よしなしことを、日々徒然に……
※ 2018年以降の記事は、別ブログの方へUPしています ※
新しいブログへは こちら からどうぞ。



 更新情報(2012年04月27日)
2012年04月27日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」に、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」七九話目をUPしました。
No.3727 (更新)


 2012年04月27日の読書
2012年04月27日(Fri) 
本日の初読図書:
B000JACEX2火星のプリンセス (1965年) (創元推理文庫)
エドガー・ライス・バローズ
東京創元新社 1965

by G-Tools
南北戦争終了後のアリゾナで金鉱を探していたジョン・カーターは、ある日インデアンに襲われ洞窟に逃げ込んだ。が、そこには毒ガスが発生しており、倒れて動けなくなってしまう。だが気がついたときには、彼は火星の黄色い野原にいたのだった。
地球とはまったく異質な文化を持ちながら、資源の枯渇などから滅びに瀕している火星。そこには巨大で四本腕を生やした獰猛な緑色人や、発達した科学力を持ち地球人と良く似た姿の赤色人などが暮らしていた。
彼らは程度の差こそあれみなひどく好戦的で、それぞれに皇帝を戴き、戦争に明け暮れている。
文字通り身ひとつで火星に飛ばされたジョン・カーターは、はじめ緑色人の捕虜となるが、その強さで次第に頭角を現してゆく。火星の弱い重力と希薄な空気は、地球で生まれ育ったカーターに、驚異的な跳躍力と膂力をもたらしてくれたのだ。
そして同じく捕虜となった赤色人の王女デジャー・ソリスに心を奪われたカーターは、残忍な緑色人の間から、どうにかして彼女を救い出そうと決意する。
緑色人でありながら、例外的に優しい心を持つソラや、勇敢で公正な戦士タルス・タルカス、見た目は恐ろしいが忠実な十本脚の猛犬ウーラなどと心を通わせながら、カーターは縦横無尽に火星を駆けめぐり、やがては火星そのものの存亡へと関わってゆく……

小西宏の旧訳版、無事に読了いたしました。
……以前に読んだのが分厚い合本版だったからなのか、もっと手間取りそうに思っていたのに、びっくりするほどさくさく読めちゃいました。
っていうか、おもしろいよ! これは翻訳の差なのか?? 違和感は全然感じなかったんですが(っていうか、新訳そこまで読み込んでない)、とにかくぐいぐいひっぱられて読み進みました。
挿し絵が武部さんの美麗絵なのも嬉しいところvv
……まあ、ファンの間では絶大な人気を誇る(らしい)武部さんの絵は、厳密に言うと本文と微妙に食い違ってたりもするんですが(苦笑) まあ、イマジネーションを刺激してくれるから良いんです、うん。
話としては、火星という名の別世界へトリップ&体力腕力のチート補正つきで、人には懐かない野蛮人や猛獣を手懐けつつ、偶然も味方につけたカーター無双かつラブロマンスもあり。しかもカーターが年とらない理由とか、火星に行っちゃった原因とかは語られないままという、完全に今どきのノリと勢い的厨二病物語なのですが。
これがまたおもしろいんだからしょうがない。っていうか、これを 1911 年に書いたバローズは時代を先取りしすぎです。
映画がこれをどれだけ再現したのかは知りませんが、この原作を読んでくれる人が一人でも増えてくれたらいいなあと思います。
No.3728 (読書)


 ふふふふふ(怪しい含み笑い)
2012年04月27日(Fri) 
三上於菟吉 翻訳の「モンテ・クリスト伯」です!
はす向かいの県で収蔵されていたのを、県立図書館経由で借りてもらいました。昨日ちょうどプリンタの設定を終えたあたりで「届きました」という連絡が入ったので、ダッシュで取りに行きましたとも。
……だっていつ受け取りに行こうとも、貸出先に返却される日にち(郵送日時含む一ヶ月)は変わらないのだから、一日でも長く手元に置いておきたいじゃないですか。

そしてピッカピッカの新しい装幀に「おや?」と思いつつ奥付を見てみたら、 2004 年に発行された復刻版でした。ってことは、新字新仮名!? あるいは旧字旧仮名だとしても、現代のJIS規格の活字だと、ちょっと興が削がれるんだよな……と思いつつ開いてみたならば。


 ゆまに書房
 昭和初期世界名作翻訳全集 42
 モンテ・クリスト伯 前篇
 デュ−マ著/三上於菟吉 訳


えーくーせーれーーーんとっっ(喜)
なんでも完全復刻と言うことで、当時の本を元に、版面を115%拡大しただけのそのままだそうです。素晴らしい。紙ヤケや本がばらける心配なしに、あの雰囲気ある文面を拝めるとは……(感動)
しかもこの復刻版、復刻版でありながら既に品薄。本屋にはもちろん並んでいないし、ネット通販でも売り切れているところがほとんどで。たまに見つけても、新刊でおよそ 4,000 円×全3巻。中古本は逆に値段が跳ね上がって、余計に高くなっております。それが数百円で読めるなら安いものよ(ふふふふふ)<県外図書館からの借り出しは、送料自己負担

……そして翻訳者の所にもどこにも共訳の文字がないんですが……三上さんの名前しか書かれていないんですが……これ、著作権切れと見なしちゃ駄目……ですか。駄目ですよね……(しょぼん)<ネットの情報だと谷崎精二(1971年没)と共訳

読みかけだった「火星のプリンセス」も、無事読み終わったし。
明日からは読むぞーーー!
No.3729 (日常)



<< 2012年04月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

サーチ :


 最新の記事
 更新情報(2012年04月27..
 2012年04月27日の読書
 ふふふふふ(怪しい含み..

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  


Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41