よしなしことを、日々徒然に……
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 2012年10月06日の読書
2012年10月06日(Sat) 
本日の初読図書:
「軍神の花嫁(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n0766i/

下級貴族の娘サクラは、気高く女神のようだと表される姉と天使のごとく愛らしいと噂される妹を持つ、ごくごく平凡な少女だった。容姿も才能も取り立てて優れているわけでなく、彼女と顔を会わせた人々は、皆一様に落胆の色を浮かべる、そんな地味な存在だ。
故にパーティーなどの人が多い場所に出るのは苦手な彼女だったが、その日は妹の正式なお披露目とあって、嫌々ながらも出席するしかなかった。
そんな夜、彼女は怪我をした白い魔獣を見つけた。どうやら誰かの使い魔らしく、その目には知性の色がある。もともと小さく大人しい魔獣などに懐かれやすかった彼女は、かなり大きいその魔獣をも怖れることなく、傷の手当てをしてやった。ところがその姿を見た客が悲鳴を上げたことで、ことが大きくなる。剣を手に現れた男からとっさに魔獣をかばったサクラは、正面から胸を刺されてしまったのだ。
しかし誰もが絶命したと思った次の瞬間、彼女の身体は暴風に包まれていた。その肉体には刺さっているはずの剣も、そして傷も出血も存在していない。気を失ったサクラを、消えた剣を手にしていた男は抱き上げた。
「連れて行く。あとは任せた」
そう側近に告げて立ち去った男は、カイ・ラジル・リューネス。漆黒の髪に金と黒のオッドアイを持つ、大国キリングシークの第二皇子であった。
他国を制する巨大な軍を統べ、魔を討つ狩人を束ねる彼を、人は『漆黒の軍神』と呼んで畏怖している。
そんなカイが持つ破魔の剣は、代々国に伝わる物で、自ら持ち手を選ぶとされていた。そして鞘もまた、自らの意志で選ぶのだという。サクラは期せずして破魔の剣の生きた鞘になってしまったのだった。
そんな彼女をカイは妻として娶ると言った。なぜならそれが、妙齢の女性を側に置く手段として一番簡単だったからだ。常に魔物や他国との戦に身を置く者として、カイはたとえ寝室であっても剣を手放さない。そして年頃の娘を寝室にまで伴うとなれば、それは妃という立場を与えるより他ないのだと。
「お前が俺の傍らにある限り、お前のことは俺が護る。魔であろうと、人であろうと決して傷つけさせない」
そう誓うカイだったが……それはあくまで大切な剣の『鞘』に向けられた言葉でしかなかった。
己の立場を自覚し、そうしてわきまえたサクラは、従順な『鞘』であることを自らに科す。
優秀な姉と妹に挟まれて、なにもできなかった自分が、初めて人の役に立てるのだから、と。
しかし形式上の妻として共に過ごすうちに、サクラの心の内には徐々にカイに対する思慕が芽生えはじめ……

……って、なんだよ、この焦れ焦れラブラブ両片思いな、はた迷惑砂吐き馬鹿ップルはぁぁあああっっっ(どんがらがっしゃん)
と、思わず正気を失ってしまうほどに、もう不器用な甘々ぶりに悶えてしまいました。
もうね、カイの無駄にクールで無駄にハンサムで無駄に威圧感があり、無駄にハイスペックなその影で、不器用にも程があるサクラへの思いやりと接し方が……くぅうっ《o(><)o》
公人としてはものすごく有能なのに、プライベート……っていうか、限定一人に対してのみ俺様ヘタレっていうのがすごく好きなんです。
あと一見平凡に見えて、実は地に足着いてる聡明な愛され属性のヒロインというのも非常にツボなのです。
また個人的にタオが良いエッセンスで。魔獣のくせにヒロインを幸せにするため、ライバルに牙を剥きつつも報われない献身を一途に捧げる四つ足獣って、それどんな萌えvv
恋愛モノなんてほとんど読まないのに、外伝含めてバッチリDLしちゃいました。外伝は侍女と側近カップルとかなので、そちらも楽しみです。っていうか、そっちのがはるかに長いし(苦笑)<本編だけでもしっかり文庫1冊分ある
ああ、また積読が増えてしまった……

「Devil? Devil?」
 http://novel18.syosetu.com/n9378r/ 

↑「軍神の花嫁」の番外編。はい、ムーンライト(笑)
23話と24話の間の、ふふふふふvv ひたすら甘々イチャらぶ(でも寸止め)です。

「リアローフオンライン(小説家になろう)」〜師匠のお仕事
 http://ncode.syosetu.com/n2383bj/

現実と見まごうリアルさを持つ、ヴァーチャルリアリティオンラインゲーム「リアローフオンライン」。
壮大なグラフィック、広大なマップ、綿密なシナリオ、数百に留まらない武器の数々、高すぎる程の自由度、どれをとっても過去最高と言われたそのゲームは、しかし思ったほどの人気は出なかった。
それはあまりにもリアルすぎたためである。スキルには補助スキルしかなく、魔法を使うには長い詠唱を暗記する必要があり、剣技にも多少の体捌きの補助と攻撃力UP効果ぐらいしかない。
生産職に至っては、たとえば服を作るなら型紙を作り布をカットし縫製するといった、実際の行動を追っていかなければならなかった。これでは想像を絶する努力が必要となる。しかも欲しい物はなにも自分で作らずとも、NPCノンプレイヤーキャラクターの店に行けば、それなりの品が金次第で入手できるのだ。
そういった次第で、このゲームで生産職に就くプレイヤーは、ごくごく限られていた。
そんなゲーム世界に、ひとつの店が存在する。
「鍛冶屋ジョンハンマー」。
そこの武器を持っているというだけで一人前、防具も揃えていれば一流、店にいつでも入れる紋章を持っていれば超一流の戦士と言われる程に、価値ある品を作る店だ。
店主のオヤジは寡黙で必要な事しか喋らないが、今まで一度も失敗をしていないことから、運営側が救済措置として設置した鍛冶屋として広く周知されていた。何故かNPCマーカーは出ていないが、それは運営のミスであろうというのがプレイヤー達の見解である。
……だが実はそこは、ノリで『寡黙な鍛冶職人』を目指し、ネタスキル《無口》まで装備した一人のプレイヤーが経営する店だったのだ。
これはそんな店主が周囲に色々と勘違いされつつ、ひたすら鍛冶に打ち込んでゆく物語である。

とくにログアウト不能とかになる訳でもない、平和な VRMMO もの。連載中。
ほんとにひたすらこつこつと武器防具を作っているお話です(苦笑)
基本ゲームをやらない人間なので、武器の名前とか各部名称とかがよく判らず、別窓で武器に関するデーターベースサイトを開きながら読んでました。ヴィーキング・ソードとかレイピアとかならともかく、ハンド・アンド・ハーフソードだのワルーン・ソードだのクレセントアックスだのだの、そもそもバスタード・ソードとロングソードはどこが違うんだ!? ポメルってなんだよ、柄頭でええやん!!
……とかまあ、つっこみつつも、細かいところはさらりと読み流し。
この話の楽しみどころは、店主と周囲のプレイヤー達の相互勘違いだと思います。五話ぐらいごとに店主と他プレイヤーの視点が入れ替わって、同じ場面でそれぞれがどんなことを考えていたのか、それぞれの立場で語られます。その食い違いっぷりが面白くてvv
特に途中から登場するエルフの女弟子がまた(笑)
彼女は師匠を心底から尊敬しているので、全ての行動に素敵フィルターがかかっていて笑えます。
ただ気になりどころが一点。この人達、いったいいつログアウトしてリアル生活してるのだろう? と。
なんかずーっと二十四時間、ゲーム世界にいるっぽいんですが。せっかくだから師匠のリアル生活も見てみたいです。ゲーム世界では寡黙なナイスミドル、リアル世界では九州弁の機械音痴な兄ちゃんって、そのギャップもまたおもしろいと思うのですがね。
No.4210 (読書)


 タイミングが(泣)
2012年10月06日(Sat) 
夕食に豚汁を食べていたのです。
具材は豆腐とか煮崩れたニンジンとか、そう固くはないはずのものばかり。
それなのに、ああそれなのに。
口の中身を咀嚼していたら、カチリと当たる覚えのある感覚が。

……またか_| ̄|○

げんなりしながら吐き出してみたら、案の定、奥歯に被せてあった銀冠でした。
銀歯が取れるの、いったい何回目だ……?
前回は三ヶ月ほど前に左下の奥歯でしたが、今回は右下の奥歯です。そして前回は日曜日の昼。今回は土曜日の夜。なんでいつも週末=歯医者が休みの日かな(しくしくしく)
っていうか、何故か私が医者に行く必要があるほど体調を崩したりするのは、いつも週末とか夜中なんですよね……夜間診療に行ったり、父の同級生のお医者さんを叩き起こしたりとか、はたして何度したことか。某病院の休日診療などは、苦しんでる私を置き去りに医者が母へ一時間も世間話ふったあげく、「休日だから薬は出せない」と、問診のみで帰らされ、二度と行くかと思ったものでしたっけ(遠い目)<たまたま当直医が母と顔見知りだった

そして今回はよりによって三連休。木曜午後と日祝日がお休みなので、火曜日まで歯医者は開きません。せめて一日、いや数時間早ければ、すぐはめ直しに行けたのに。
あるいはもう数日遅ければ、来週には半年に一度の定期検診予約を入れていたので、そのついでにはめてもらえたんですが。
……定期検診直後じゃなかっただけ、まだマシと思うべきか? 数日早めに行って、ついでに検診もしてもらえば良い訳なんですから。

ああそれにしても、イレギュラーはへこむ……こんなにボコボコ外れるほど、たくさん治療跡があるのもまた問題なんでしょうが……(−ー;)

昼間には先日やった北大路欣也のドラマSP『剣客商売 御老中暗殺』を改めて見直し。
うむ、原作を読み返してからもう一度見ると、脚本も細かいところも良くできていたと改めて実感しますね。原作二話分を破綻なく一話にまとめてあるし、キャストの違和感も薄れました。着物や小物も原作に忠実ですし、これはぜひ続編を作ってほしいところですvv
No.4211 (日常)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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