よしなしことを、日々徒然に……
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 時代は変わってゆく
2015年07月26日(Sun) 
匿名さま、謎文字の表示検証、ありがとうございました <( _ _ )>
……コメント投稿の禁止ワードに引っかかったのは、たぶんブラウザ名の半角英字のどれかだと思います。そんなにたくさん設定してる訳ではないんですが、たまに私自身でも引っかかったあげく、どれが原因だか判らなかったりするので。お手間かけました(平身低頭)

ちなみにあの謎文字、いちおう意味は持たせてます。
普段通りの表記をするなら、
『ラルヴァ は 咆哮 に 注意』
って言わせてます(笑)

でもって、そうですか、IE9駄目でしたか(しょぼん)
うちのここ一ヶ月のアクセス解析見ると、IEの中で一番多いのが9なんですよ。その次が8で、その次ようやく10。で、7、6と続きます。駄目じゃん(−ー;)
まあ、一番多いのが Android(30%)で、次が iPhone(27%)なんですがね。で、火狐20%に Chrome が10%ってとこでしょうか。 ってか、未だにネスケの3とか4がいるって(汗)

しかしみなさん、最近はほとんどスマホでネットされるんですねえ……(遠い目)<IE全バージョン足しても5%ほど

いよいよメイン動作確認環境を、タブレット系列に変える時代が来ているのでしょうか。
うちの長兄とか、パソコン使わず iPhone オンリーで画像加工しまくってますし、この先キーボード付きPC自体が廃れていくのかなあ……
No.6967 (電脳)


 2015年07月26日の読書
2015年07月26日(Sun) 
本日の初読図書:
4074108216薬屋のひとりごと 2 (ヒーロー文庫)
日向 夏 しの とうこ
主婦の友社 2015-01-31

by G-Tools
一度後宮を辞し、実家の妓楼で借金返済のため短期就労をしていた猫猫は、壬氏に身柄を買い取られ再び宮中へ出仕することとなった。しかし一度後宮から出た者を、そう簡単に戻すことはできず。猫猫は外廷で壬氏付きの下女となる。
無駄に整った美貌で老若男女を虜にする壬氏の私的空間には、五十路を越えたやり手の侍女 水蓮しか出入りしていない状態だった。その他の者達は、軒並み見とれて動きが止まるか、良からぬ真似をしでかそうとするので使いものにならないらしい。その点、猫猫は壬氏に恋心を抱くどころか、干からびたミミズを見るような目を向けるので、水蓮としてはようやく鍛えがいのある人材が来たと歓迎しているようだ。
基本的な仕事は、掃除にゴミ捨て、洗濯物の受け渡しに毒味と、後宮にいた頃とほぼ変わらない。
仕事ついでに宮中を歩きまわっては、気になった事柄に首を突っ込んでみたり、壬氏が持ってくる変わった事件の話について意見を述べたりといった日々が続く。
ところがひとつひとつは無関係かに思われた事件や事故に、なにやら関連性のようなものが見えてきた。どうも何者かが、さまざまな事件の種をひそかに蒔いているようなのだ。
さらには変人と評判の武官、軍師の羅漢という男が、最近何かと壬氏にちょっかいをかけてくる。一癖も二癖もある扱いにくい彼の目的は、どうやら壬氏が身請けしたと噂になっている妓女こと、猫猫のようで……


旧蛇足編の「11 鳳仙花と片喰」あたりまでを下敷きに、かなりの加筆修正がなされています。
改訂後の宮廷編以降は未読なので、そちらとはどれぐらい変わってるのか良くわかりませんが。
物語的には、あんまり進まなかったような。印象的には、大きく話が動くだろう以降へ続く、前段階の下準備ってところでしょうか。
今回の内容をざっくりまとめると、宮廷の中で何やら陰謀が動いている。一応、当座の計画はギリギリで防いだけれど、黒幕は逃がしちゃった。あと猫猫と緑青館の過去のあれこれが明らかに、という感じ。
壬氏の正体も相変わらずはっきりとは明言されないままですし、猫猫との仲もまったく進展してません。
……いや、壬氏の方ははっきり自覚しただけ、進歩はあるのかな? ただ猫猫がとぼけている訳ではなく、心底から気付いてない……というか、彼女の場合は諸々の事情から、あるいは恋愛そのものを自分とは無縁のものだと無意識レベルで定義しているのかもしれません。清々しいまでに壬氏のアプローチをスルーしまくり曲解しまくりなので、さすがに壬氏が気の毒過ぎる……(苦笑)
ってか、WEB旧版だと、最後まで壬氏の扱い変わってなかったんだけど、書籍版でもそうなんだろうか……(汗)

ひとつひとつのエピソードに出てくるトリックとかは、すごく面白いです。
文化水準が低い設定の世界観に、はたしてどこまで科学技術を持ち込むのか、さじ加減ってすごく難しいと思うのですよ。
粉塵爆発はまあお約束ですけど、他にも複数金属を合金化することによる融点の低下(いわゆるハンダ)とか、冬に青いバラを咲かせるにはとか、唾液が混じることによりでんぷん糊の粘度が下がるとか、そういったあたりをうまく事件に仕立てあげているその手腕に尊敬させられつつ、雑学好きにはたまらない楽しみを味わわせてもらっております。

あと高順の家庭事情が追加されてたのが嬉しかったですねvv
李白もずいぶん出番が増えたような。
そして変人と『彼女』とのラストエピソード。
良かったです。小姐にはちょっと気の毒だったけど、でもあの変人はあの変人で、心底から『彼女』を想っていたんだなあと思うと、もう(涙)

でもって。
猫猫が身を挺して壬氏を助ける場面しかも挿絵付きに、思わずニマニマとvv<猫猫はあくまで報酬(貴重な薬種)目当て
壬氏がすっかり、猫猫の前では素を見せるようになってきてるのがまた楽しいのですよ( ̄ー ̄)
この巻ではイラストもギャグ調のものが含まれていて、特に壬氏を変装させる場面で猫々がちょっとしたいたずら心を出した結果とか、ラストシーンの二人とかが秀逸です。カラー見開き口絵の美しいあの場面の直後にああきてるのかとかもう、あの二人楽しすぎるvv ……もっともラストのあれは、予想外のこと言われてうっかり頭が落ちだだけだと私は解釈してるんですが(苦笑)
ギャグ調を雰囲気壊さずに描くのも、挿絵師さんの腕の見せどころですよねえ(しみじみ)

……ところでちょっと気になってるのですが。
壬氏さん(の中の人)の年齢が、19歳と明記されていたのですよ。
あれ……? 計算、あわなくね?? 私がなんか記憶違いしてたか、それとも書籍化にあたってなにか変更されたのか。
それとも2巻目では既に1巻から一年が過ぎてて、でもって年齢が数え計算だから、19歳だと生まれたのは17年前ってことでいいのかな……?
No.6968 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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