よしなしことを、日々徒然に……
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 無料で読んでるのに文句を付けるのもアレですが
2013年06月30日(Sun) 
今朝はけっこう早く目が覚めたので、ふと思いついて某長編が多い二次創作サイトの小説を、コピペコピペでテキストファイル化 → 保存作業しておりました。
好みな話だけより分けたのにも関わらず、全部で50ファイル以上の2MB超(文庫本で7〜10冊ぐらい?)。縦書きビューワで読みやすいように整形する作業も含めると、かなりの時間と手間暇を食ったものの、久しく更新が止まっていていつ消えるか判らないサイトなので、今のうちに保存しておくにしくはなしです。
……っていうか、長編で本数が少ない方が、まだ保存もしやすいんですよね。
とある同ジャンルの別サイトさんは、5KB前後の読み切りメインのSSが四桁の本数掲載されているという、おっそろしい所でして。保存しようと言う気力すら湧きません(^ー^;;)
ほぼ毎日更新して下さっている、日参するのが楽しみな場所ではあるんですが……それだけにいつか閉鎖されてしまったらと、戦々恐々です。

まあ二次創作でDL版を求めるのは、いろんな意味で無理な話なんですがね。
しかし最近はオリジナル作品も、それも長編の良作がどんどんネットから消えていくので、オンライン読書を楽しむ人間にとっては寂しい限りです。

ネットでの人気作が紙書籍として商業出版されるのも良いけれど、何故かWEB上がりの作品は単価が高いことが多いし、校正やイラストが微妙なこともあって、お金出して買うのはハードルが高いのが実状です。
しかも出版するからとWEBから作品を削除させておいて、結局刊行は未完で打ち切りとかざらにあるっぽいし……読者としては、出版社に対する信頼度がどんどん下がっていきます。
……そういえば、すっごい面白い話を書かれるオンライン作家さんが、商業デビューするからとたくさんの小説を公開していたサイトを閉鎖して、書き下ろしの文庫本1冊出したっきり消息を聞かなくなったってこともあったなあ……(遠い目)

ちなみにうちもまだ活発に小説を更新していた頃、「著作を電子出版できますよ。そのための通信教育講座に入りませんか?」といったダイレクトメールが来たことがありましたっけ。
当時はちょっと嬉しく思いつつも、自分は書きたいものを書きたい時に書きたいように書く、がモットーだからと放っておいたのですが……これ、今にして思うと「特殊技能を習得できます。だからまずは教材を買いましょう」的な、怪しいお誘いだったんじゃ……(汗)
No.4910 (日常)


 2013年06月30日の読書
2013年06月30日(Sun) 
本日の初読図書:
4803004625テイクファイブ〈2〉名画と愛と大泥棒 (リンダブックス)
山本 俊輔
泰文堂 2013-05

by G-Tools
全二巻読了!
いやあ、確かに驚きの結末でした!!<ドラマとは異なる驚きのエンディング
……っていうか、厳密には終わってないよ(苦笑)
一見真相が解明されたように見せかけて、最後の最後で怒濤のように新たな謎が押し寄せてきて、物語はここから始まるんだ……という流れでした。
それでも、ドラマでは判りにくかった岩月さんのあれこれとか、入り乱れる真贋二枚の名画の動きについては、だいぶ把握できたと思うんですが。っていうかこれ、岩月さんが影の主役と言っても良いんじゃないか……?

物語としても、非常におもしろい終わり方だったと思います。……思いは、するんですが。個人的に『友情と信頼に結ばれたチームワーク』を好みとする私としては、正直ちょっと微妙な部分もあったりして。
特にこの二巻目は、なにかにつけ反抗的だった晴登がデレ始めたのと、岩月さんが裏切ったと見せかけて実は……というどんでん返しが見どころだったと思うので、最後の方の改変付け足しは、二転三転またまたひっくり返りで、いささかやりすぎなようにも感じられます。
なんでも意表をつけば良いってもんじゃないだろう?? せめて浅岡くんと香川刑事ぐらいに押さえておけば良かったのに……

そして相変わらず、細かい部分の辻褄があっていないというか、校正の甘さがちらりほらり。

私は、こういった荒唐無稽かつ予定調和的馬鹿話が大好物です。主役マンセーどんと来い。御都合主義だって? 楽しめればそれで良いのさ!! が持論です。
……でもですね、たとえどんな「ある訳ねえだろ!」的無茶でも、最低限の辻褄合わせとか理由づけはしておいてほしいのが、ライトノベラーのこだわりでもある訳で。

たとえば逮捕された晴登が検察に送られる時間について、瑠衣が晴登に「明日送る」と告げたその翌日に、正義に向かって「明日の朝」と言っているとか<それじゃあ明後日だ
正義がジャズバーのオーナーである理由として、1巻で「時おりこうした落ち着いた空間に身を置きたくなってくるというのが、ジャズバーを始めた動機だ」と書いてあるから、そこも改変したのかと思っていたら、2巻ではドラマの通り父親から受け継いだことになってるとか。
岩月さんが左遷された時期と、香川刑事の処分を甘くした時期が明らかにあってないとか。

そういう細かいところが、商業出版物として読んでいると、気になっちゃうんですよねえ……

そしてこれは言っちゃあ野暮なのかもしれませんが……彼らはどうやって盗みに使用する資機材、ひいてはそれらを購入する資金を得ているのでしょう。
いっつもお金にならない盗みばかりをしているのだから、どこかからなんらかのまとまった収入を得ていないと、トラックのチャーターどころか、暗視スコープや赤外線カメラの購入もままならないと思うんだが……

まあともあれ。
それでもほぼ定価で購入したことに、悔いはないほどには楽しく読めました。
余計な挿し絵や写真が入っていなかったことも、ノベライズとしては好感度大。
……ルクレツィアの画像ぐらいは、表紙にちっちゃくでも載せておいたほうがイメージしやすかったかもですが。まあ、ささいなことです。
個人的には、ノベライズで情報の補完をしつつ、録画したドラマを見返して楽しむのがベストかなあ……
No.4911 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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