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 あさきゆめみし 6巻
2024年10月22日(Tue) 
読書記録:

あさきゆめみし 6: 源氏物語 (講談社コミックスミミ 57) | 大和 和紀 |本 | 通販 | Amazon

梅壺の女御の宿下がりから始まって秋好中宮として中宮宣下。朝顔の君とのプラトニックに終わったやりとり。夕霧と雲居の雁の幼い恋に、六条邸の建設に伴って明石の君もついに同居。偶然見つかった玉鬘の君を引き取って式部卿宮を蛍でからかったり、夕霧が野分で煽られた御簾の隙間から紫の上を垣間見て魅了されつつ、源氏の君が実の娘(だと夕霧は思っている)の玉鬘に言い寄ってるのを目撃して困惑するところで以下続く。

こちらも「光る君へ」と同様、源氏絶頂期からの世代交代巻でしょうか。
夕霧は、キャラデザ的には若い頃の光る君そっくりなんですけど、あまり華がないところに、漫画家さんの描き分けのすごさを感じますね。なんというか、これぞまさに下位互換(苦笑)
雲居の雁に一途で、ちょっとあちこちに気を惹かれつつも、「父上はあんなに美人に囲まれながら、花散里のお母様も見捨てないなんてすごい」と降参宣言を出しているあたりは、現代感覚だとむしろ好感を持てるのかもしれませんが。でも後々のことを考えると、夕霧もやっぱり光る君の息子なんですよねえ^^;;

あと花散里をお母様と呼びながら、なにげに扱いが酷い(汗)
個人的な源氏物語の幸せな女性ランキングとしては、現時点で花散里が一番なのに。
……まだ最後まで読んでいないので最終結論ではないものの、嫉妬に狂わず心安らかに余生を過ごせたっぽい人物としては、やっぱり花散里かなあと思うんですよ。
ほどほどに源氏に愛され、それで自身も満足し、六条邸に引き取られて義息子や義娘の養育も任されるという、実にいいポジション。
この巻ではすでに、お渡りがあっても「もうおばあちゃんだし」と褥を別にして、それでいて「光る君」「久しぶりにそう呼ばれたよ」「お呼びしてみたかったの」なんて熟年になっても微笑ましい夫婦の空気を醸し出してますし。年上の包容力ある女性に弱そうな源氏には、心安らげる相手だったんじゃないかなあと。

そしてかつては共に流されても良いと言いながら、須磨まで見舞いに来てくれた頭中将改め内大臣は、すっかり源氏に対抗して娘を入内させたり、夕霧と雲居の雁との仲を認めてくれずにいたりするのが、ちょっと寂しいです。
評判の源氏の娘(玉鬘)を意識して、自分にも女の隠し子がいないかと探した挙げ句、ハズレくじ(この言い方もどうかと思いますが)を引いちゃう空回りっぷりとかもね……玉鬘も気の毒ですし、早いところ親子対面して、それぞれ和解して欲しいところです。
No.4122 (読書)

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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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