2012年02月20日の読書
2012年02月20日(Mon)
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本日の初読図書: C.M.B. 19巻に収録の「大統領逮捕事件」を別視点から見た「バルキアの特使」。 禁固四十年の罪を受けた囚人と、彼の罪について語り合う書き下ろし「カフの追憶」。
後者は燈馬が老人の写真を出した段階で、最後のオチは読めました。やはり41冊目ともなるとパターンが似てくるのか。 しかしラストシーンはなかなか意味深ですね。燈馬くんにとっての「大事にすべきその一瞬」とは……ということですか。ふふふふふ。最近の話では燈馬くんと水原さんが、すっかり熟年夫婦のようでにやけてしまいます。何を食べたい? と訊ねられて、わざわざ手間のかかるものをリクエストして鼻で笑うなんて、初期の燈馬くんからは想像もつかないよvv そしてメインとも言える C.M.B とのコラボ作品。 やはり二作両方読むと、いろいろなことが腑に落ちてくれますね。そして異なる立場から見ると、双方にそれぞれの正義が存在するのだと実感させられます。 Q.E.D 側からだと森羅の言葉は理想に酔って現実が見えていない幼稚なそれに思えてしまうし、 C.M.B 側からだと燈馬は国のプライドを優先して冷たい建前を押し出しているように見えるし。でもそれぞれがそれぞれに、譲れない正義があるんですよね…… そして Q.E.D 視点を読んだことで、ようやく元大統領の側近が三人いたことに気付きました。昨日書いてた「眉の形が違う」キャラは、それぞれ別人だったわけで。そりゃ顔が違うのも当然ですヽ(´〜`)/ だってC.M.B では、三人が同席してるコマがなかったんだもん(しょぼん) あと後半、七瀬さんが不在だった理由も判りましたね。っていうか七瀬さんと水原さん強すぎるやろ……銃器を持った国際的武装組織しかも集団を相手に、素手と棒切れでなぎ倒す女子高生ってどんだけ……(汗) ともあれ、面白かったです。水原さんが「あんた達が頭がいいのは、交わす言葉を端折るためじゃねェだろ! イトコなんだからちゃんと話してこい」と燈馬に発破かけたシーンでは思わず喝采しました。 自分がそう読んだからもあるでしょうが、個人的には C.M.B → Q.E.D の順番で読んだほうが面白いと思います。
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No.3622
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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