絶対に死ぬ悪役貴族に転生した俺は、家族を守るために統治と子育てをやり直す
2025年09月23日(Tue)
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読書記録: ■絶対に死ぬ悪役貴族に転生した俺は、家族を守るために統治と子育てをやり直す〜16話 https://kakuyomu.jp/works/16818792438624504810
お気に入りのファンタジーゲーム「アナザー・クロニクル」のコミカライズを読みながら寝落ちしたら、何故かゲーム内の辺境伯に憑依転生した成人男性。 ゲーム中盤で病死するそのキャラ「レイフォード」は、悪役ではあったが彼のお気に入りでもあった。両親を早く亡くしたことで妻や子供達とうまく接することができず、しかもその時のトラウマが原因で魔力が扱えない結果、凄腕の剣士でありながら子供でも自力で治せる魔力停滞症を発症。二十代の若さで死亡してしまうのだ。そして残された家族達はゲーム内で悪役令嬢や敵役として断罪されてゆく。 (もしレイフォードが病死しなかったら、綺麗な嫁さんも死ななかったんだろうなあ。俺がレイフォードなら、もっと、嫁さんのイリステラや、息子のセリオン、娘のエレーナを大事にして……)などと考えていて、気がついた時には、まさに病の床にある彼の身体に入り込んでいたのだ。 レイフォードの記憶はある、知識もある。しかし心が決定的に、現代日本人へと変わってしまっていた。 結果、本来のレイフォードがどうしても乗り越えられなかったトラウマを克服した彼は、魔力を扱えるようになり、病から回復することとなった。 しかしこの先、シナリオのまま進めば妻や子供達の破滅は必至である。それ以前に、人間として、男として、家族を粗末に扱うなど許されるはずがない。 どうせ取り繕ったところで、ボロは出るのだ。そう開き直った彼は、妻にすべてを話し、家族と自身の未来のため、これまでおろそかになっていた魔法の鍛錬や統治、子育てに奔走するのだった ――
推定中間管理職にあった成人男性の、悪役貴族に憑依転生もの。連載中。 今のところ前世についてはほとんど語られていないんですが、別にブラック企業うんぬんということはないようです。感性や倫理観も、現代日本人としては真っ当なお人好しという感じ。 ただ残してきた家族とか友人とかについての未練なども描写がなく、転生した理由も謎。そのあたりが今後触れられてゆくのかどうかに期待です。 そして憑依先は、魔法が使えないこと以外はチートレベルな序盤の敵キャラ。成長したその子供達の断罪シーンでは、彼が早逝しなければ歴史が変わっていたと称されるレベルの存在が、憑依の結果、死ななかった上に魔法まで使えるようになって、シナリオの知識もあるという、もはや完全に俺TUEEEE状態。でも性格は穏やかで、基本的には話し合いや交渉で物事を解決したがるようなタイプなんですよね。 そんな転生元も転生先も、それなりの年齢にある男性。しかも乙ゲーではないっぽい、王国の陰謀とかに立ち向かうバトル系らしき世界観なのがちょっと新鮮です。 あと妻や本編主人公(こっちも成人男性)などにさっさと事情を説明したり、とにかくやれるだけのことはやると、現世知識でさくさくシナリオ変えていくのも面白い。っていうか現時点ですでに第一部の主人公を味方に引き入れてるんですが、これそうすると、彼が隠遁時に拾う第二部の主人公が現れなくなっちゃうんじゃ?? ちゃんと時期を見てフォローするんでしょうかね……
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No.4505
(読書)
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| プロフィール |
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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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