2011年06月25日の読書
2011年06月25日(Sat)
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本日の初読図書: 今回ジェイサルドは後半お留守番。 作者様いわく華の騎士ことルーギンを活躍させたかったとのことですが……どうかな? 確かに最後は良いところを持っていきましたが、それ以外はどちらかというと影が薄かったような。鳥達の活躍も少なかった気がします。 文章は三人称で書かれていますけれど、視点自体は主役のヤエトから動かないので、彼の側にいない人物は必然的に存在感が小さくなりますからね。今回姫様が、ちと強引な理由付けによって北嶺から出てきたのも、それ故にかと。 前作上下巻は、ヤエトが自分の力に向き合うことがメインだったとすれば、今作上下巻は、今後彼が自分の力を積極的に使っていくための物語だったのではないでしょうか。 預言者や浄水の能力など、失われたはずの「恩寵持ち」が他にも数名現れ始め、話はますますファンタジックになっていきます。ヤエトが恩寵持ちだと言うことは絶対の秘密だったはずなのに、気がつけばルーギンにも話しているし、あれでは新キャラ ファルバーンにもなし崩しにバレたのでは? ところで次作は、上巻が出てもう一年近くになるようなのに、まだ続きが出ていない模様。今作と前作は二ヶ月連続で発売していたのに、なにか不具合でもあったんでしょうか?
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No.3217
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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