よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 障子張り替え下準備と加藤金田一
2019年12月22日(Sun) 
本日2つ目の記事。

午前中のうちに、昨日放送された加藤シゲアキ版「悪魔の手毬唄」を見始めたら、途中で母が和室の障子の貼り替えをする! とか言い出しまして。
いや確かにお天気はほどほどで、寒さもそこまでではない週末だから、やるには向いている日かもしれないけれども!
でももう何年も放置してたのに、なんで日常生活も危ういレベルで背骨を痛めているいまこの時期に、そんなこと言いだすんですかアナタは(−ー;) <ここ数ヶ月、安静にしてなきゃといくら言っても動き回り、またベッドへ逆戻りを繰り返している

そして長兄は今日も昼から仕事だったので、基本人員は次兄と私のみでした。
いや長兄は障子全部外して縁側まで出してくれただけで、充分ありがたかったですけど!<父は居間でずっとテレビ見てた
そして母はなんだかんだで出張ってきて、寒空の下で作業に手ぇ出してました……また背中悪化させてたらどうしよう。年末の時期は病院も休みになるってのに(汗)

で、もって。
外してもらった障子を庭に運んで、ホースで水かけながら障子紙剥がして、さらに水かけながら棒タワシとプラスチックスプーンで糊や埃や紙の切れ端をこそげ落とし。そしてタオルで水気を拭き取ること……はたして何セットだったか(遠い目)



もうね、阿呆かと<後ろに隠れている欄間用の小さいのだけで、軽く10枚以上ある
これでも他家から見えない&年末年始にお客様が入らないだろう部屋の何枚かは、勘弁してもらったんですよ。なまじ何年も放置していたぶん、紙は劣化し糊は固まり、もうこすってもこすっても取れないわ、寒い曇天の屋外で、拭いても拭いても雫が落ちるわ……

なんでこれを真冬の年末に、しかも一度にやろうとするんだ母よ。
せめて水仕事が苦にならない、夏のお盆休みにして下さい頼むから。

……そして年明けまでに、まだこれに障子紙貼る作業があるのかと思うと、ちょっと気が遠く。

ってか、数日中には窓掃除もやらされそうなんですけど。

ううう、腰と太ももが痛い……風呂掃除ついでにシャワー浴びても、まだ寒い……・゜・(ノД`)・゜・


で、それらもろもろが終わって、夕方ようやく視聴できた加藤シゲアキの「悪魔の手毬唄」は、去年の「犬神家の一族」があまりにも微妙だったので、正直まったく期待していませんでした(苦笑)
なので例によって手を動かしつつの「ながら見」をしていたのですが……今回はまあ……うん。

なんと言うか、壮大な同人作品を見た気持ちでいっぱいです。ある意味正しいメディアミックス?
これ単体として見るならば、そこまでひどくはなかったかな、と。
まあ、お庄屋さんが普通の凡百な悪人になってるとか、サンショウウオどこ行ったとか、閉鎖的な村の中でドロドロに煮詰められた人間関係もざっくりカットされてるとか、犯人が自分の口でいろいろ語りすぎてるとか、恩田も一人に対してだけは本気になってたという部分が削られていたり復讐がどうのとか言い出して判りやすい悪人に(ry とか、そこらへんで犯人の動機も微妙に薄っぺらくなってるとか、そもそもなんで現場を手毬唄になぞらえてたのかも説明がないし、大空ゆかりが洋服じゃなく和服の喪服着てたせいで里子が殺された時に服を剥がれていない = 推理の飛躍がとかとか……まあ、いろいろ突っ込みどころは多かったのですが。

磯川さんがすべてを持っていってくれましたww

元々この話は、金田一さんの名相方たる磯川さんの、ほのかな恋心が切ない余韻を残してくれるのです。でもメディアミックスでは削られがちなそのあたり。今回はそこを思い切り膨らませてあって、終盤はむしろそっちがメインじゃね? ぐらいの怒涛の勢いでした。
そもそも、おそらく今までで一番多く金田一耕助を演じたんじゃないかという、古谷一行が磯川さんだってあたりで、一気にテンションがUP↑<お釜帽かぶって「これこれ、懐かしいなあ」とかファンサービスもバッチリ入ってるし(笑)
で、犯人が今になって犯行を再開した動機のひとつが、巡り巡って磯川さんの恋心が発端ってことになっていたり、犯人の自殺を磯川さんが黙認したりとかね、ファンとしてはくすぐられるかなって。
もともと私は金田一さん、同情できる犯人の時は自殺を見逃してるという解釈派ですし、それが磯川さんにスライドしても、それはそれでですね、ふふふふふ。

ただ現役警察官がそれやっちゃうと、さすがにまずいんじゃ……と思っていたら、ラストはまさかの展開ww さらには手毬唄オリジナル4番ってww
で、今後も加藤金田一さんの相方は、生瀬勝久さん演じる地元刑事ってことなんでしょうか。
まあさすがに毎回古谷一行を登場させると、存在感がありすぎそうではありますがね(苦笑)

ともあれ、まあまあそれなりに楽しめました。
個人的に手毬唄のメロディーは古谷一行版で脳内固定されちゃってるんですけど、稲垣版もそこそこ面白かった記憶が。原作読み返すのはさすがにちと骨ですが、長尾文子さんのコミカライズなら、原作に一番近くて読み返すのも楽かな……?


そして夜には羽生さん目当てで、全日本スケートを流し見していたのですが。
田中刑事さん、けっこう好みの衣装だと思ったら、曲がガイリチ版シャーロック・ホームズってそれ反則だろうww
もうイントロが流れた瞬間一気にテンション上がって、かぶりつきで見ちゃったじゃないですか(苦笑)
だってガイリチ版ホームズ、異色は異色だけど、なんかすっごい好きなんですもんよ……
No.1696 (映像)

 
 この記事へのコメント
 
ちなつとも  2019/12/23/09:25:37
犬神家は正直もうお腹いっぱいなので見ないですが。
悪魔の手毬唄は好きなので。
ってか、初めてまともに見た金田一が古谷一行版のこれっしたよ。おもひでのひとしな。

金田一さん若くねぇ? と思いつつ見てたらば、えー、生瀬さん出てるんだ、ってかまんまトリックの矢部じゃねぇ? 陰惨な話のはずなのに笑える……
原作はほぼ忘れてるので、お庄屋さんってこんなだっけ?? と思う以外は楽しく見たですよ。久々金田一よかよか。
次はあんまりコミカライズも映像化もされてないやつを所望するですよ。
 
No.1699
 
神崎真  2019/12/23/22:05:26
ばんわー
犬神家は、正直言うと原作も微妙(※個人的好み)なんだよな。
……でも稲垣版も第一弾は犬神家だったし、やっぱり金田一と言えば世間的には犬神家なんだろうか?

悪魔の手毬唄は、古谷版の内容、実はあんまり覚えてないのよ。ただ手毬唄のメロディは脳味噌に焼き付いてるから、それなりにインパクトあったんだろうなとは思う。父の録画ストックにあるかな……?
そして私は、初めてまともに見たおもひでの金田一が、きみと一緒に見た古谷版「悪魔が来りて笛を吹く」だったわww 当時学校帰りにうちに来て、ビデオテープで見たの、覚えてるかい?

お庄屋さんは、なんというかもっと遊び心があって、時に愛らしさを感じさせる部分もある粋人(ただし価値基準がちょっと特殊)というイメージだったから、いかにもテンプレな悪人化されてたのが残念だったなと思ったよ。
でもまあ、稲垣版と同じく一作目よりはだいぶ面白く仕上がってたし、加藤版も今後に期待できるかも?
コミカライズも映像化もされていない、おもしろ原作か……尺を考えると長編を無理に収めるよりも、短編原作で丁寧にエピソードを拾ってほしいところだねえ。
 
No.1701

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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