よしなしことを、日々徒然に……
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 マジックスレッドとジョセフィンノット
2017年01月28日(Sat) 
昨日「湖の華」の中心モチーフAをなんとか仕上げられたので、次は外周モチーフBに進むべく、まずは試作してみました。



結局、ジョセフィンノット入りバージョンに。思ったよりも可愛いです。
ダイソー#40ホワイトで、直径は4.5cmといったところでしょうか。
テキストでは#70使用で3.5cmとあるので、最終的な全体サイズはかなり大きめになりそうです。

今回のネックは、まずジョセフィンノット。
初めてやりました。理論自体はごくシンプルで理解もしやすいのですが、ならば簡単に作れるのかというと、なかなかそうも行かず。表目だけを繰り返すのでよじれるわ目の大きさ揃わないわ、つい無意識に手が動いて裏目を作っちゃうわ……
しかもこいつは一度リングを閉じてしまったら、まずは解けないだろうという点が非常に恐ろしいのです(汗)
やり直しがきかないってマジ怖い……もし失敗したら、切り取って新しい糸を繋いでやり直し……この小さいモチーフなら、むしろ最初から結い直したほうが早いんじゃないかってぐらい手間がかかりそうで(−ー;)
レース編みを基本気分転換か「ながら作業」でやっている私には、緊張が続く作業はキツイです。

あとですね、このモチーフは10枚作らねばならんのですが、そのたびに糸を切って針と糸で縫い込んでいくというのが、考えるだけでも煩わしく ┐(´〜`;)┌

そこで思い至ったのが、マジックスレッドというもの。
作り始めと作り終わりのチェインに輪にした細い別糸を結い込んでおき、最後に残ったレース糸の端をそれぞれの輪に通して、チェインの内部へ引き込んでしまうという技法です。

私は最初のチェインにいつも結び始めの糸端2本を結いこんでいるので、もう1本入れ込むのは無理だと思っていたのですが。
こちらのサイトを拝見して、目から鱗が落ちました。

■マジックスレッドの練習 | blooming blossom
 http://b100my.jugem.jp/?eid=182

そうか、結び始めの糸端を隠すのを2個目のチェインにしてやれば、1個目のチェインは芯糸1本になるから、マジックスレッドが使えるかも!

さあ、そうと思いついたら、試してみずにはいられませんww

まずは結い始め部分に赤い糸をセット。



この導入糸は、「細めのカタン糸」とあちこちで推奨されているのですが、カタン糸ってナニ?? という私(苦笑)<すべりが良いように加工された綿(コットン)糸のことらしい
テグスを使っているという記事も見かけましたが、手持ちにないうえ、透明だと作業中に見失ったり絡まったりしそう。
なので「そろそろまとめて処分するから、好きなの持ってって良いよ」と言う母の糸箱をあさって、適当にもらってきました。
レース糸に紛れない濃い色・すべりやすさ、そして丈夫で伸びないことを重視したら、上等そうな絹糸も混じっていましたが……どうせ捨てるっていうんだから気にしない気にしない★



とりあえず今回は、ポリエステル100%の60番ミシン糸を使用。
どっちがどっちか紛れないよう、結い始めには赤・結い終わりには緑を仕込みました。
糸を引き込むチェインは、緩め緩めを心がけて、と。
予想はしていましたが……垂れ下がっている糸が作業中ずーーーっとひたすらに邪魔でした(−ー;)

で、最後まで結い終えたら、いつものようにメインシャトル側の糸を結い始めのリングの根本に通してから、もう一本とコマ結び。
さあ、ここからが本番です!

シャトル糸に添わせて結びこんだ導入糸(↓の写真では緑の方)に、結び終えた糸の一方を通して、チェインが歪まないよう気をつけながら引っ張っていきました。
そうすると、まあなんて言うことでしょう!



18目もあるチェインの中を通って、二つ折りになったレース糸がちゃんと出て来るではありませんかvv
感じとしては、リングを閉じる時の感触に似ています。
気をつけないとチェインが歪むし、引っ張り出すレース糸もよじれてしまうので、左手の指でしっかり押さえながら、ゆっくり焦らず引き出して、と。



で き た ★

結び終わりの部分(青)を中心に左右に糸端が分配されて、それぞれチェインの芯糸が2本になっています。
左側(赤)のさらに次のチェインは、最初の結び始めの糸端とサブシャトルの開始糸端も入れて計3本を結い込んであるので、むしろそっちのほうが太いくらいww

あとはそれぞれの糸端をちょっと引っ張り気味にしながら切り取って、全体を軽く指で整えれば……



表から見ると、自分でも正直どこで繋いでるか判らないww
そしてポリエステルのミシン糸で、何の問題もありませんでした。

導入糸を引っ張る時、切れたらどうしよう……最初から作り直し!? という心配もあったのですけれど。よくよく考えたらその場合は、普通に針で縫い込めば良いんですよね。
あとの問題は、モチーフ繋いでどんどん大きくなっていく状態で、ぶら下がっている導入糸と2個のシャトルをいかに絡まらないようさばいて作業するかですね……これはもうやってみるしか、ないのか?
むしろシャトル2個のほうが、小回りの効かない糸玉に繋がった状態よりは扱いやすいの、かも??


追記:
その後、実際に繋いだ状態のモチーフを作成し始めたのですが
現在のところ、マジックスレッドの成功率は75%ってところでしょうか。
少なくとも2回ほど導入糸が切れました(−ー;)
切れたのはどちらも結び終わり側だったんですが……なにかコツはあるのでしょうか。それとも単に緑の糸とマジックスレッドの相性が悪いとか?
あとは……18目全部に導入糸を通すのではなく、半分ぐらいの位置で充分なのかも。その方が引き込む時に掛かる力の方向が、自然になりやすいか……(ぶつぶつ)
No.8007 (創作:: タティングレース)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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