが違ったのかと、改めて驚き。 ……そりゃこの糸(エルベ)で Lucky Clover 作った時、やはり終盤は修行に近かったはずだと納得ですわ ┐(´〜`;)┌
消費糸長(エルベレース糸時)> 1段目 メインシャトル 両手×2.25・サブシャトル 両手×4強 2段目 メインシャトル 両手×1・サブシャトル 両手×4
一回り以上大きいせいか、ダイソー糸の時より消費が激しく、2段目は最後の方でちょっとだけ足りなくなり、無理やり糸を継ぎ足す羽目になって右往左往。 それも楽しくなかった一因ですかね…… あまり柔らかい糸だとロングチェインの形が取りにくいし(外周チェインとか34目ある)、大きめリングもありますから、しっかり系だけどそれなりに結びやすくてピコ割れしない糸……ミルフローラ40の白あたりで試してみようかしら。 ダイソー糸ならいっそパステルとかが(柔らかいけど)見た目可愛くなる、かも?
藤戸 禎子 日本ヴォーグ社 売り上げランキング: 291,825
|
No.1450
(創作 >> タティングレース)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
|
にほんブログ村
|
|