2010年06月17日の読書
2010年06月17日(Thr)
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本日の初読図書: 元旦、おけら祭りに湧く八坂神社で、着物姿の若い娘が殺された。胸に破魔矢を突き立てられ、その袂には百人一首の取り札「やくやもしほのみもこかれつつ」が入っていた。 いかにも日本的なものを感じさせる事件に、たまたま通り合わせたアメリカ人キャサリンは深い興味を覚える。 だがその殺人は、一連の恐ろしい連続殺人の始まりに過ぎなかった。
元アメリカ副大統領の娘キャサリンをホームズ役に、日本の大臣の甥にして大学助教授 浜口一郎をワトスン役に据えたミステリ小説。シリーズ二巻目。 図書館で検索かけたんですが、一巻目はありませんでした。残念。 まあ、どの巻から読んでも差し障りはなさそうなシリーズですが。実際、学生時代に何冊か読んだ記憶ありますし。 ドラマではキャサリンが日本人 希麻倫子(きあさりんこ)になってたりするそうですが、私は見たことありません。さすがにその改変はちょっとなあと思うのですよ……
やはりキャサリンシリーズの何作目か。 キャサリンの知人のお金持ちな未亡人が、三人の養女と一人の実子かもしれない男性と、お手伝いさんやら弁護士やらを巻き込んでの相続争い。 意外な犯人という点では、この上なく意外でした。さすがミステリの女王。 いつの間にかキャサリンと浜口さんとの仲が進展していて、呼び名が「キャシィ」になっていたり、結婚資金がどうのとか話しているのが、ああシリーズものだなあと思ったり。
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No.2754
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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