2011年05月21日の読書
2011年05月21日(Sat)
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本日の初読図書: 奇怪な事件が多発しているという緑陵高校。一度は校長からの頼みを断ったナルだったが、生徒会長安原修に頭を下げられ、重い腰を上げた。 学校中で起こっている奇怪な現象は、流行しているというヲリキリ様 ―― コックリさんが原因なのかと思われた。だがそれにしても数が多すぎる。しかも怪奇の起こる場所が移動しながら、強さが増しているようにも思われるのだ。 いつになく非協力的な学校側を相手に、苦戦を強いられるサイキックリサーチ。 やがて事件の焦点は、昨年自殺した坂内という少年に集まってゆき ――
シリーズ中、二番目に好きかも知れない作品がついにリライト♪ 届いて即行で読み始めました。 なんか安原少年あーんど生徒会の有能度がレベルアーップ(笑) いや安原さんはもとからごっつい有能な人でしたけど、さらにそれと食えなさ度が増してます。 しかし作品全体は……うーん……前作ぐらいから思い始めていたんですが、加筆修正がちょっと裏目に出てる? ような気が、個人的に。 私としてはこのシリーズ、女子高生の軽い語りなのにも関わらず、要所要所がめっちゃ怖いところに面白みがあったと思うのですよ。それが加筆修正でびっちり書き込まれちゃったおかげで、なんか普通の怪奇小説になっちゃってる感じが。 あと坂内くんが「部活に入っていなかった」と書き足されてるけど、彼美術部でしょーとか。 しかも今回、「結」が短えよ。真相に至るまでにかなり書き足してるのに、そこからがほとんど変わりないので、分量的に「あっさり終わっちゃった」感が…… いや、面白いんですよ? キャラも増えてるしエピソードも増えてるし。 でも個人的には、リライト前のほうが好き、かもしれないなあ……むむむ……
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No.3163
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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