よしなしことを、日々徒然に……
※ 2018年以降の記事は、別ブログの方へUPしています ※
新しいブログへは こちら からどうぞ。



 2015年09月20日の読書
2015年09月20日(Sun) 
本日の初読図書:
「【習作】とあるデビルサマナーの事件簿【憑依・メガテン世界観】(Arcadia)」〜四話 始動
 http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=&all=34620

オタクな会社員だった高岡宗次郎は、気が付くと見知らぬ部屋で目覚め、見知らぬ姿になっていた。
鏡を見れば、細っこい体と幼い顔立ちをした少年が映っている。ぼさぼさの黒髪はかなり長く、散髪には長らく行っていないようだ。そして何より異様なのは、首に走る、くっきりとした赤い縄目の跡。天井から伸びている途中で切れた紐と、目覚めとき首にかかっていて、何気なく投げ捨てた紐の輪。
……どう見ても首吊り自殺です。ありがとうございました。
ラノベやネット小説に熱を上げるタイプのオタク故に、心理的な防波堤が働いたのか。宗次郎はひとまず、首をつろうとして紐が切れ墜落した少年の体に、魂だけが乗り移ったという現在の状況を把握した。元の少年がどうなったのかとか、俺は死んだ覚えが無いとか、そもそも何故こんなことになるのか? とかいったことは、ひとまず脇へ置いておく。
少年の私室らしい室内をあさり、家族が留守中の自宅内を点検し、どうやらこの少年 ―― 伊織葵は、引きこもりのような存在だったらしいと当たりをつける。しかも暦は2000年の7月末を示している。記憶していたより十年以上前の日付だ。
旧式のパソコンでさらに調べれば、どうやらここはいわゆる、平行世界というやつらしい。歴史の流れはおおむね同じようだが、自分の知らないゲームやマンガが世に溢れていて、自分の知っているそれらが無い。政治家の名前も違えば、芸能人もまるで変わっている。
幸い元々の伊織少年が、不登校のうえに家族とすらろくに会話しない状態だったおかげで、人格が宗次郎に入れ替わったことは気付かれることなく、むしろ良い方向に成長したようだと好意的に受け入れられた。
そんな彼が、この憑依状態について少しでも情報を得られないかとオカルト関係のサイトを巡っていると、奇妙なページを見つけてしまう。
「β版総合悪魔召喚プログラム、配布中」
その表記に宗次郎は、前世でプレイしていたゲームを思い出す。だがこの世界に、あれは存在しなかったはずだ。となるとこの世界は、あのゲームの世界観を持つ平行世界ということなのか。
オタク理論でそう判断した彼は、悪魔召喚プログラムをダウンロードし、インストールする。
もしもこのプログラムが本物で、ここがあのゲームのような悪魔の跳梁跋扈する未来を迎えるのであれば……特殊な能力もゲーム世界の勇者たちへのコネもない一般人である己が身を守るためには、悪魔召喚プログラムを入手し、デビルサマナーになるしか有効な手段が無いのだから。
そうして彼は、人間界に現れる魔を倒し、そして時に仲魔として使役するデビルサマナーとしての一歩を踏み出す。
これは後に、謎の『美少女』サマナーとして名を馳せる、アオイの伝説の始まりであった……


ゲーム「女神転生」世界を舞台にした、オリキャラ二次創作。
「女神転生」やったことないのでざっくり雰囲気しか察せませんが、それでもさほど問題なく読めました。
とはいえまあ、【習作】とタイトルにある通り、かなりざっくりさわりだけ、的な感じでもあるんですが。終わりの方は「おまけ」として箇条書きで説明されちゃってますし。

不健康な引きこもり高校生に憑依した、体育会系かつオタクな社会人が、とりあえず人並み程度に身体を鍛えたことで、少女と見まごう美少年に変化しつつも、当人まるで自覚なし。
既に魔物の侵攻(?)でかなりハードモードになった、かつてプレイしたゲームの感覚を基準にして動いているので、まだ世界が変わり始めたばかりの現状を、「ぬるゲー」「序盤の雑魚ばかり」と評し、作業のように淡々と魔物を虐殺するその姿に、周囲をドン引きさせるという勘違い系。
本人にとっては、今後を見据えた単なるレベル上げなんですがね。
しかしいくら下級の魔物が相手とはいえ、例えば野生動物の群れを倒すのがそんなに易しい仕事なわけがなく、それが悪魔ならなおのこと。なのに彼は、初仕事でいきなり20体ものスライムを殲滅した上で、「ちょっと疲れたな」で済ますのだから、仲魔を含めた周囲から「このサマナーはいままで一体どんな地獄で生きてきたのだろう」と思われているという(笑)

さらにレベルアップが目的なので、報酬はおまけだと手軽に行ける近場であることを基準に他のサマナーが敬遠する低賃金の仕事ばかり受けていたら、それもまた良い方向に勘違いされて、さらなる伝説を生むきっかけに(苦笑)

まあ、そういう感じで、お約束を楽しむタイプのお話でした。
No.7108 (読書)


 今年は五輪
2015年09月20日(Sun) 
今年も白い彼岸花が咲いてくれました。



五輪……最初の年は二輪で、まったく咲かない年もあること思えば、それでも増えたと喜ぶべきか、なかなか群生と呼べるほどにはなってくれないなと悲しむべきか<2007年に球根を三つ植えた
見てみたいですよねえ。白花曼珠沙華の群生……

そして赤いほうが咲くのには、もう何日か掛かりそう。



こちらは今のところ、短くて写ってない出たてのものを含めれば、今のところ六輪芽が出ています。

毎年言ってますが、赤い彼岸花の中で笑う昼の晴明くんを撮影する和馬さん、白い彼岸花の中で佇む夜の晴明くんを撮影する卯月さんの話を思い浮かべては、文章にできないと挫折する私なのでした。
こういう時こそ、絵心が切に欲しいでーすーーー(泣)


で、
今週のアニメ「アルスラーン戦記」24話「決戦」。
すみません、今回はちと辛口の感想なので、記事を畳みます。
No.7109 (映像)



<< 2015年09月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

サーチ :


 最新の記事
 2015年09月20日の読書
 今年は五輪

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  


Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41