失格王子の成り上がり冒険譚〜出来損ないはいらないと王家を追い出された俺、規格外の『器』で世界最強の冒険者になる〜
2022年11月23日(Wed)
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読書記録: ■失格王子の成り上がり冒険譚〜出来損ないはいらないと王家を追い出された俺、規格外の『器』で世界最強の冒険者になる〜 66 https://ncode.syosetu.com/n5645gj/
第三王子として生まれるも、さんざん出来損ないと呼ばれて育ったスレイ・グラマンド。 彼は幼い頃に家出して出会った冒険者の話で、『アウター』というものに憧れを持っていた。遺跡で発見された門をくぐることで行ける、こことは異なる世界。『魔法』という特殊な力を使う事ができ、モンスターと呼ばれる、この世界にはいない生物がおり。この世界では見られない、壮大な景色を見ることもできる、そんな場所。そこを旅する者が、冒険者なのだという。 己も冒険者になりたいと強く思ったスレイだったが、城に戻ると大騒ぎになっており、しかもアウターに行った者の八割がこの世界に戻ってこないということで、監視や教育はさらに厳しいものとなった。成長するにつれスレイも現実を知り、冒険者になるなど、王族として生まれた時点で無理だったのだと、諦めかけていた。 そんなある日のこと、彼は第一王子である兄に呼び出しを受けた。 「スレイ、貴様みたいな出来損ないは、グラマンド家にはいらない」 「わざわざ俺を罵倒するために呼んだんですか? そうとうストレスが溜まってんですかね」 「違う。昨日家臣たちと、出来損ないの貴様を今後どうするか話し合っていた。その結果、追放するべきだと結論が出た」 「は?」 父王の許可も取ってあると、書状が突きつけられた。確かにスレイを追放することに対して、賛同する内容が書かれている。 追放……つまり自分は、グラマンド家の人間ではなくなる。 それって、冒険者になってもいいってことか? そんなラッキーなことがあっていいのか!? 兄の行動には何かしらの政治的思惑があるのだろう。権力者が一番恐れるのは身内だとは、どこかで聞いたことがある。 ともあれ、もう自分が王族じゃなくなったということは理解した。ならばすることはひとつ! 実は間違いでしたと言われる前に、スレイは大急ぎで荷物をまとめ、遺跡のある町を目指して城を飛び出したのだった ――
書籍化・コミカライズ済、ダイジェスト化なしで1年以上更新なし。 コミカライズのほうが既にWEB版の内容を追い越しているっぽいので、今後の更新はなさそうですね……<書籍の後追い更新は、削除案件になるらしい 冒頭の展開はまあ、タイトル見れば分かる通りのお約束。スレイを出来損ないと蔑んでいたのは一部の人間で、実際には戦闘能力とかかなり高く、特に父王は『優秀だからこそ厳しく育てる』系の人だったのを、本人は知らずに第一王子は知っていたがゆえの追放劇で、文書偽造した第一王子は国王からばっちりザマアされてます。結果として王位が転がり込んできた第二王子は第二王子で、けっこう性格ひねくれてそうですが……でもなんかあらすじや第二章のラスト時点を読む限り、この人もあんまり良い目は見られないようですね。 念願の冒険者となりアウターに飛び込んだスレイは、しっかり冒険者満喫してます。残り物で組んだ凸凹パーティーが、徐々に噛み合って規格外になっていくのがお約束。 アウターの世界観は、基本的にRPG。人はそれぞれに『器』というものを2〜3個から多い者だと10個程度持っており、そこへ経験値的な『魂力』を溜めていくことができて、その量が多いほど身体能力が上がり魔法なども多く使えるようになる、と。器1個分の魂力があれば、死んでも生き返ることさえできる。ただし魂力は使えば消費するので、生き返っても弱体化してるし、モンスターを倒していかなければやはりどんどん弱くなっていくという感じ。 スレイはこの『器』が1個しかないといういわばクソ雑魚で、誰にもパーティを組んでもらえなかった訳ですが、実際にはその1個が膨大な容量を持っていて……という流れ。 WEB版最新話段階では、まだ容量がどれほどかまで判ってないです。残念。
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No.3371
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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