よしなしことを、日々徒然に……
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 2014年07月08日の読書
2014年07月08日(Tue) 
本日の初読図書:
「神様?チート異世界転移で薬師旅(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n1611bg/

宇宙外生命体に、このままでは百三十年ほどで宇宙が崩壊するから、ワクチンに加工するため魂をくれないかと依頼された高校生、沢辺裕次郎。別に今すぐという訳ではなく、これからたっぷり八十年はかけて魂を調整していくので、むしろ長生きしてもらわないと困るのだという。なお、魂を調整するのに地球では具合が悪いので、以前その宇宙外生命体の一人が作成した、いわゆる剣と魔法の世界に移動する必要があるらしい。
迫る受験が煩わしく、平凡な日々よりも好奇心が刺激される日々に心惹かれた裕次郎は、一週間ほど考えたのち依頼を承知する。
本来ならこの先三千年ほどはある魂の寿命を八十年に圧縮することで、肉体強化と不死と老化減速の効果があるという。もっとも寿命まで死なないというだけで、体のどこかを破損しても自己再生するわけではない。
その他の特典として、いろいろ提示された中から薬作りの腕と、その世界に過去存在したすべての薬関連の知識と、携帯できる道具を選んだ裕次郎は、かくして人工の異世界へと降り立つことになった。
他大陸から渡ってきた旅の薬師と称し、最初に立ち寄った小さな村で薬作りをしつつのんびり過ごし始めた裕次郎は、薬草採りに出かけた先で魔物に襲われ倒れている女戦士を見付ける。平原の民いわゆる人間と、森の民いわゆるエルフとのハーフだったその女性セリアは、双方から迫害を受けていることで酷い人間不信になっていた。しかしひと目で彼女に心奪われた裕次郎は、半ば押しかけるようにして彼女の旅に同行することとなる。その出会いが、二人にとっても、また世界全体にとっても運命の分かれ道だった……

「竜殺し〜」の赤雪トナさんの長編。完結済。
……最初の頃に主役に感情移入できるかどうかが、読み進めていく上でかなり重要になってくると思います。
受験が面倒だからとかいう理由で、あっさり家族や今までの生活を捨ててしまえたり、死後のことなんて信じていないからと三千年ある魂の寿命をホイホイ無効にしてしまえる軽さが、よくも悪くも刹那的な今どきの若者っぽく。途中や終りに何らかのフォローが入るのかと思ったら、そこらへんはさらっとスルーされてました。
言動も、なんというか……近いイメージだとGS美神の横島を多少控え目にした感じ?
惚れた相手に一直線といえば聞えはいいですが、セクハラ言動しまくりです(苦笑)
身内に受け入れた相手はハーフだろうが魔物だろうがお構いなしに助けまくりますが、それ以外に対してはいっそ冷淡。人間もガンガン殺しますし、数度トラブルに巻き込まれた挙句に冤罪で指名手配されてからは、人間国家にほとんど失望してしまい、特に王侯貴族に対しては軽蔑しまくってる勢い。
それでもまあ、最終的には世界を救ってますし、仲間たちに囲まれて彼的には幸せな暮らしを続けていけるので、ハッピーエンドではあるのかな?

あと難点といえば、キャラクターや地名の見分けがつきにくかったこと。
久しぶりに出る人や地名には「○○で**だった△△」みたいに、ちょっとした説明をつけてくれるとありがたいと思いました。
No.5992 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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