2010年06月16日の読書
2010年06月16日(Wed)
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本日の初読図書: 小学五年生の及川衛は、その日誕生日のプレゼント代として渡された二万八千円を握りしめ、電気屋へと向かっていた。目指すは発売されたばかりのゲーム機とソフト。 けれど信号待ちをしていたその時、彼の耳にふと聞こえてきた小さなため息が、その足を止めることとなる。 ため息を放ったのは、なんと骨董品屋の店頭に陳列されていた、古い安楽椅子だった。 有り金はたいて購入したしゃべる安楽椅子アーチーと衛少年の、それはちょっと不思議な謎解き物語。
安楽椅子(アームチェアー)と揺り椅子は違うと、この話で初めて知りました(苦笑) ともあれ、何故か言葉を話すうえ、シャーロック・ホームズばりの推理力まで持ち合わせている安楽椅子探偵(文字通り)と、小学生との交流話はなかなか面白かったです。短編四話が収録されていて、最終話「緑のひじ掛け椅子の謎」では、アーチーがなぜ意識を持つに到ったかの謎が描かれています。 最終話以外は、殺人事件などの深刻な謎はなく、日常のちょっとした……というには、少し根が深いものもありますが……そんなものが取り扱われていました。 どっちかというと児童文学に近いかな? 続編もあるようなので借りてこなければvv
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No.2753
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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