2006年05月08日の読書
2006年05月08日(Mon)
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本日の初読図書: スイスのロビンソン 上 (1) ウィース 宇多 五郎
先日古本で購入した「家族ロビンソン漂流記」。南の島のフローネの原作といった方が判りやすいかもしれません。 子供の頃、おそらく高学年向けぐらいのハードカバーで読んだことがあったんですが、けっこう内容覚えていて懐かしいです。岩の間にたまった砂混じりの塩を布でこして使ったり、フラミンゴの羽を切ったあと傷を焼いてバターを塗っておいたり、お母さんの持ってる魔法の袋からなんでも出てきたりvv
ただひとつ落とし穴が。 これ、初版発行が1950年でして。つまりあれだ。漢字が旧字表記。 さすがに仮名遣いは普通でしたから、旧字新仮名とかいうものでしょうか? 私もそれなりにいろいろな文章に親しんできましたから、さほど違和感もなく読んでいけますが、それでも時おり首をかしげるような文字がちらほらと。 たとえば
「たしかに鹽にはちがいなかった」 「その證據に」 「醫術」 「圓いもの」 「晝の計畫」 「辨當袋」 「土臺」
といった感じで。もちろんふりがな一個もついてません。 ちなみに上から「たしかに塩にはちがいなかった」、「その証拠に」、「医術」、「円いもの」、「昼の計画」、「弁当袋」、「土台」となります。 漢和辞典で引こうにも、どこが部首だかつくりだか、それすら判らないのでお手上げです。 ……とか言っていたら、うちの両親、スラスラ読み解いてくれたりなんかして。 いわく「ちょっと懐かしいと思うけど、普通に読めるわよ?」だそうで。さすが昭和十年代生まれ……ひさびさに強烈なジェネレーションギャップを感じてしまいました。
私ではそうもいかないので、このあたりのお世話になることに。
■新旧字体対照表 http://www.max.hi-ho.ne.jp/nvcc/TR8.HTM
事前にアタリはつけないといかんので、気分はなかば暗号解読……
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No.470
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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