2010年11月27日の読書
2010年11月27日(Sat)
|
|
|
本日の初読図書: シリーズ13作目。 またも夜中に布団の中で読了。 小兵衛さん、昔は女になど目もくれなかったとか言いながら、孫のようなおはるに手をつける前に、しっかり娘のような女性にも手を出しております。いくら前妻が亡くなった後とはいえ、こらこらこらって感じ。まあそこで、ちゃんと生涯面倒見るつもりでいたのが小兵衛さんらしいですが。 表題作「波紋」では世の中狭いねえという感じ。大治郎さんを狙った刺客が、御用聞きの弥七が使ってる下っぴきの手先の兄に別口で殺されて、さらにその刺客の仲間は、同じ手先の左腕を以前切り落とした男で、刺客の仲間を雇った男は以前大治郎に道ばたで叩きのめされ逆恨みした旗本で……という具合。しかも下っぴきの行方不明の母親は、ひっそり小兵衛さんちに出入りしている野菜売りの婆さんだったり。人間関係ややこしすぎかつ偶然重なりすぎやろ(苦笑) 他にも、今回は収録作が五話だった分、一話一話がみっしり詰まっていた感じです。 さて、次作は特別長編らしく。腰を入れて読まなければ。
子供の頃、家に全集あったのを読んだのですが、どうも引っ越し時に処分したらしく見当たらないので、図書館で探してみました。一冊一話の薄目のハードカバー。でも一話で一冊なぶん、しっかり内容詰まってる感じです。 自然国立公園で、ホテルから捨てられる残飯をあさりに集まる熊たちを、ゴミ山に埋もれながら観察する様子が描かれています。中でも一番可愛く、一番哀れな小熊のジョニー。 栄養の偏ったものを食べていることで、彼の健康状態はけして良くありません。 シートンは安易に不適切な餌を与え人と動物の距離感を狂わせることなど、人間と動物の付き合い方について、鋭い警鐘を発しています。 子供の頃はそんな深いところまで気にすることなく、シロップの空き缶に手を突っ込んでは嘗め回すジョニーを、カワイイーーvvとか思って読んでました。反省。
|
No.2951
(読書)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|