よしなしことを、日々徒然に……
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 クールダウン中
2017年11月02日(Thr) 
糸ホシイホシイ病。
それは最近一部で話題になっている、タッターさんが陥りやすい病ww
まだまだ在庫の糸はいっぱいあるのに、ついあれもこれもと使いきれないほど糸を買ってしまうことなのですが……私も患いかけていて、懸命に冷静になろうとしている次第です(苦笑)

欲しいのはやはり、レース糸としての質に定評があり、タティング書籍でも指定糸としてよく挙げられている、オリムパスの金票や、ダルマの紫野。そしてDMCのコルドネスペシャル。
……さすがに絹穴糸は、値段が値段なのと、普段使いには上等すぎるので候補外に(苦笑)
あと私はあまり色つき糸を使用しないので、リズベスも……興味はあるけれど、いちおうは脇へ置いておいて。

前述の三つは、やっぱりタティングをやる者として、押さえておきたいメジャーどころであるのですよ。
しかしこれがやはり、相応のお値段でして(−ー;)

たとえば、私が現在結っている Onion Ring Magic Square #2 は、今のところメインシャトルが両手×19、サブシャトルが両手×14必要な見積もりになっています。

現在の進捗状況はこんな感じ

そしていつも糸測るのと同じ要領でメジャーを持ってみると、私が糸を握りながら両手を広げた長さはおおよそ130cm。
なので、このモチーフを1枚結うのに必要な長さは、だいたい42.9mと予想される訳で。

オリムパス金票#40は、10g玉が89m。定価324円(税込)。
ダルマレース糸#40紫野は、10g玉が82m。お値段同じく324円。

……材料費300円オーバーで、このモチーフを2枚作れるかどうかもギリギリかあ<できれば複数枚を繋いでみたい

なおDMCコルドネスペシャル・40番20g玉だと、220mでだいたい700円前後。ただし地元店舗では扱っていないので、ネット通販しなきゃいけない = 送料がかかります。もちろんメール便は使えないので、1玉でも送料600円とかそれぐらい。

糸が細めな分、必要な長さは多少短くなるでしょうが、仮に8掛けで35mと見積もっても、せいぜい6枚で材料費が1300円……!
いや本来それが当たり前なんですけど! 私がいつも安物糸ばっかり使ってるだけなんですけど!!

……でもやっぱり、私にちゃんとしたレース糸使うのは無理があるなあ(しくしくしく)
がんがん試作してがんがん失敗して、そして完成したものはそれで満足して、箱の中に入れて仕舞い込むww
そんな私に、そこまでの材料費はかけられねえッス _| ̄|○

ああでも……でも……



まとまった量を一箇所で買えば、合計120gで送料プラスしても2,733円……10gあたり228円。こないだ衝動買しちゃったエルベさんの、ほぼ倍程度か……って、駄目だ落ち着け。ダイソー糸(20gで108円)の倍するエルベさんのさらに倍ってことは、ダイソー糸の4倍なんだぞ?
いつも買ってる Aroma Lace やPuPuだって、セール時を狙って、10gあたり単価は送料込みでも100円切るようにしてるんだぞ!?

冷静になれ自分。
いろんな通販ページ見すぎて感覚が麻痺してきてるぞーーー、私は売り物作るのでも、完成品を他人様に披露するのでもない。ただひたすら手を動かして、ストレス解消したいだけなんだからなーーーー(己に言い聞かせ中)


そしていつもお世話になっているブログさんで、マジックスレッドに挑戦し始めたという記事を拝見して、個人的マジックスレッドのコツをメモしてみたりとか。

まず、導入糸を結びこんでいく時は、最後に結び目を作る場所から1目ほど空けること。



最初と最後のダブルステッチはきつく締まってしまいがちなので、こうして1目空けておくと、レース糸を引き込む際に導入糸をブチ切ってしまう確率が格段に下がりました(^ー^;;)

そして導入糸ですが、私は普通のミシン糸を使用しています。
これを通常なら二つ折りにして、ダブルステッチを結っていく際にシャトルのツノ先でちまちま1目ずつ通していくらしいのですが。
私はそんな面倒なことやってられっかーーー! と、こうしてます。



ちょっと長めに切ったミシン糸を二つ折りにして、軽く撚り合わせてから結んで輪にします。
そして片方をシャトルの軸に引っ掛けて、もう片方をレース糸と一緒に親指と人差指でつまんで、長さをシャトル糸と同じぐらいに調整。
そのまま普通にダブルステッチしていけば、自然とシャトル糸に沿って導入糸が結いこまれていきます。
糸を撚り合わせるのは、結び目内部でシャトル糸と絡んでしまうことを防止するため。「軽く」なのは、強く撚ってしまうと、導入糸の両端にシャトルや結び終えた糸端を通しにくくなるからです。

この二点を徹底したら、成功率が大幅UP。
糸始末に対するストレスがすっかりなくなった結果、モチーフ繋ぎ大好きになってしまった次第でした(笑)
いやほんと、結び目の中にレース糸が引き込まれていく時の、内部を通る感覚が指の腹に伝わってくるのが、リング閉じてる時みたいでむしろ楽しいぐらいなんですよねえ。うふふふふふww


ところで今日は、歯医者の定期検診だったのですよ。
ほんとは先々週あたりだったのですが、その日は体調を崩してしまったので、予約をずらしてもらったのです。
半年に一度のせいか、行くたびにいつもどこかしら様子が違っている気がする歯医者さん。
今日もまた、担当してくれたのは初めて見る人でした。

実に丁寧かつこちらに不快感を与えない指導や、質問に対する答えをくれたのでまあ良かったんですけど……ちょっとまだ不慣れな人だなあと(苦笑)
ちょ、機材の柄が鼻をグイグイ押さえてくるんだけど。ってか、口元に手をついて支えるのは良いけど、上唇に前歯が食い込む角度で痛えッス。あと右手、右手に持ってるのそれ鏡じゃなくてピンセットの方だから! 尖った先で舌押さえるの止めて〜〜(><) みたいなww
歯石取りも久々に、拷問のような痛さで口の中が血まみれでした。

でもまあ態度が良い人だったので、うんうん私で経験値積んで下さいって気持ちで済ませられました。
最初の数年の担当だった人は、ほんとに態度や物言いがアレで……歯医者に行くたび、半日ぐらいイライラが残ったからなあ。人当たりってほんとに大事なんだとしみじみと思わせられました<そしてますます自分が他人にどう思われてるのかが怖くなる

あ、それとシュミテクトは、別にコンプリートワンEXじゃなくても知覚過敏効果は同じぐらいだそうで。私ならピンクの箱の歯周病ケアタイプがお勧めではないかと。っしゃ、それならEXの半額ぐらいで買えたはず! 次からはそっちにするってことで★
No.8635 (創作:: タティングレース)


 2017年11月02日の読書
2017年11月02日(Thr) 
本日の初読図書:
ロンドンの超能力男 (扶桑社ミステリー)
ダニエル スタシャワー 日暮 雅通
扶桑社 1989-06

by G-Tools

シャーロック・ホームズのパスティーシュ。いわゆるファンフィクションというか、ぶっちゃけ公的な同人誌ww
某ツイッターさんで紹介されているのを見て、調べてみたら図書館にあったのでさっそく借り出して来ました★
どうやら数年前に贋作ホームズを絨毯爆撃した際には、タイトルに「ホームズ」の文字が入っていなかったので、リストから漏れた模様です(ホームズ関連書籍を連続して借りていたら、図書館の人がわざわざキーワード検索したリストのプリントアウトをくれた/笑)。
翻訳者は安定の日暮雅通さん。
シャーロキアンではない私は、「 The game is afoot! 」という言い回しがホームズの決め台詞だということすら、前述の数年前、集中してパスティーシュを読み漁るまでまったく知りませんでした。
というか、この言い回しを「獲物が飛び出した!」と翻訳されているのが、原典・パスティーシュ共に多くの翻訳を手がけていらっしゃる、日暮雅通さんということなのでしょうか? 今回もしっかり、さあここからだって場面でこれが使われています。
私が今まで目を通してきたパスティーシュの中で、印象に残ったものの多くが日暮さんの手になる日本語訳であることを思うと、やっぱり日暮版・原典も読んでみるべきかなあ……地元図書館にはないから、買うしかないんだけど(´・ω・`)

で、肝心の内容ですが……めっちゃ面白かったですww
舞台は1910年と、かなり遅い時期の事件です。wiki の年表だとすでに引退してサセックスに引っ越している時期ですが……そのあたりは諸説あるようで。ただ本文でも、「引退を間近にひかえた」「その名声の頂点にあった」とありますから、晩年には近い模様。
ゲストキャラは有名なマジシャン、脱出王ハリー・フーディーニ。
フーディーニの死後、ワトソンさんが彼の妻へ送った手紙が現代になって発見され、同封されていた「公にするつもりはない」「ご主人とともに冒険した時の話」の手稿が改めて出版されたという体裁を取っています。表紙には「故J・H・ワトソン博士/著」とまで書いてある徹底ぶりww

方向性が違うとは言え、やはり天才肌で気が強くて扱いにくい部分のあるフーディーニと、いつもの調子のホームズさんとの間に入って、良い感じに取り持つワトソンさんが実に有能かつ微笑ましくって。
ってか、ホームズさんとはずっと名字でお互いを呼んでるのに、フーディーニとは「ハリー」「ジョン」ってファーストネームで話す仲になって、それを聞いたホームズさんが戸惑ってるのが可愛いとか思ってしまう、この腐った脳がvv
あと例によって、国家の安泰に関わる重要文書が紛失 → ワトソンさんが何も説明されないまま調査に行かされる → ホームズさんは先回り → 事情知らないワトソンさんを利用して情報GET! というお約束のパターンなど、原典ファンにはたまりません。その後で、原典ではあまり見られない、腹を立てたワトソンさんと必死になって不器用に弁解するホームズさんまで見られるのだから、もう(>▽<) ってか、弁解が始まる前には許してしまっていつつ、それでもうろたえてるホームズさんの様子が面白いからと、そっぽ向いたままほくそ笑んでるワトソンさんのサドっ気含んだ寛容さがまたww

前半部分は、冤罪によって牢に繋がれたフーディーニ、彼の妻やレストレードやマイクロフトから情報を得つつ事件を探るホームズ&ワトソンという、良い意味で『普通』というか『違和感のない』贋作ホームズといったところです。あ、フーディーニ本人は、あくまで自分はマジシャンで、エクトプラズム化したりはしないと主張する、プロ意識高い職人スタンスです。
ですが後半、フーディーニを脱獄させ、三人で真犯人を追い始めてからのスピード感は、まさにこれぞエンターテイメント! といったところ。
犯人との格闘、撃たれるワトソン、馬車での追跡劇かーらーのーー、飛行機による空中戦ですよ!
特に複葉飛行機のシーンなんてもう、あの犬のアニメにおける神回「ドーバー海峡の大空中戦」を思い出さずにいられようか!
もういっそこれ、ガイ・リッチー版で映画化してほしいぐらいです。ラストシーンとかも、あのキャスティングで想像するとめっちゃ笑えるし。

まあ、そんなこんなで、個人的には非常におすすめの一冊でございました。
場所に余裕さえあれば、購入して手元に置いておきたいッスよ。

そうそう、読まれる方は、事前にハリー・フーディーニについて調べておくことをお薦めします。
私は「なんか有名な、自称超能力者のマジシャン?」という適当なイメージしかなくて、母に訊いたら「脱出マジック中に失敗して死んだ人でしょ?」という、世間的にありがちらしい間違った情報を教えられまして。
なので wiki に目を通してから読み始めてみたら、やはりいろいろと小ネタが散りばめられてました。あと写真見たおかげで、脳内映像化イメージもしやすかったですしね。
意外とハンサムでカッコ良いんだな、これが……
No.8636 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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