どこかひとつずれていれば
2015年07月22日(Wed)
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降水確率70%の雨マークだったため、本日はかんざしを使わず、髪を首の後ろの下側で一括りにしていたのですよ。 ……かんざしとかシニヨン、ポニテにすると、合羽のフードがかぶれなくなるので。
そしたらまあ、めっちゃ暑い! むしろ熱い! 毛束の中にこもる熱、首と背中に張り付く後れ毛と尻尾!! 本日の不快指数84は伊達じゃねえ(−ー;)
やっぱり慣れたらかんざしは手放せないと、しみじみ実感しました。よく考えたらそうかさばるものでもないんだし、カバンに入れておいて、出勤してからトイレで結い上げればよかったんだと後から気が付きました。 とりあえず、あまり使ってない短めの一本とスリーピン3本・Uピン2本のワンセット、バックパックの脇ポケットにつっこんでおくことに。
今日の業務内容が、ちょっと苦手な系統だったのも、しんどかった原因のひとつなんでしょうけどねえ(苦笑) 点字名刺50枚は、慣れもあって1時間とかからず終わっちゃったんですが、残りの時間が……バスの時刻表チェック。市内を走る各社のバスの時刻表を、1冊の小冊子にまとめる、その原稿が間違ってないかの赤ペンチェックだったんですよ。
……そもそも私が出不精な理由のひとつが、バスや電車の路線が良く判らんからでして(−ー;) 行き先に駐車場がなくてバスに乗らんならんなら、むしろ自転車使うか歩きたい。 これまで何度、「バスを乗り間違えて、見知らぬ場所に連れて行かれて途方に暮れる」という悪夢を見たことか……(遠い目) 今の職場に雨の日だろうと頑なに自転車で通ってるのも、自宅最寄りのバス停と、職場最寄りのバス停を、どの会社のどのバスがどういうコースで繋いでいるかがさっぱり判らんからですし。
その私が、バスの時刻表チェック。しかも公営・民営各社をまたいだやつ。 判らねえ……ほんとにちゃんとチェックできてるのかすら判らねえ……しかもなまじ間違いだらけで付箋まみれになるから、気を抜くこともできねえ。でも集中もできねえ( T _ T )
だいたい作業指示が、参考資料と原稿を全部重ねて渡して、「はい、チェックして」「どこをですか」「全部(きっぱり)」って……せめてこの何枚もある紙のどこからどこまでがチェック元で、どこからどこまでがチェック先なのか、それだけでも明確に教えて下さい(涙) 結局、その人に質問を重ねてもいっこうに話が通じなかったので、あとから別の人に聞きに行きました。 ……その人も、けして悪気のある人じゃなかったんですけどね。作業途中で何度も様子を見に来ては、横から助言してくれましたし。 でも、そもそも自分が何をどうすればいいのかをまず把握するまでに、すげえ時間と気力を浪費したよ(しくしくしく)
今の職場に通い始めてから、こんなに精神面で疲れたのは初めてかもしれん……(ため息)
でもって。 手間取ったチェックをキリの良い所まで終わらせようとしたら、定時を少し過ぎました。 幸いにも雨が止んでいるのをラッキー★ と、合羽を着ずにいそいそと自転車で帰宅の途へ。 地元図書館の長期休館が終わったので、借りていた本を返そうと持って出た本日。雨が降る可能性が高い以上、屋外に駐めておく自転車の籠に入れっぱなしはヤバイと、出勤時にまだ開館時間前の図書館の返却ポストへ、9冊まとめて入れておいたのですよ。 そして、帰宅時に改めて次の本を借りに行ったのですが。 受付で「まだ前回の本が返却されてません」、と。 詳しく聞けばあの返却ポスト、一日に一回しか中をチェックしないそうで。朝に入れた私の返却本は、まだポストの中に入ったまま手続きをされておらず。 事情を話してポストの中から該当本を探しだしてもらうのに、また新人さん(推定)が勘違いとかやらかして、てんやわんやのすったもんだ。 ほぼ馴染みに近い受付の人は、こっちが余計な仕事を持ち込んだのにも関わらず、嫌な顔もせず「大変お待たせしました」とこちらが恐縮するぐらいに丁寧に対応して下さったのがありがたくも申し訳なく。 ともあれそんなこんなで、図書館から出た頃には、想定していたよりだいぶ時間が過ぎておりました。 そして空には、いかにも雰囲気ありげなたちこめる暗雲が(汗)
はい、自宅まであと曲がり角ひとつってところで、間に合いませんでした(−ー;) ……自転車の籠に入れた借り出し本を、ビニール袋でくるんでおいて本当に良かったです。 どうせ汗にもまみれてたしと、そのまま風呂場に直行。おかげでさっぱりはしましたが。 はあ、どれかひとつタイミングがずれてれば、濡れずにすんだんだよなあ……ふふふ……ふふふふふ……
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No.6961
(日常)
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2015年07月22日の読書
2015年07月22日(Wed)
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本日の初読図書: 立夏がシキの散歩中に出会った、ミニチュア・ピンシャーの霊をつれた女の子 万里絵。彼女はその存在を感じ取っており、時折り姿も見えているとのことだった。しかし兄も養父母もそれを信じてくれず、ピッピはもう死んだ、馬鹿なことは口にするな、気持ち悪いなどとたしなめられているという。彼女の境遇に己の幼い頃を重ねてしまった立夏は、万里絵のことを放っておけず、何度か言葉を交わすうちに懐かれていった。ピッピが死んだのは四年前、強盗により万里絵の両親が殺され、家に放火された事件の時だった。万里絵の兄である千尋や、生き残った二人を引き取った叔父夫婦は、なにやら立夏のことを警戒しているようで。これ以上万里絵にかかわるなと釘を刺されてしまうのだが……「ユーフォリア」 童話に出てくるお菓子の家のような可愛らしい邸宅の前で、立夏はリスザルの霊と出会った。お菓子の家に住んでいるのは、近所の人々から魔女ババアと気味悪がられる、黒ずくめの老女ただ一人。そしてその近くでは、二ヶ月ほど前に子供が川に落ちて行方不明になる事件が起きていた。行方不明になった子供の友人だという自称太郎少年は、泳げない彼が川に近づくはずがない、あの魔女に捕まって家の中に閉じこめられているのだと主張する。そうしてなんとか内部に忍び込もうと画策していて……「お菓子の家の魔女」 ルリが突然、見知らぬ人間から追いまわされるようになった。原因はネットに掲載された、迷い猫の広告。賞金100万円がかけられたその猫の写真は、ルリにそっくりだったのだ。目撃情報を聞いて現れた広告主は、運転手付きの車に乗ったお金持ちの若奥様。なんでも病床にある夫の飼い猫が行方不明になってしまい、それが知れたら夫の生きる気力をも奪ってしまうのではないかと心配しているらしい。彼女は本物が見つかるまでの時間稼ぎにと、ルリに身代わりをさせて欲しいと頼んできて……「いなくなった猫」 立夏が取っている講義の担当である松沢準教授は、かなりきつい性格の女性だった。直属上司である小早川教授に近づく女学生には、あからさまな牽制を向けているという。しかし教授の方はただの部下としか思っておらず、おまけに彼は妻子持ち。片思いをこじらせた結果のイライラだろうともっぱらの噂だった。立夏もまたちょっと立ち話をしていただけで、教授に近付かないでとはっきり言い切られる。そんなおりもおり、立夏は大学裏手の雑木林で、首吊り姿の幽霊を見つけてしまった。小早川教授の教え子だったという女学生の霊は、『先生』に殺されたのだと呟いており……「夕暮れの未確認飛行物体」
作者買いしている山内規子さんのシリーズ。 この方の連載作品というだけでも珍しいのに、6冊も続いているのはこれだけだと思います。 幼少時から理解者を得られなかったが故に、ルリ・シキ・クロハの三匹にしか心を開かずにきた立夏も、高倉という仲間を得、さまざまな経験を繰り返すことで、だんだん世界を広げてきています。 事件で関わった人々も増え、中には二度三度と再登場する人達も。 今回の「ユーフォリア」などは、ただ霊に懐かれて巻き込まれるのではなく、むしろ立夏の方からかつての自分を思わせる少女を助けてあげたくて、積極的に関わって行ってます。成長したなあ、立夏。 お話の結末も、ある種お約束というか、パターン化されてきていたこれまでと少し変わった話が混じってきてました。 すべてを暴けばそれで良いのか。真相を明らかにすることで起きてくる影響は、本当に正しいのか。深いです。 「いなくなった猫」も、ちょっとタイプが違いましたね。年の離れた資産家の夫に心を砕くけなげな若妻と、彼女を財産目当ての悪女だと告発し、立夏のやったことは大恩ある旦那様を騙す共犯だとなじる運転手。どちらの言葉を信じるべきか、悩み揺れる立夏が切ないです。 そんな彼女をしっかり支え、立夏を騙した相手にきっちり落とし前をつけた高倉は、久しぶりに男を上げたぞ!! ……それ以外では、いつもにもまして影が薄かったですが(苦笑) この二人の仲がちっとも進展しないのは、ほんとにもうお約束で諦めてもいますけど、270ページでキスひとつしないって、お前らほんとに付き合ってる成人男女かと小一時間。画面に描かれない場面でいちゃついてる訳でもないんですよ? 下手すりゃこいつら、手もろくに握ってねえよ…… まあ、この巻は特に、これまで動物と高倉と幽霊しかいなかった立夏の世界が、主に大学内とかの同年代あたりで広がっていく感じですから、大人の高倉さんはどうしても見守るスタンスになっちゃうんでしょうけど。 でも高倉、油断してて立夏を若い男に取られちゃっても知らねえぞ〜〜
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No.6962
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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