使い魔さんは危ない人でした!
2018年07月23日(Mon)
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読書記録: ■使い魔さんは危ない人でした! 〜七十二話 https://www.alphapolis.co.jp/novel/759366132/232154527
西暦二千百年。その自由度の高さから人気を集めるVRMMO『リベラルファンタジア』において、自他ともに廃プレイヤーとして認められる存在がいた。 クラス侍のゼクト。刀と符術を駆使して戦う彼は、そのプレイ時間と惜しまぬ課金と、何よりプレイヤースキルによって、常軌を逸した強さを誇っていた。基本、使い魔二人とともにソロプレイを行っているが、稀に大型クエストなどに参加すると、「ゼクトさんキターーー!!」と大歓迎されるほどである。 そんな彼が、二ヶ月もかけてレアアイテムを入手した直後 ―― ホームへと帰還しようとした時に、それは起こった。一瞬のノイズと共に転送された見知らぬ場所で、目の前にいたのは蒼銀の髪の美少女。周囲では同じような年頃の少年少女達が、様々なモンスターと戯れている。 「えっと……貴方が使い魔でよろしいんですか?」 「なんのこってすか?」 なんでもそこは異世界にある王立学院で、魔法の授業中に使い魔召喚を行った結果……ゼクトが呼び出されてしまったらしい。しかもすでに契約は完了しており、ゼクトは彼女 ―― リリア・グラッツェ・ヴィスコールに絶対服従せねばならない状態にあるのだと。 契約の解除も送還の方法もなく、また一人の人間が契約できる使い魔は1匹だけで、やり直しは効かない。そして、人間が使い魔として召喚されたのは前代未聞だという。 涙目になっているリリアの前で、ゼクトは考える。 使い魔の役目は基本的に、主人が魔法を使う際の護衛や補助と言った手伝いをすることらしい。それに彼女は無茶な命令はしないと言っている。 ……戦う執事みたいなものと思っておけば良いのか? しかし絶対服従か……この美人さんに絶対服従……? 良いかもしれない。 かくして、史上レベル最高の存在が七十八である世界に召喚された、現レベル二百五十五(ゲームシステム上カンスト)のサムライは、没落貴族の少女を主人と定める。 「主の命により参上しました。なんなりとご用命を」 燕尾服をその身にまとい(人前では)礼儀を尽くす彼は、人が良くどこか抜けたところのある少女を時に守り、時にイジり倒しつつ、新たな世界での生活を楽しみ始める ――
使い魔として召喚された世界で、好き勝手に無双しまくる系。連載中。 廃課金や異常に長いプレイ時間、そして高すぎるプレイヤースキルについては、ちゃんとそれなりの事情があって、早いうちに語られています。本人が特に葛藤や元世界への未練もなく、異世界であっさり生き物(人間含む)殺したり、執事プレイを楽しめる理由も以下同文。 本人さらっと語ってますが、その過去があるために『善良な主人』であるリリアの存在に救われているのは確か。もし彼を召喚したのがもっと別の存在だったら、冗談抜きで世界の危機になっていたような感じです<絶対服従の盲点をつくことなど容易くやってのける ただ話が進むにつれて、リリアさんがヤンデレ化傾向にある気がww ゼクトさんいろいろ影響与え過ぎだよ(苦笑) なお、ゼクトさんの使い魔二人は、やはりレベルカンストな絶対強者のヤンデレ女子で、ゼクトさん至上主義。あとリリアさんの姉妹達もゼクトさん狙いだったりするので、苦手な方は要注意です。 まあ、ゼクトさんはリリア以外はあくまで『家族』という認識っぽいですけど。そしてリリアさんとも、なんだかんだで実際にはほとんど進展ないんですけど。 ……ゼクトさん、口ではいろいろ言うけど、本命にはなかなか手を出せないタイプなんじゃ? 「やや(?)変態」タグ付いてますし、ネタとしては紳士的なあれこれがぶっこまれてるんですがね。苦手な方は(ry
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No.544
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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