よしなしことを、日々徒然に……
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 光る君へ 48回目(終)
2024年12月15日(Sun) 
サブタイトルは「物語の先に」。
いやはや、なにはともあれ私にとっては初大河。リアルタイムで48回、走り切りました!
この一年、本当に楽しませてもらいました <( _ _ )>

終盤、けっこうさくさく時間がとんでいたっぽい、かな?<道長が出家してから死ぬまでけっこうあったはず
今回、一番気の毒だったのは倫子さんだったと思います。殿の為を思い、まひろに妾になってくれと頭を下げまでしたのに、明かされた事実は自分より先にまひろが三郎と出会っており、しかも母や友の死と言った強い絆で結ばれていたという事実を知らされてしまうというね。己こそ嫡妻だという矜持こそがその心を守っていただろうに、それさえもが、親の敵の姪で恋敵の娘を実の母より立派に育て上げたという懐の深さ(と、倫子には見えただろう)を思えば揺らがざるを得ない。
そしてそんなこんなな葛藤をすべて飲み込んで、最後の最後には一日でも長く殿の命を永らえさせるために、まひろとの時間を作ってあげる。もうね、道長は一度倫子に土下座でもするべきだよ ・゜・(ノД`)・゜・ 「もう隠し事はないわね」「……はい(賢子が道長の子と言うのは明かさないでおこう)」って、最後まで隠し事されてるし

シェヘラザードなまひろには、シリアスシーンなのに思わず笑いそうになりましたが……それでも道長が……三郎が穏やかな最期を迎えられたのは良かったです。まひろが夜ごと紡ぐ、もし三郎が三郎のままで、まひろという小鳥を手に入れることができていたらというIF物語は泣ける……

そしてまひろの願いのために、寿命さえ惜しくないと言い切った三郎が、今際の際になってそれを悔やむ。どこか聖人めいて浮世離れしていた彼が、ようやく地に足着いた『人間』になり、そして「これが俺の寿命なのだ」と嘆く。結局、世の中を変えることはできなかったと悔やむ彼に、太平の世を守ったじゃないか、あなたこそが私の光る君だったと告げるまひろは、やはり三郎にとって救いの天使、あるいはいろんな意味での運命の女性ファム・ファタールだったと言っていいんじゃないでしょうか。
実際、道長が亡くなった後の世(物語の先)は、武士の台頭と動乱の世を思わせる、不穏な空気が見え隠れしていましたしね。

ああでも良かった……なにしろこの鬼脚本だから、私は旅立ったまひろと乙丸が武士崩れとかの盗賊に襲われて死亡エンドになるんじゃないかと、馬に乗ってるのが双寿丸だって判明するまで冷や冷やしてましたもん!
きぬさん(乙丸の妻)は、よくぞまあ旦那が再びまひろの供をするのを許しましたね……乙丸のまひろへの呼びかけが「姫さま」に戻っているあたり、今度こそ本当に第二の人生を目指しての旅立ちで、戻ってくるかどうかも判らないのに……

けっこう出世しているっぽい双寿丸といえば、賢子には再会せずじまいでしたね。次期帝の乳母という当時の下級貴族女性としては最高の地位につき、光る女君として奔放な恋愛遍歴を送ったという賢子は賢子で、その後の人生を彼女なりに楽しく送ったっぽいので良かったですが。
ところでこの時代、同母兄妹はアウトだったはずですが、異母兄妹はありなんですっけ?? 叔母と甥の間に生まれた子供が、今度は大叔母と結婚してたりするし、そのあたりは問題ないのかな……<道長の息子と密会している

あとは……行成が道長と同日の夜、トイレへ行く途中で倒れて……というのがそのままだったのと、それを聞いた公任と斉信が「あいつは道長が好きだったからなあ」って会話してたのも良きww
その他の面々もほとんどが笑顔か前向きで、特にまひろとききょうが若い頃のように笑い合えたのは本当に良かったです! 定子の出家からいろいろと掛け違ってしまったけれど、でもこのドラマにおけるこの二人は、やっぱり互いに認め合える天才同士だったのが、見ていて楽しかったのです。

嫉妬に狂ったり道長を恨んでいろいろやらかした明子さんも最後には笑っていたし、変わらぬまま癒やしで居続けてくれた道綱も、正論を貫き後世に残る日記にあれこれ不平不満を書きながらも、道長と行成の訃報には一筋の涙を流す実資も、中納言の地位など返上した!楽になった!とまるで武士のような笑顔を見せる隆家も、一年経った今ではみんなみんな愛おしいです。

もちろん、途中で退場なさったあの人もこの人も……ああもう、Blu-ray にはダビングして保存版にしたけど、PCで字幕有りの高画質視聴できるよう、DVDボックスが欲ーしーいーーー 《o(><)o》
No.4175 (映像)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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