2008年09月20日の読書
2008年09月20日(Sat)
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本日の初読図書: 神の存在しない鎖の国では、倫理、道徳、罪悪、刑罰などの法を「鎖」になぞらえて民心を統括している。鎖衣とは、その身に鎖をまとうことで自らの信念を体現する、鎖の国の官吏たち。 カドルトは貴族出身でありながら、鎖と厳しい戒律に縛られる鎖衣となる道を選んだ。自らの内に眠る自死願望と、自らと他者をつなぐ「鎖」という名の絆の間で揺れる彼。そしてそんな彼を見守る、スラム上がりの鎖騎士補ラダン。 それは、人とあらゆる物事が繋がり連鎖する、様々な事象を想う物語 ――
一見シリアスのようでギャグ……と見せかけてやっぱりドシリアス? 全く何も解決ついていないようで、何かを悟ったような気がしつつ、どちらにせよ日々は続いていかざるを得ないというか。 後半、神を信じる国から訪れた難民達と、神を持たないカドルト達との、どこまで行っても交わることないやりとりが、どちらの立場にも感情移入できて、どこか切なくやりきれません。
「とある女子高生の華麗なる日常(オンライン小説)」〜33話 http://book.geocities.jp/kawarabe48
高校一年生の仁科翠は、ふとしたきっかけから、とあるバーに置かれているヴェーゼンドルファーを、時おり借りて弾くようになった。その腕前と人柄から、バーの主人の知り合いが経営するレストランで、生演奏のバイトをしないかと持ちかけられるのだが、そこにはなかなか個性的な人物が取りそろっていて……
「側妃異聞」を連載されているκさんの、長編別シリーズ。 話数の多さに尻込みしていたのですが、読み始めたら一気でした。スーパー女子高生の翠さんに完敗です。(元が三十過ぎの姫様ならともかく、十五六でこれはやりすぎだろう、いくらなんでも/苦笑) とにかく個性派揃いのキャラクター達と、それらの人々が話によって持ちまわりで語り手を務めているのが面白いです。 ……しかし33話もかけてまだ一回しかバイトに行ってないって……
「Chocolate(オンライン小説)」 「紫陽花綺談(オンライン小説)」 「Adagio(オンライン小説)」 「傭兵商売(メルマガ連載)」
同じくκさんの作品四本。
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No.2124
(読書)
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九月に入ってからこちら、日陰に入ると涼やかな風が通って実に過ごしやすいのですが、その代わり陽差しが殺人的にきついです。……いや、九月に入るまでろくに建物から出ない生活をしていたから、それ以前はもっとすさまじい状況だったのかもしれませんが。 ともあれ、今日も歩いてきました。 今回は未知の道を開拓してみようと、今まで全く足を踏み入れてこなかったブロック、しかも道が細い上にごちゃごちゃしていて車では入り込めないような裏道をぐーるぐーるまわってきました。トータル 7000 歩近く歩いたぜ、イェイ! いつもと違う方向から城山に入ったので息切れするような石段はなかったんですが、苔生した上り坂を木陰のおかげでひいやりとした空気のなか歩んでゆくのは、なかなかに風情があったかと。 苔生して崩れかけた石段や、涼しい空気を孕んだ木立を擁する城山を歩くと、いつも「蟲師」の世界を思い出します。「きつね」の世界観も、思えばあの景色が原点にあるような気がしますし、徒歩圏内にそういう環境があるのは恵まれてるなあと、改めてしみじみしてみたり。
夜はIQサプリ二時間スペシャルと世界ふしぎ発見を鑑賞。 IQサプリが、なんか久しぶりに昔みたいな問題が多くて楽しかったです。
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No.2125
(日常)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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