転生令嬢が国王陛下に溺愛されるたった一つのワケ
2022年07月01日(Fri)
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読書記録: ■転生令嬢が国王陛下に溺愛されるたった一つのワケ 〜第一章 https://ncode.syosetu.com/n0473gc/
王位継承争いで命を狙われた、若干七歳の第三王子。 そんな彼へと手を差し伸べたのは、ただの同情で自己満足。そして最後まで守り切ることすらできず、目の前で死にゆく姿を見せてしまった、救いようがないほどの愚かな行動。 だからこれは、贖罪なのだろうか。 女騎士であった前世の記憶を持つ、伯爵令嬢フローラ・ウェイベイア。かつての己が死んだ直後に同じ国へと生まれ変わった彼女は、十七歳を迎えた日に国王陛下の甥にあたる少年の花嫁候補として、パーティーへ参加することとなった。 しかしそこに姿を現したのは、国王陛下。24歳になった、かつての第三王子で。 誰をも信頼せず、側仕えも女官も置かないと噂の彼は、フローラへと目を留めると、いきなり問いかけてきた。 「 ―― お前は剣を振れるか」 「嗜み程度ではありますが」 生まれ変わってからも、剣に対する思いは残っており、ある程度の鍛錬は積んでいた。だからそう答えるしかなかった。貴族として国王陛下に対しては、模範的な対応だろう。 しかしその答えに返ってきたのは、 「そうか。ならお前、今日付で俺の女官をやれ」 という言葉で。 誰もそばに置かなかった国王が、いきなり初対面の令嬢を、しかも女官兼護衛騎士として抜擢する。それはとてつもなく面倒で、厄介な問題を次々と呼び込んでくるもので ――
同一世界内での転生モノ。書籍化・コミカライズ済、ダイジェスト化なしで連載中。とりあえず第一章まで読了。 女騎士だと見下され続けたせいで、己の実力をまったく無自覚な天才女騎士と、生まれ変わりをひと目で見抜いた、ちょっとヤンデレ気味な王様とのあれやこれや。 唯一を目の前で失った七歳の王子様は、もはや恋愛感情とかぶっちぎってて、今度はとにかくどんな形でも「一生そばに」と、執着しまくりです。 フローラの方は、庇護対象だったことかつ守りきれなかった負い目などが重なって、やはり恋愛感情は(少なくとも第一章段階では)皆無。 でも紛れもなく両翼って感じです。 十七年間、鍛錬しまくった王様はチートレベルで強いし、逆に生まれ変わってからは鍛錬不足だったフローラさんと、ちょうどバランスが取れてる感じです。二人で試合うのがすごく楽しそうで、良かったねえって気になりました。
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No.3184
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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