|
……この数日、仔ダヌキとヒヨドリの観察日記と化していた当ブログ。 あんな写真やこんな動画に心癒されて下さった方も、何人かはいらっしゃるようで。
なので、この先を読みたくない方は読まない方が良いでしょう。 ただ、これも自然の摂理のひとつなのだと、書き留めておこうと思います。
状況を端的に述べますと……裏庭で、仔ダヌキが一匹、冷たくなっておりました。 いえ、その表現は正確とは言えません。ただ、あまりにもショッキングな姿だったもので……以下は、ほんとに読まない方が良いかもしれませんが、記録としてあえて書いておきます。白文字にしておきますので、覚悟のあるかただけ、マウス反転でお願いします。
窓から見える地面の上に、仔ダヌキの首だけが落ちていました……
最初にそれを見つけたのは母でした。 室内から遠目にそれを認めて、「まさか巣立ちしたヒナが死んでる……!?」と思った母は、怖くて自分では確認できないと、父に助けを求めました。 そして庭に出て、ソレに近づいた父が見つけたのは、もっと衝撃的なものだった訳です。 ある意味、普通にヒナの死体を見つけた方が、まだショックは少なかったかもしれません。 まさか、あんなものを自宅の庭で見るとは……
……ただ私も遠目から見ただけなので、はっきりとは言えませんが……それでも、うちの仔にしてはいささか小さかったような気がしなくもないというか。今まで撮りためていた写真と見比べても、やっぱり二まわりは小さいように思います。……そう思いたいだけなのかもしれませんが。
周囲の状況を見るだに、そこが現場ではなかったのでしょう。あるいはカラスか、鳶あたりが落としていったのかもしれません。 それとも猫の仕業か、はたまたタヌキ同士のテリトリー争いにでも遭ったのか。
ともあれ、こんな町中でも、事故や病気以外の要因で消えてしまう命があるのだと。 そしてそれを目の当たりにしたこともまた、命の貴重さ、はかなさを知る一種の経験となりえたのではないかと。 せめてそう思いたいです。 ともあれその仔は、父の手で裏山に埋葬されました。どうか土に還って、植物の栄養になっておくれ(合掌)
それにしても母よ……ショックを共有したかった気持ちはよっく判るけど……でもやっぱりアレは見たくなかったよ……( T _ T )
気を取り直して。 ジュラシック・パークの原作小説、上下巻を再読終了。 ラジオドラマの最後でマルカム博士が……だったことに衝撃を覚えた私でしたが、原作でも同じ流れでびっくりしました。 あれ?? マルカム博士って続編で……だったよな!? と、思わず wiki を調べてしまいましたよ。ああ、なるほど、そういうことでしたか。映画の印象もあって、いろいろ記憶が混乱していたようです。 ……この作品は原作と映画の差異がかなりいろいろとあるので、映画をごらんになった方でも、原作は原作で先が読めない楽しさを味わえると思います。
|
No.4905
(日常)
|
|
|
|
2013年06月27日の読書
2013年06月27日(Thr)
|
|
|
本日の初読図書: 時は一七五二年、将軍徳川家重の御代。 江戸の町で旗本や大名家の娘が鬼にさらわれる事件が相次いだ。そのことに心を痛めた将軍 家重は、側近である大岡出雲守忠光を通じて、一人の武士に特命を下す。備後国三次生まれのその男 京嵐寺平太郎は、かつて国元を騒がせた妖怪を退治した功績を認められ、広島藩の江戸屋敷詰めに抜擢された存在であった。 しかし ―― 実はその妖怪退治、尾ひれがついたまったくの出鱈目。本当のところは幼い頃から馴染みの仲であった妖怪達と話し合った結果、イタズラを止めてくれたというそれだけであることを、知る者は少ない。 しかし誤解からとはいえ武士たる者、上からの命令には逆らえない。嫌々ながらも江戸勤めになった京嵐寺を慕って、国元からついてきた大飯ぐらいの三目入道や、広島藩の下屋敷にある祠に住んでいた白狐の美女、本『人』が斬りたいと思えば鋼も悪霊も断ち斬るが、その気にならねば豆腐すら斬れない妖刀などなど ―― さまざまなもののけ達が、周囲に集まっては馬鹿をやりつつ力を貸してくれている。 そんな訳で今回も、京嵐寺は渋々ながら鬼退治へと乗り出すことになったのだが……
最近はやり(?)の「もののけと一緒に怪異を解決」もの。一応短編集の形をとっていますが、実質話が繋がっています。 いいかげんそろそろこの手のジャンルには食傷気味だったものの、今回のはけっこうおもしろかったです。 主役が「出世欲がない」という以外はこれといった瑕疵もなく、美男で腕もけっこう立てば、度胸も据わった好い男。でも人格的には人がよさげな、ちょっとヘタレ属性なあたり、うむ、好みだvv 事件解決時にも、もののけたちに頼りっきりではなく、むしろ戦闘場面など活躍するべきところでは、しっかり活躍するあたりが好感度大です。 お話の内容的には、まだまだ始まったばかりのようで、一話目で存在をチラ見せした黒幕が、最終話のラストで、思わせぶりなことを言って終わっております。これは……また続きを買わねばならぬシリーズが増えたのか……?
ちょっと活字が大きめなのと、たまに文章が数単語抜けてるっぽく思える部分が気になりますが、むしろ気楽にさくさく読める感じで、読んでいるうちに慣れるレベルかと。 京嵐寺が地元 広島の三次でどのように過ごしていたのかとか、もののけ達とどんなふうに友情を育んできたのかとか、そのあたりがまだまだ描写されきっていないので、続刊に期待したいところです。
|
No.4906
(読書)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|