2014年07月30日の読書
2014年07月30日(Wed)
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本日の初読図書: 「旅行から娘が連れ帰ってきたのはどうやら異世界の勇者様らしい(小説家になろう)」〜勇者と聖女2 http://ncode.syosetu.com/n2256bj/
二十三歳になった娘と旅行に出かけようとした直前、階段を踏み外して足を痛めた母親は、娘一人を旅行へ送り出し ―― そして帰ってきた娘は、旅行前よりいくらか髪が伸びており、そしてハリウッド俳優のような金髪に紫がかった青い瞳の美青年を連れていた。 「お母さん、私この人と結婚したから。で、この人、異世界では勇者なんて言われてたけど、この世界じゃ新居なんて用意できないし、お母さん一人だと心配だし、一緒に住む事に決めたけど問題無いよね」 ちなみに娘は超現実主義で、昔からアニメにも漫画にも興味はなかったが、母にはいくらかなりとそういったものの知識があった。 「これ、選ばれた勇者にしか持てない『せいけん』」 ……ああ、『せいけん』って『聖剣』の事ね。 なんでも娘は旅行中に異世界へ飛んでしまい、三泊四日の間に一年をかけて、勇者とともに異世界を救ってきたのだという。 そして勇者は娘と結婚することを選び、彼女とともに日本へ渡ってきたと。 うん、想像以上にファンタジー。 ともあれ。戸籍もなにもないがゆえにニートとならざるを得ないけれど、順応性だけは高く主夫と化しつつある勇者と、異世界で聖女と呼ばれていた現実主義の娘と、なんだかんだで懐の広いお義母さんは、かくして共同生活を営むことになったのだった。
タイトルが全てを表しております(笑) 語り手は、女手ひとつで娘を育て上げた五十代になろうかという『お母さん』。 毎朝五時に起きて近所を散歩し、子どもたちと仲良く戯れるアグレッシブなニートの勇者と、嫁姑ならぬ婿姑のほのぼのした会話を繰り広げております。 異世界サイドではけっこう厳しい事もあったようですが、そのあたりは軽く触れる程度で。 長らく更新停止中なのが惜しまれます。
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No.6089
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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