鹿賀丈史の金田一耕助
2021年03月26日(Fri)
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ポータブルプレイヤーを発掘してきたついでに、やはりアスペクト比が狂って録画されていて一度も視聴できずにいた、1981年制作の鹿賀丈史版「悪霊島」も視聴。
なんというか……不思議な雰囲気のドラマでした。 もともと悪霊島は、戦後二十年ぐらい経った、高度経済成長期が舞台。主要キャラの1人はヒッピーファッションですし、テープレコーダーとか出てきたりする、原作の中でも変わり種ではあるんですが。 このドラマでは、何故かビートルズをやけにモチーフに出してきていて、冒頭はかつての主要キャラがジョン・レノン暗殺(1980年12月)のニュースをテレビで見ながら、彼らが来日した1966年当時のことを思い返すという始まり方なところからして、まず不思議。 エピローグらへんでもビートルズの曲が字幕入りで流れつつ、主要キャラの述懐が入って、なんというか過ぎ去った青春みたいなのがテーマになってるのがすごく異色な感じでした。
他にも、巴御寮人にまで双児属性がついていたり、彼女に加えて大膳さんや吉太郎の末路まで違っていたので、なんというか……やりきれなさが足りない? 越智さんも、なんか妙に影が薄かったですし。 ……というかですね。 実は私の初・悪霊島は、たまいまきこさんのコミカライズなんですよ(苦笑)
これは吉太郎にかなり作画者さまの愛が注がれていて、彼と巴御寮人の関係や最期など、かなり切ない展開にアレンジされていました。それを最初に読んでしまっただけに、むしろ原作を読んだ時にいろいろびっくりしたぐらいでww ※JET版コミカライズも、そのあたりはかなり改変されています だから吉さんの扱いがあっけないと、なんだか物足りなくなってしまう私なのでした。 あとまあ……これはしょうがないことなんですが、今回も磯川警部のあれこれは省略されていましたし(´・ω・`) 八つ墓村の典子ばりになかったことにされますよね、悪霊島のメディアミックスにおける磯川警部のあれこれって……おかげでいつも、五郎君がなんで関わり合いになったか判らない謎の人に……
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No.2487
(映像)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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