よしなしことを、日々徒然に……
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 原作はアメコミらしい
2012年03月19日(Mon) 
二週間待ちに待った、ガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』一作目を見たのですよ。
おもしろかった、つまらなかったの二択で言うと、間違いなくおもしろかったです。どれぐらいおもしろかったかって、見終わったあと次兄と感想を話していたら、父が「じゃあワシも見るかな」と改めて再生始めたのを、一緒になって最初から最後までもう一度見通してしまったぐらいにはおもしろかったのです。
……ただ、これは『ホームズ』じゃあない(苦笑)
うん、なんというかあれかな。古谷一行の金田一シリーズみたいな?
原作は原作これはこれと、そう割り切れてからが楽しかったです。ぶっちゃけ一回目は途中で見るのやめようかと思ったぐらいで。それが最後の三十分ぐらいかな? あたりから引き込まれる感じになりました。
そして「推理物に超常現象絡めちゃいかんだろ」と思っていた私は、しっかり制作者に踊らされたようです。最後にホームズさんが全部謎解きしてくれて、すっきりしました。だからこそ二度目を見ようと言う気になれたというか。
最初はヒロインにも苛ついたり、アイリーンじゃなくても良いんじゃないかとか思ってたんですけど、次兄に「アイリーンって峰不●子みたいだよな」と言われて、すとんと納得しました。確かにそう思うと、敵であり味方であり、本気で愛情と裏切りを両立させるキャラクターに違和感がありません。
っていうかこの話自体、まんまル●ン三世のノリですね(笑)
美人で凶悪なワトソンは、さながら次元+五右衛門。銃と剣の二刀流だしvv
ええ、ワトソンは非常に魅力的でしたとも。見た目もワトソンのイメージを残しつつ二枚目で格好良かったし、その行動といいお役立ちぶりといい『実は有能なワトソンスキー』の私には惚れ惚れさせられました。冒頭からホームズより婚約者を選んで悪態つきまくりながらも、いまひとつ突き放しきれない面倒見の良さも素敵。よっ、苦労性!
ホームズさんは……うーん(悩)
一番のネックがホームズさんのキャラ造形なんですよね。
個人的に、ホームズさんは英国紳士であってほしいのですよ。たとえ捜査のためなら時に女中をたらし込む結婚詐欺と化そうとも、部屋の中で怪しげな実験繰り返そうとも、そこには隠しきれない『ひん』というものを纏っていてほしいのです。間違っても素っ裸でベッドに縛りつけられ、胡座の間にクッションなどと言う格好はいけません。これじゃほんとにル●ンだよ……
確かに頭は良いし、推理も披露している。腕っ節が強いのだって原作通りなのに……でもなにかが違うのです。 鍵開けの道具も、一度も役に立ってないしなあ(笑)
wiki 情報によると、この映画の原作は厳密に言ってコナン・ドイルの聖典ではなく、「ライオネル・ウィグラムによるオリジナル・コミック」なんだそうで。イメージの違いはそのあたりによるんでしょう。
壁に銃弾でVRとか、ワトソンさんがブルドッグ飼ってるとか、細かいところは細かかったですけどね。
クライマックスのブラックウッド卿が橋からぶら下がってるシーンは、なかなか印象的でございました。ホームズさんの「お前が呼び出した悪魔は〜」という台詞の直後に鉄骨が降って来るというその展開もなかなかぞくりとさせられます。推理物に絡む超常的要素は、やはりこれぐらいがちょうどいいかと。

ところでホームズさんの声優……現代版ドラマSHERLOCKの人と同じだ! と思ってたんですけど、いま調べてみたら違いますね……私の耳はあてにならないなあ(−ー;)
No.3666 (映像)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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