よしなしことを、日々徒然に……
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 本日の読書
2005年12月14日(Wed) 
本日の初読図書:
「花はいつも君のために(オンライン小説)」〜終
 http://uni1.hp.infoseek.co.jp/story/
本日の再読図書:
「いつか夢の果てより」りぎあ・もーりす
No.129 (読書)


 警察ってすげえ!
2005年12月14日(Wed) 
しょっぱなから物騒なタイトルですが、本日の正直な叫びでございました。
えーと、何事があったか最初から説明しますとですね、私が今の工事現場にお手伝いに行くそもそもの原因となった事件がありまして、要するに現場事務所に泥棒が入ったのですよ。で、そこに置いてあったパソコン類を周辺機器もろともごっそり盗まれてしまった、と。それが先月の17日夜から18日朝にかけてのこと。
これのなにが大変と言って、もちろん金銭的な被害もまったく洒落にならないんですが、そのへんはまあ保険もかけていたし、それなりに取り返しのつくことと言えましょう。最大の痛恨事はそう、データーです。これまで作ってきたもろもろの書類、工事が終了する時には最低限にまとめるにしても、それでも衣装ケース軽く1〜2箱分にはなってしまうそれだけの書類の情報が、すべて消え去ってしまったわけです。残されているのはプリントアウトされた紙媒体がいくばくかのみ。
そんなこんなで、なんとか残っていた紙媒体の分を再度電子化するために、私にお呼びがかかったというのが、今回の現場派遣業務のいきさつだったわけです。

それが。

かれこれ一月近くもなった今になって、一台だけですが見つかったとの知らせがありまして。
ちなみにそんな連絡をくれたのは滋賀県警。
って、滋賀ですよ滋賀! 県どころか地方が違いますよ!?(ちなみにここは中国地方日本海側)

詳しい事情までは聞けなかったのですが、なんでも滋賀の某リサイクルショップに売られたその機械の中に、いくらかデータが残されていたのですね。でもって、盗品ではないかということで調べ始めた警察さん、その中にあった業者名のひとつ『土江建設(※仮名)』を手がかりに、まず県内の『土江』さんを虱潰しにしたんだそうです(その名字、滋賀では珍しくて県内に十軒しかなかったのだとか)。そしてその調べた中のお一人が『自分はよその出身だけど、出身地にはその名字たくさんいますよ』と証言してくれたのが神のお導き。
そういった流れでその人の地元(つまりここらへん)を調べてみると、おや『土江建設』さんがある。電話をかけてみた → 曰く、そういえばうちが下請に入ってる工事現場で、盗難があったという噂を聞いたなあ → 土江建設さんからうちの事務所に電話 → 話を聞いてもしやと思い、うちの事務所から滋賀県警へ問い合わせ → ユーザー名に登録されている人物名ビンゴ、という具合にトントントン、と。
盗難届け出していた地元の警察署をすっ飛ばして、いきなり他県の警察とやりとりすることになった持ち主さんは、当然ながらかなりびっくりしてらっしゃいました。実際、周囲で電話のやりとりを聞いていた(私を含め)その他の面々も、最初は何の冗談かと思いましたからねえ……

で、もって。そんなやりとりがあったのは、実は数日前の話でして。
本日はついに滋賀県警の方がお二人、当のノートパソコンを持って現場事務所へやってきて下さいました。
もうあれですよ、目の前ナマで事情聴取ですよ!
こんな状況なんて、滅多にお目にかかれるものじゃありません。仕事している振りをしつつも耳はしっかりダンボ(笑) なにしろこっちが被害者、しかもあきらめていた盗品が返ってきたってな状況ですから雰囲気も和やかですし。いやはや、物書きの端くれとして良いもの見物させていただきました。
しかし最近は警察の方もハイテクですね。刑事さんのお一人がモバイルノートを持ち込んで、聴取しながら直接内容をそこに打ち込んでらっしゃいました。警察手帳にメモするんじゃないんですねえ。
まあ、あれだ。その場で書類作って印鑑もらわないと、いったん署に帰ってまた来ますって言えるような状況じゃなかったからかもしれませんが。

で、当の見つかったノートパソコンの方ですが、今回はまだ返却はしてもらえないそうで、ひとまず本当にそれが盗まれた機械なのかどうか実物を見て確認することと、必要なデータがあったらそれを取り出してくださいということで、それらが終了した後はまた警察の人が持っていってしまいました。
驚きだったのは、データがほぼ丸々残っていたこと。
どうせ犯人が売るときに全消去しているだろうから、残っていたというデータは、なにかそれ用のソフトを使って復元した不完全なものだろう。いくらかでも再利用できればめっけもんだ、と、そんな会話を事前にみなでしていたのですが。

……ほぼ全データ、ゴミ箱に入ってました(あ然)

ゴミ箱開いて全選択して、元に戻すをしたらそれで復活。
データがあると判ったときには、みんなして歓声あげちゃいましたけど、それにしたってびっくりというか、犯人のずさんさに呆れてしまうというか。警察の方いわく、あまりパソコンには詳しくない人間がやったのではないかとのことでした。
おかげで足もついたし、データも無事だったし、その点は喜ばしいことでございましたが。

もちろんのこと、最初から盗まれないのが一番良いことではあるんですけれど、それでもめっきり良いニュースを聞くことのなかった昨今、今日のこれは実に嬉しいことでした。
残りの人達の機械も、この調子で見つかってくれることを少しは期待しても良いでしょうか。

とりあえず警察の方々、これまで見くびってて大変失礼いたしました<( _ _ )>
よりにもよってこんな雪の日に、遠路はるばる足を運んでくださったことに、この場で改めて感謝いたしますです。

……服装は格好いいダークスーツなのに、足元がゴム長だったんだもんなあ(笑)<刑事さん
No.130 (日常)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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