よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 転生したようなので婚約破棄物をみんなで常識的に対処してもらおうとした結果〜おまけ集〜
2022年12月04日(Sun) 
読書記録:
■転生したようなので婚約破棄物をみんなで常識的に対処してもらおうとした結果〜おまけ集〜
 https://ncode.syosetu.com/n1312gc/

以前読んだ悪役令嬢婚約破棄の脇役転生系、一話完結のおまけ集が公開されていたので、読んでみました。
おまけのほうがはるかに長い(ほぼ文庫一冊レベル)というのがなんともはや(苦笑)
最初の方の、悪役令嬢の兄及び悪役令嬢視点は、会話とかがかなり本編とかぶっているので、一気に読むとちょっとくどいかもしれません。でもリーリア嬢がちゃんといろいろ『判った』うえで、あの選択をしたというのが語られていて、そういう意味ではすごく面白かったです。
あと活動報告で現地人だとされていた、お花畑ヒロイン視点もあったんですけど、そっち読んだら印象ががらっと変わったのも興味深く。
つまりこれって、最初に秩序を無視したあげく、ろくに責任も果たさず独りよがりに上辺のことだけやっていた父男爵が、諸悪の根源ってことなんじゃないですかね。彼女は平民のままで不満もなかったし、そのまま暮らしていれば何ら問題も起こさず普通に、むしろしっかり地に足つけた現実主義者として生きていけてたっぽいですし。駄目王子は……うーん、これで更生できると良いんですけどね。離婚が許されないヒロインちゃんのためにも。
あと、本編の感想で『主役が自分でお爺ちゃん感覚だと言ってる割に、一人称の文章が普通のあんちゃんなのがちょっと違和感』と書いていた主役の思考ですが、そこらへんは『本編その後』の部分でちゃんと回収されたし、安易に来世でも〜的な展開にいかなかったのも好感が持てました。
なんだかんだで現代日本人の感覚が抜けず、高位貴族としてはいささか甘い主人公と、それを全力でフォロー(ただし本人には気付かせない)する、本来なら悪役令嬢となる要素を持っていた愛が激重令嬢との、良い感じの今後が期待できる終わり方だったかと。
No.3386 (読書)

 この記事へのコメントは以下のフォームからどうぞ
Name
E-Mail
URL
  ※ https: で始まるURLは、書き込めないことがあります。お手数をおかけしますが、 http: と「s」の字を抜いて入れてみて下さい。
 
本文
2560文字まで

Pass

 
 この記事のトラックバックURL
https://plant.mints.ne.jp/sfs6_diary2018/sfs6_diary_tb.cgi/202212043386


No. PASS

<< 2022年12月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

サーチ :



にほんブログ村 ハンドメイドブログ タティングレースへ
にほんブログ村

 最新の記事
 転生したようなので婚約..

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  




Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41