2011年02月26日の読書
2011年02月26日(Sat)
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本日の初読図書: ホームズさんの姪っ子パスティーシュ新刊。 「空飛ぶ踊り子」は……聞き覚えがないお話です。「語られなかった事件」にこんなタイトルあったっけ? 「名うてのカナリア教練師」は「語られなかった事件」のひとつ。 要するにどちらもオリジナル色バリバリでございました。 感想は、んー、まあまあかな。 前者は叔父さん達が出てこなかったり、後者はあんまりクリスティと絡まなかったりでちょっと残念でしたが。 あとついにマイクロフトが登場したんですけど、予想以上にハンサムなキャラだったのがちと残念(おい) せめてダンディ系だったらまだ良かったんですが……個人的にマイクロフト兄はでっぷりとしたオッサンイメージなんですよね……
江戸は神田の古名主、高橋家の一人息子麻之助は、いわゆる「お気楽」な若者であった。近所の者達は麻之助を好意的な目で見てはいるが、将来の名主としては不安だという者もいる。 そんな麻之助は、同じく隣町の名主の息子で女好きの清十郎や、堅物の同心見習い吉五郎らと、持ち込まれる事件をほどほどに解決してゆく。 彼がそんなお気楽者になってしまったのには、なにやら理由があるらしいのだが……
畠中さんの江戸ものシリーズ、今回は全くファンタジーの絡まない、普通のほのぼのミステリです。読切連作ですが、徐々に麻之助さんの事情が明らかになっていき、ラストでようやく一区切りつきます。その秘密が関わることもあってか、お話は多くが色恋とか縁談とか子供関係のものでした。畠中さんにしては、ちょっと爽快感が薄いかな……? 確か続きも出ていたはずなので、チェックしたいです。
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No.3075
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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