よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 ワークショップのキット準備
2019年07月11日(Thr) 
私と母がかつて所属していた団体で、毎年恒例のワークショップ企画に今年も参加することになったのだそうで。
今回のメニューは、タオルとフェルトで作る、お寿司セット。



母が在籍当時に考案したもので、今でも時おりこうやって、ワークショップや子供達との合宿で作成したり、あるいはよその団体との交流時に、手土産として持って行ったりしているものです。

で、もって。
ワークショップというからには、キットが必要な訳です。
材料をだいたいのサイズに切ったり数を揃えたりして、1セット分ずつ袋詰めしておかねばならぬ訳です。

……そして準備を担当している現役スタッフさんが、なんかものすごい疲れた様子で、母に完成見本の準備やら材料調達の相談に来られたそうで。
そんなこんなで……



お手伝いすることになりましたww
とりあえず私と母とで、完成したお寿司を乗っけるお皿部分の用意です。

ええ、そんなに難しいことではありません。
要はダンボールを指定のサイズに切り分けたら……



百均で買ったロール和紙で包んで、角に同じく百均の千代紙をあしらい、ボンド塗って折り込んだ裏側の部分は、障子紙を切ったものでカバーすればOK★<奥と手前に写ってる開いた小冊子は、ボンド塗る時の下敷きです<汚れてきたらページめくればいいので交換が楽



ほーら、和っぽいテイストのお皿っぽく見えませんか?
千代紙の境目部分に定規を当てて、軽く折り上げてやると、さらに雰囲気が出たりするのでお好みで♪

個人的には、植物が漉き込まれた和紙が一番それっぽくて好みです。でもこの和紙、ダイソーではもう廃盤になったらしいですね(´・ω・`)
途中で足りなくなったので買いに行ったら、お店の人に廃盤を告げられて、いつぞやのパステルレース糸のことを思い出しました。

 いつまでも あると思うな お気に入りの百均商品(字余り)

で、まあそんなこんなありつつも、
どうにかありあわせをかき集めて、完成させましたとも。



 63枚!

ふふふふふ、壮 観 ★
ボンドを乾燥させるため、和室のテーブルにびっちり並べてみたら、乗り切らなかったッスwww
あった和紙を片っ端から使ったことで、バリエーション豊かになったのも結果オーライ♪
やー、こうして見ると達成感半端ないですね、ふふふふふふ……www

そして………えー、以下はちょっと毒を吐いてますので、記事を畳む&要スクロールで。

































…………いえね、確かにこれ、ひとつひとつは作るのそんなに難しくないですよ?
こういう作業はけして嫌いではありませんし、楽しんだだろうと言われればその通りだと答えますよ?

でもね、60枚超ですよ?
ダンボールと和紙と千代紙と障子紙を、それぞれ60枚、サイズ計って切って、一枚一枚位置を合わせてシワが寄らないよう、注意しつつボンドで貼り合わせる。
その作業にどれだけの手間暇が必要か……ハンドメイドされる方なら、だいたい想像がつきますよね?

これを、たった一人の ―― しかも六十代の女性に押し付けた他のスタッフ達に、ちょっと物申したくなるのは私だけですか?
ちなみにそのかたは今頃、一人でせっせとタオルとフェルトと芯に使う画用紙を切り分けておられるはずです。添える醤油さしの裏側に、カッターで切れ目を入れる作業もあるはず。
そして、完成したこの63皿を近日中に受け取りに来て、各パーツの数をチェックしながら、ひとつひとつ袋詰め作業に入るのです。

……いやね、むしろその作業は、当日ワークショップを担当する子供達(中高生含む)にやらせるべきだろう?
っていうかね、当日ワークショップに付き添う大人が、なんで一人も手伝ってないのかと。

答え:
 他の大人はプライベートが忙しくて、それどころじゃないんです。
 子供達にこんな作業、できる訳ないじゃないですか!

ならなんで、今年もワークショップやろうと思った!?

実は以前にも、まったく同じ趣旨の記事を書いたことがあるんですけどね……

■下準備があるのですよ|覚え書き
 http://plant.mints.ne.jp/sfs6_diary/sfs6_diary.cgi?
action=article&year=2016&month=04&day=09&mynum=7511

ワークショップには、地道な下準備が必要なのです……もちろん、参加されるお客様は、そんなこと気にせず存分にお楽しみいただきたいのですけれど。
でもね、キットの準備も会場の手配も全部他の人に丸投げして、当日だけいそいそとやってきて、子供達と一緒にお客様出迎えて、遊び半分で一緒に作成だけして「自分はワークショップを開催した!」とキャッキャウフフしてるスタッフさん達よ……その下準備にどれだけの手間暇がかかっているのか、少しは理解しておいてほしい……っていうか、その下準備ができるようになるよう、自分と子供達を育て上げるのがスタッフの役目ってものだと切に自覚して欲しい……

あ、ちなみに私も母も、報酬はいっさい受け取ってません。
だってガールスカウトってボランティア活動ですからね?
いちおう材料費は領収書切ってますけど、ボンドとか足りなかった一部の紙とかは持ち出しですし、使った工具とかもうちの自前のものです。

……これがしんどいから私は何年も前に辞めたし、母もさすがに寄る年波がと後進に託して引退したはずなのに……なんで今でも裏方の手伝いやらされてんでしょうね……(遠い目)<唯一まともなその六十代のかたが、お気の毒すぎてもう ・゜・(ノД`)・゜・
No.1344 (創作)

 
 この記事へのコメント
 
ちなつとも  2019/07/11/23:18:48
お疲れさんでごんす。

ってか、その最後の砦の方が辞めたら、もうワークショップなんて開催できないのでは……?

開催、できないのでは??

あ、一式外注すればいけますな!!
金で解決、やったねすっきり(°▽°)
 
No.1345
 
神崎真  2019/07/11/23:39:34
おうッス。
……いやもう、ちょっと否定できんぐらい疲れたよ、ははははは(遠い目)
けして嫌いな作業じゃないんだけど、それとこれとは話が違うっつーかな……

> その最後の砦の方が辞めたら、もうワークショップなんて開催できないのでは

うん、その通りだ。
だがな、よく考えてみてくれ。
うちの母はもう辞めてるんだ。私だって、とっくの昔に辞めてるんだ。
……じゃあその人が辞めた時に、普通に縁が切れると思うか……?

そもそも、団の存続自体が既に怪しいのを、なんやかやで強引に続けてるような状態らしい。
母も最後の砦の人も、「後はもう知らん。好きにすれば良い」とか言いながら、なんだかんだで手伝っちゃうからなあ(ため息)
私? 母の命令には逆らえんよ……辞めるっていくら主張しても、登録消してもらえるまでに何年かかったことか……
 
No.1346
 
猫欧州  2019/07/12/22:54:45
63枚?

なんで、そんな大変なこと引き受けちゃうの。
簡単な作業には見えませんよ!
段ボール切るのって力仕事じゃないですかあああ!
もう神崎さんもお母様も人がいいなあ〜とか思ってしまったら。
最後の砦の人自身も、とんでもない状態!!!
なんで、一人に押し付けるんでしょう。
当日、うまくワークショップさばけるんでしょうかね〜。
人の時間平気で奪う人って、本当に近づきたくないー。
 
No.1347
 
神崎真  2019/07/13/02:07:49
猫欧州さん、こんばんは!
あははははは……猫欧州さんなら、「昔のよしみでそれぐらい快く手伝ってあげなよ〜〜」とか言わないでくれると思ってました…… ・゜・(ノД`)・゜・

っていうかですね……母がまだ現役時代、ワークショップの現場でキットが足りなくなって、急遽その場で材料調達 → 他の大人達にも手伝ってもらって準備しようとしたら……切り分けるサイズ間違える&斜めに切るのコンボで材料全部駄目にしたことがあったそうで……自分達には無理です〜〜 (。・ ω<)ゞ って状態だった、と。
そこらへんもあって、母も最後の砦の人が気の毒で見てられない、って手伝っちゃうんですわ。

……人に向き、不向きがあるってのは判ってます。
私が接客とかそこらへんが駄目なように、ハンドメイドが致命的にできない人が多数いらっしゃるのも判ってますよ。それが悪いとは言ってません。適材適所って大事。
でもね、だったらそれほとんど引き受けてた母が引退した段階で、ハンドメイド系を活動内容から外して、何か他の自分達だけでできるものに差し替えろよと思っても……罪じゃないと思うんです……( T _ T ) <母も引退、年単位で引き伸ばさせられてたから、考える時間は充分あったはず
 
No.1348
 
タカコ  2019/07/13/21:08:44 [HOME]
ワークショップでの材料の準備が無ければ、進まないのは理解できますが、
私の中では材料の切り分けまでだと思う。
その準備は開催される団体がすべきことで、出来なければ外注に出す。当然対価は支払うべきでしょう。
無償でお願いなんて、虫が良すぎますよ。

って、皆さんと同じことを重複することになるので、

私もですが、友人は言います。
作りたいって思って作るのは楽しい。誰かに差し上げたいと思って作るのは楽しいけど、
依頼されるのは気持ちの負担になるって、

そして、60代の女性は、子育ても終わって介護も無かったら、ひまでしょう。
なんて思われてるのかも
でもね、ようやく自分の時間が持てたのよ。介護生活がやってくるかもしれない
その狭間の時間かもしれない。貴重なのよ。
って、ただ今、施設に入ってはいるけど、母の介護中(面会に行く、必需品の補充その他でけっこう通います)の60代の女性からの声。(*´艸`*)

 
No.1349
 
タカコ  2019/07/13/21:10:16 [HOME]
興奮して、言い忘れました。アレンジが先行してた 飾り格子のモチーフを作ってみました。
 
No.1350
 
神崎真  2019/07/13/23:19:26
タカコ様もこんばんはです。そしてありがとうございます ・゜・(ノД`)・゜・

> 私の中では材料の切り分けまでだと思う

……ええ、そもそもこの皿自体、キットの段階で紙で包むところまでやってある事が、もう間違いだと思うんですよ(遠い目)
何のためのワークショップやねんと<そこまでお客様にしてもらったら、拘束時間が長くなりすぎる、だそうです
っていうか「人数も少ないし、一回の活動時間も短いのに、子供達にこんな準備やり切れる訳ないじゃないですか?」とか現役スタッフさん達言ってるそうですが……それぐらい複数回かけるか持ち帰ってやらせろよと。あと自分(スタッフ)達でやれや。そして材料切り間違えたら、何度でもやり直せ、と。

かつての私は、同年代が自分しかいない状況で、中高生の頃から大人に混じってこの下準備に参加したそのうえで、当日にも「あなた若いんだから!」って言われて、現場を駆け回らされてたんだからさあ(ヤサグレ)

> 60代の女性は、子育ても終わって介護も無かったら、ひまでしょう。
> なんて思われてるのかも

……いやもう、正にそれです。
親を看取り終えた主婦(母と最後の砦の人)なんて、時間はいくらでもあるでしょ? っていう感じです。
ってか、うちが寝たきりだった亡き祖母を自宅で介護してた頃は、「ああ、大変でしょうからお母様は当日出席しなくて良いですよ! 家でできる下準備ほど、よろしくお願いしますね★」状態でした(−ー;)
あ、祖母は二年ほど施設にも入っていたので、面会とか洗濯物の回収とか必需品の補充とか、どれだけ負担だろうとお察し致します……

> 作りたいって思って作るのは楽しい。誰かに差し上げたいと思って作るのは楽しいけど、
> 依頼されるのは気持ちの負担になる

ほんっと、それですよねぇぇぇぇええええっっっ ・゜・(ノД`)・゜・
 
No.1352

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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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