よしなしことを、日々徒然に……
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 更新情報(2016年08月05日)
2016年08月05日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」に、著作権切れテキスト「名馬の犯罪」七話目をUPしました。
原作はシャーロック・ホームズの『銀星号事件( Silver Blaze )』。大正時代の三津木春影さんの翻案です。
No.7758 (更新)


 そんな時代
2016年08月05日(Fri) 
通りすがりに朝ドラ「とと姉ちゃん」が目に入って、ふと思ったこと。
「小麦粉の新しい調理方法」って何度も言ってますが、この時代は小麦粉じゃなく「メリケン粉」って呼んでたんじゃないでしょうか。
うちの母はずーーーっと「メリケン粉」って言ってたんで、私は子供の頃、小麦粉とは別にメリケン粉という食材が存在するのだと信じていました(笑)

そしてタティングレースもといタッチングレースが盛んに行われていたのは、きっとあの頃の時代なんだろうなあとか思ってみたり。

さて、
先日、四枚繋いだ状態で、いちおう花瓶敷きっぽいものに仕上げた四角いモチーフですが。
私の手に合わせて目数を調整し、なんとか自分なりに満足行くレベルのものを確立させることができました。



左が一番最初に作った、本に載っていた編み図通りの試作。右が私向けに目数を調整した、トータル六枚目。
……どこが違うんだ? と言われればそれまでなんですが(苦笑)
まず試作の方は、結い上がってからさんざんあっちこっちに引っ張りまくったあげく、しまいにはアイロンでプレスしてようやく、このぺったんこ状態にできたんですよ。完成した段階では、外周に比べて内部が余りすぎていたため、ドーム状になってました。
しかし調整後は、結い上がった段階でほぼ歪みない平面状になってくれています。
特に中央部分を見比べると、右側の方は各要素がたるんだり重なったりせずに、ちゃんと全部見えているのが判って……いただけませんかね?

外周も、だいぶバランスよく結べるようになって……きたと言いたいんですが。
……何度も結び間違いをやらかしてしまい、固結びになって解くこともできなかったせいで泣く泣く糸を切断 → いくらか解いた上で無理な糸繋ぎ、なんて真似を何箇所もやった結果、相当デコボコになってしまいました(−ー;)
それでも第一試作よりはマシだと思うんですけど。
複数枚を繋げば、それも埋没して、多少は目立たなくなっていくと思いたい。

あ、あと写真では判りにくいでしょうが、今回は白一色で結ってみました。
二色のほうが、次にどっちのシャトルを手に持つか間違えにくくて良いんですけど、仕上がりは単色のほうが私好みです。
複数色使いや段染めの糸もいいですけれど、やはり純白のレースっていうのは、別格で憧れちゃうんですよねえ(笑
No.7759 (創作:: タティングレース)


 2016年08月05日の読書
2016年08月05日(Fri) 
本日の初読図書:
4773994010タッチングレースとビーズタッチング(1)
生田 光子
源流社 1994-08

by G-Tools
以前借りたタティングレースの本が、一度延長してなお、ついに期限が来てしまったので返却……しに行ったら、その日は臨時休館日 _| ̄|○
とりあえず返却ポストに入れるだけ入れておいて、本日ようやく次の本を借りてくることができました。
例によって、内容はかなりレトロです。なにしろタイトルが「タティングレース」ではなく「タッチングレース」ですし(笑)
刊行されたのこそ平成に入ってからですが、序文には「専門学校の学生達の間では、大正から昭和初期までが大変流行していた」「平成の時代に(中略)改定して、心あらたに第三冊目を発行することができました」とあるように、著者さんはここ数年で存在を知って始めたにわかなどではなく、むしろ黎明期を担ってこられたお一人なようです。経歴によればなんと大正生まれ。

なので紹介されている作品は、古き良き時代を感じさせるものがほとんどです。そもそもカラー写真なんて最初の4ページしかない。あとは全部モノクロ写真と線図です。

だがそれが良いvv

今の時代、わざわざ手編みでレースを作る人間なんてのは、よほどの物好きでしょう。
そしてその物好きが求めているのは、まさにこの古き好きレトロさなんだと、私は主張したい(もちろん違う方も多いでしょうが/笑)。

今までネットで調べたり、最近刊行された本を読んだ時とは、用語の使い方などが異なって戸惑う部分もありますけれど(スカラップとハーフクローズリングはどう違うんだ/悩)。でも「ああ、あれはそういう意味だったのか!」と膝を叩く部分も多かったです。

とりあえずコイルワークとスクエアーワークは、マスターしたいですね。

あ、あとスプリットリング(ダウンワードステッチ、あるいはリバースステッチ)を利用した作品が、けっこういろいろ紹介されています。
その作品を作られたのは、著者さんとは別人のようですが。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース ダウンワードステッチ(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-518.html

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットリング(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-521.html

またそういう作品ほど、私好みなんだなこれが(苦笑)
これもうまく活用すると糸端の始末回数をかなり減らせるようなので、是非覚えておきたい技法です。いちおう前に一度は挑戦してみて、ちっちゃいモチーフは割とスムーズに作れたから、なんとかなるんじゃ……ないかな?



……しっかし、紹介されている中で一番すさまじいと思ったのは、円形のモチーフをそれぞれ白か黒で作成し、長六角形に繋いでいったピアノ掛けです。
モチーフ自体はリングとロングピコを組み合わせた、シャトル一個しかも最初から最後まで糸切らずに作って行ける、出先での時間潰しにはもってこいなパターンなんですけどね。
でも全体の大きさが77cm×186cm。60番の糸で作成したモチーフの枚数が、黒645枚、白1533枚て(汗)

さすがにこれは無理。絶対に真似できない。
トータルで二千枚超……しかもこの作品を作られた岡野チヨさんという方は、失明後もレースの制作を続けられたと略歴に書いてあります。
道を極められた人って、本当にすごいですねえ……
No.7760 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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