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仏壇用フェイク和菓子、前々から作りたかったものが、やっと形にできました!
その名も唐衣(からごろも)!
なんとなーく流していたテレビでたまたま、エリザベス女王が来日された際に提供された和菓子として、紹介されていたのですよ。
■【京都】エリザベス女王もびっくり?末富の小さな和菓子がかわいすぎる!|和樂web 美の国ニッポンをもっと知る! https://intojapanwaraku.com/rock/travel-rock/1850/
もうね、見た目美しく、命名も素晴らしく。 なによりフェルトで作ってくれと言わんばかりの、ごくシンプルでありながらも、洗練された奥深い造形! まさに平安装束の「唐衣」にも、五月の花「杜若(かきつばた)」にも見えてくる、ダブルミーニングが素晴らしい和菓子だと思ったのですよ。
「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ (在原業平)」
……小学生の頃、学校で勧められた小泉八雲の怪談を読んだ結果、クラスメイトの多くがトラウマ化した歌ですが(苦笑) 肝試しで賽銭箱盗ってくる話もそうですが、やらかした当人ではなく、何の罪もない子供に報いが行っちゃうのが、同じ年頃的にはめっちゃ怖かったんですよ……
ともあれ。 このお菓子って、あの歌を見事なまでに表現してると思うのです。
本当はもっと早く、すぐにでも着手したかったのですが……画像検索していろいろなバージョンを見た結果、やっぱりグラデーションは入れたい! という気持ちがおさえられず。 どうやって実現させようかと、いろいろ悩んでいるうちに日が過ぎてしまいまして。
結局、準備したのはダイソーのマーキングペン。水性インクのコージーカラー。
■マーキングペン(5本、コージーカラー) - 100均 通販 ダイソーネットストア【公式】 https://jp.daisonet.com/products/4549892198304
これと、同じくダイソーの大判フェルト・白(ポリエステル100%)を、7.5cm角の正方形に裁断したものを用意。 ビニールの上で、軽く湿らせたフェルトにマーキングペンで色を塗り、さらに濡らした指で軽く叩いては色をなじませるのを繰り返し。
ひっくり返して両面と、切断面も忘れずに着色したら、一晩しっかり乾燥させました。 そして中身のあんこ玉の方はと言うと、
先日母に教わった、「熱湯につけながら引き絞れば、フェルトが伸びてシワができにくい」を参考に、ちょっと小さめに切ったフェルトの中にビー玉を入れて、コップの熱湯に入れては伸ばしながら引き絞り。 熱いお湯が滲み出てくるので、タオルで包んで「熱っ、熱っ!?」ってなりながらやってましたww
ビー玉を仕込んだのは、きれいな丸にしたかったこともありますが、構造上かなり軽くなって、ちょっとした風でも転がってしまいそうなため、重さをつけるためという理由もあります。 で、両方が出来上がったら、組み合わせて……
ふふふ、なかなか良い感じに仕上がって満足です^^ 濡れている時はちょっと濃すぎたかと思った紫色も、乾いたらよさげな淡さになってくれましたし。 これ、薄黄色やピンクのフェルトに赤やオレンジで着色したら、椿の練り切りなんかも表情豊かに作れるんじゃないですかね(わっくわっく)
問題は、どこまで褪(変)色せずに保ってくれるかでしょうか。 母が作っていたあれこれも、実物はだいぶ黄ばんできていますからねえ……
あ、お尻〜腰にかけての痛みは、だいぶマシになってきています。今日は朝に1回バファリン飲んだだけで、たまに「痛い……」と思うぐらいですし。やっぱり打ち身だけなんだよ。大丈夫大丈夫。
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No.4340
(創作)
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| プロフィール |
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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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