創造錬金術師は自由を謳歌する -故郷を追放されたら、魔王のお膝元で超絶効果のマジックアイテム作り放題になりました-
2021年09月19日(Sun)
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読書記録: 創造錬金術師は自由を謳歌する -故郷を追放されたら、魔王のお膝元で超絶効果のマジックアイテム作り放題になりました- 〜第156話 https://ncode.syosetu.com/n0597gj/
かつては異世界から勇者を召喚していた影響で、帝国には強さこそ正義! という風潮が存在していた。故に攻撃系スキルを持たずに生まれた公爵家の長子トール・リーガスは、家を継ぐどころかまともな人間としても扱われない。そこで彼は早くに家を出て、錬金術師として自活していた。しかしある日いきなり実家へ連れ戻されたと思いきや、隣国への人質になれと一方的に通告される。そして散々に罵られ、暴力を振るわれた挙げ句に馬車へと詰め込まれ、送り出された。 隣国とは、魔族と亜人の住まう、魔王領。数百年前、勇者との戦いに負けた者達が集まってできた国である。既に勇者召喚の儀式は失われ、帝国は魔族の逆襲を警戒している。そこで定期的に人質を送り込み、表面上は和平を結んでいるという形をとっているのだ。 人質とは名ばかりで、要するに死んでこいと言われたに等しいトールは、なんとか隙を見て逃げ出そうとしていた。しかし迎えに現れたエルフの少女とミノタウロスの戦士たちは、トールを「帝国からのお客人」と呼び、丁重に扱ってくれる。 役立たずとしか見なされなかった帝国とは雲泥の差で、トールの持つ錬金術スキルのことも、彼らは有用なものだと認めてくれた。 そして魔王領に入り森を歩くうちに、闇の魔力を吸収することで、そのスキルに変化が現れ……
現地主人公の追放系かつモノ造り系。ハーレム要素あり。書籍化、コミカライズ済。連載中。 かつて召喚されていた地球産勇者達の遺物「通販カタログ」を見て、その誇大広告をまるっと鵜呑み&異世界常識で解釈・再現した結果、とんでもアイテムをどんどん生み出していく流れです。 なお主役は職人気質で一切自重しないタイプ。カタログに対する異世界解釈っぷりがほんとに斬新でww あとハーレム要素ありなんですけど、もともと高位貴族なので、側室は常識という世界観。主役の感覚も……うーん、最初は難聴鈍感系かなと思ったんですけど、実はちゃんと判ってるのかも? という感じもしてきました。政略結婚が当たり前な貴族の感性で、形式だけでも婚約(あるいは予定)した段階で身内扱いにしてるのかなあと。そして身内や大事な人は、全力で守るとちゃんと公言してますし。 女性キャラ達もほぼ全員、それぞれの立場で主役をサポートしようとして、足の引っ張り合いとかはまったくなく、むしろタッグを組んでます。 あと魔王様と宰相様が、ちゃんと有能なのが良いですね……こういう上司がほしいです……(しみじみ)
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No.2759
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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