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NHKで放送の、宮部みゆき原作の時代劇「ぼんくら」が、ついに昨夜で最終回。 原作での後味の悪いあのラストをどうするのかと思ったら、ちゃんとお徳さんと勘九郎が、ささやかながらも仕返しをしてくれましたね。 個人的にあの作品は、続編の「日暮し」まで読まないと、湊屋たちの身勝手が鼻につくと思ってしまうので、ああいう形でちょっとでも「バチ」を当ててくれたのは嬉しかったです。 ……続編もドラマ化してくれないかなあ。 佐吉はちゃんと幸せになってほしいのですよ、やっぱり。
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No.6447
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ここで終わるのか!
2014年12月14日(Sun)
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映画ホビット二作目「竜に奪われた王国」。
三作目公開を控えて、やっと映画館行くのと変わらない(むしろ安い)廉価版が出てくれました。 いつも言ってますが、トイレが近い上に台詞を聞き落としまくる私には、好きな時に停止・巻き戻しできるDVDの方が、むしろありがたいのですよ。 今回も日本語吹き替えと日本語字幕を、同時に選択して視聴しました。 これは案外良い方法で、同時に見聞きすると、けっこう違う翻訳がされていて、お互いに内容を補完できるんです。情報量自体は圧倒的に吹き替えのほうが多いんですが、たとえば吹き替えではビヨルンのことを単に「姿を変える力がある」としか言ってませんが、字幕では「“皮を変える者”じゃ」と原作に近い味わいある表現に。他にも台詞で「エレボール」とか「ネクロマンサー」、「スティング」と連呼されても、予備知識のない人には「何のことだったっけ?」となりそうですが、字幕で「はなれ山」、「死人遣い」、「つらぬき丸」と出ていると、話がより判りやすいです。
でもって。 とりあえず、最初に再生した段階で、一番気になってしまったこと。 ……ドワーフ達うぜぇ_| ̄|○
そうだよ、前に原作読み返そうとした時も、あんまりにもドワーフ一行が何につけても文句タラタラで、頑張って助けてくれてるビルボや周囲のことを思いやらないのにうんざりして、挫折したのでした。 それはある意味、原作に忠実であるんですが……だけど特にトーリン、あんた一作目のラストでデレてたやん! せめてもうちょっと、ビルボのことぐらい考えてやろうよ。オーリやバーリンが「助けに行こう」って言っても、「盗人一人のために、すべてをふいにはできん」とか言ってるし。 ……いや結局は先頭切って助けに行くし、他にも細かいところでちょこちょこ「さすがは忍び」とか「良くやった」とか「鷹の目を持ってる」とか褒めてたり、川下りのシーンでもレゴラスのことをなんだかんだ言いつつ斧投げて援護してやるあたり、やっぱりトーリンは心底ツンデレなだけで、根は人の上に立つに相応しい度量があるのかもしれませんが。それにしたって判りにくいよ! ……ラストの熔けた黄金ドバーーーーッッなんて、あれ普通に考えたら下にいるビルボは巻き添えだよね。むしろなんで無事なのビルボ??
とまあ、そんなマイナスポイントはさておき。
全体的には、今回も非常に楽しかったです。トイレ休憩以外は161分ノンストップ視聴。 特に終盤は、はなれ山サイド・ガンダルフサイド・湖の町サイドでめまぐるしく視点が交錯して、もうハラハラ・ドキドキ、お腹いっぱいです。 実は上記の理由で原作を読み返せていないおかげで、ストーリー展開をほとんど覚えていません。おかげでかなり新鮮な気持ちで踊らされています(笑) ただレゴラスが活躍し過ぎなのは、おぼろな記憶でもよく判ったvv ヤツは原作ホビットには登場しなかったはずなのに、戦うこと戦うこと。まあ制作サイドとしては、綺麗どころが必要なのは判りますけどね。実際、彼の無双シーンは、私も画面かぶりつきだったしvv レゴラス一人で倒したゴブリン&オークの数をカウントしてみたい(笑) そして予告編でオリキャラの女性のエルフ(タウリエル)が出てきていて、彼女との恋愛模様があるとの噂を聞き「えええぇぇぇえ!?」となっていたら、むしろメインお相手はキーリかよ! キーリ&フィーリの兄弟がドワーフにしてはやけに美形だと思っていたら、まさかそっちに行くとは。いいぞもっとやれ★<異種族間恋愛大好き
レゴラスがこの段階ではまだ「ドワーフ嫌いの高慢ちきエルフ」なのがまた、ロード・オブ・ザ・リングを知っていると、ニヤリとできるんですよね。特にグローインの持ってた息子(ギムリ)の姿絵を見て、「醜い生き物」とか「ゴブリンの子か」とか言ってるのがvv きみ60年後にはその醜いドワーフと、種族を超えた堅い友情を結ぶんだぜ★
スラパパ(スランドゥイル@レゴラスの父)が、イメージしていたよりかなり傲慢で頑なだったのは、ちょっと残念だったかなあ。ロード〜以降の二次創作の影響で、私の中の彼のイメージは、気難しいところもあるけれど、根は陽気な酒飲みエルフだったので。
話は戻って、まずは冒頭、踊る仔馬亭。やあ、懐かしい! 私が最初にこの名称を知ったのは、指輪物語にインスパイアされたマンガ「辺境警備」が雑誌連載されていた頃です。そして映画「ロード・オブ・ザ・リング」公開からだって、もう何年が経ったことか。仔馬の踊る看板が映った瞬間にもう、うわぁぁああ! ってテンションが上りました。 ここでの時系列は、一年前。ガンダルフがトーリンと出会い、アーケン石を取り戻す話を持ちかける場面です。……そう考えると、後々の五軍の戦いは、ガンダルフが原因とも言えなくもないのかな、なんて思ったりもしたり。 いやまあ、最終的には闇の勢力を削ぐことになった上、行方不明だった一つの指輪が発見されビルボが安全に保管するという流れになったから、結果オーライではあるんですが。
ともあれ、懐かしい酒場の光景を経て、時間は現在(ロード・オブ・ザ・リングからは60年前)に戻り、ビルボはすっかり「忍び」の役目が身について、斥候先で熊人ビヨルンを目撃しています。 このあたりはまるで原作を覚えていないので、ロード〜の頃より獣系の特撮の質が上がったなあ、ぐらいでした。あ、夜中にビヨルン帰ってきたのに気づいたビルボが、その後、眠気に負けてるのにはちょっと笑った。寝るなよそこでvv あと白黒ぶちのポニー達が、すっごく綺麗でした。たてがみと尻尾がフッサフサで、シャンプー何使ってるか教えて下さい、って感じ。
綺麗といえば、闇の森で道に迷った際、ビルボが樹に登って夕陽を見るシーンも素敵でした。 紅葉した葉に、青い蝶が群れをなして舞い上がり、遠くに夕陽と湖とはなれ山。このシリーズでは美しい風景がたくさん出てきますが、その中でも屈指の名場面だと思います。
しかしその下では大蜘蛛が……(((( ;゜Д゜)))) ガクガクブルブル ああいう映像を見ると、私はやはり伴道さん(うちのオリキャラ)にはなれないと、しみじみ実感しますね(−ー;)
そして闇の森のエルフたちの登場から連行、投獄、脱出。レゴラスの活躍は上でも触れましたが、樹の間をビュンビュン飛び移ったり、ドワーフ達の頭を踏みつけて弓を射るシーンは、人を超越した生き物っぽく、やはりすげえ格好良かったです。 タウリエルに片思いしてるっぽいところとか、オークと素手で殴りあって鼻血 → 怒って馬で追いかけるなど、今回のレゴさんは、ロード〜とは別の方向に感情的で猛々しいイメージがありました。 そういえば闇の森のエルフは、どうやら基本茶髪なんですね。王族のスラパパとレゴさんだけが金髪。で、裂け谷のエルフは黒髪で、ガラドリエルの奥方のところは金髪。このへんの詳しい血筋とか種族関係は、もう忘れちゃったなあ……
そのドワーフ達が樽に乗って川下りのシーンは、原作ファンにとって絶対外せない重要ポイントでしょう。 樽を転がり落としてからの、一人取り残されて「あれ?」なマーティン@ビルボと、床下で急流に逆らいつつ来るのを待ってたトーリンの「見事だ、バギンズ殿」の流れが微笑ましくてならんのですが。 そしてドル・グルドゥアでガンダルフが、珍しく魔法使いらしい戦い方をしていたのも見どころのひとつかと。この頃はまだサウロンの復活を知らなかったから、影響与える心配もないと、普通に魔法使ってたんでしょうかね?
湖の町エスガロスのバルドは……ぜんっぜん記憶に残っていないんですが、彼、原作にいましたっけ?? すごく良い人で、町の人のことを思って正論を言って、ドワーフ一行にだってずいぶん力を貸してあげたのに……なんだか報われてない感がすごくあって、今のところ非常に気の毒に感じられます。 ドワーフ達のある意味妄執と、悪徳領主の欲望や保身、虐げられた民達の鬱屈などが絡み合って、いわば常識人である彼とその一家は取り残された「悪者」状態です。 次作でスマウグが飛来した時、バルドが持っていた黒い矢を放つのは、いったい誰なのでしょう。果たしてバルドの想いや働きが報われる日は来るのか。 少なくともビルボは、バルドの祖先が放った黒い矢によって、スマウグの胸の鱗が確かに剥がされていたと知っている。そしてそれを後世に、赤本としてちゃんと書き残す。歴史に名を刻めたことは、せめてもの救いと言えるのか。
コメディタッチの強かった一作目「思いがけない冒険」と異なり、今回はわりとドロドロした種族や立場の対立・争いが目立ちました。 行く先々で捕らえられては、連行されるドワーフ達。あるいは取引を持ちかけられ、断った結果すべてを奪われて幽閉され、あるいは逆に取引を持ちかけ、欲得ずくでの協力を取り付ける。 闇の勢力たるサウロンの配下だけではなく、エルフも人間もドワーフも、あるいはガンダルフさえ(世界のために闇の勢力を削ぎたい=そのためならドワーフ達は見捨てしまっても仕方がないと決断)それぞれのことばかりを考えて、それぞれの身を守り、利益を得るために行動している。まさに現在の世界の縮図を見ているようです。 これが様々な陣営・種族が入り混じった、三作目の五軍の戦いへと繋がってゆくのか……
シリアス面といえば、今回はビルボが少しずつ指輪の魔力に影響されていく点も、描かれています。 指輪を奪われないためならば、なんでもしそうになる。その手で何をも排除しそうになる。 そんなふうに変化していきつつある己に自覚があるからこそ、彼はスマウグが「アーケン石によってトーリンが堕落していくさまを見てみたい」と言うのを聞いて、石を ―― 拾ってこれたかどうかは、この段階ではまだはっきりしてませんが ―― トーリンに渡すことへ、ためらいを覚えたのではないでしょうか。 財宝に、玉座に執着することの恐ろしさ。最初は確かに純粋な理想があったはずなのに、指輪やアーケン石によって、まっすぐな心が歪められていく。その恐怖をビルボは肌で感じているのかもしれない。そう思いました。
岩山の上で鍵穴が見つけられず、ドワーフ達が早々に諦めて帰っていっちゃうのに、またもちょっとイラッと。自分達の都合であれだけあっちこっちに迷惑かけて、ビルボをさんざん引きずり回したくせに、もう少しは粘ろうよ!? 頭使えよ!? と。 ……まあそれこそが、製作者サイドの狙いなんでしょうが、さすがにここではやりすぎ感が強かったような。 それでもなんとか扉を開けたら、今度はビルボに一人で行かせて、えええ!? と。 バーリンこそ途中まで見送ってたけどさ。他のみんなもせめて近くで見守ろうよ。あるいは見つかった時にはスマウグの気を引く囮になるとか考えようよ、みたいなさあ。 トーリンは既に財宝に心を蝕まれつつあるようで、前回抱きしめたばかりのビルボに、「石は見つけたのか」っつーて剣を向けちゃったりしてますし……
そしてスマウグは、予告編より画面が明るくなって細部がよく見えるようになった分、期待していたよりはちょっと迫力ダウンだったかな。 ってかビルボ、忍び込んでんのに悠長にノックすんなよ。あの巨体相手に、なんとかでもしらを切りつつ会話できるその胆力は、確かにすごいけどさ(苦笑) 声とモーションキャプチャーは、ドラマSHERLOCKのシャーロック@ベネディクト・カンバーバッチが担当しているらしいです。それにしてはグネグネとした人間離れした動きだったのは、ベネさんを褒めるべきなのか、むしろベネさんらしさがほとんど感じとれなかったと残念に思うべきなのか(あれがベネさんの素だったら、それはそれで怖いな/苦笑)
その後のスマウグとの戦闘シーンは、確かに圧巻。 静寂の中、チャリーンと落ちてくる金貨、息を潜める頭上を通り過ぎていくスマウグの巨体 ―― からの、息をつかせぬ怒涛のアクション。炎のブレスを吐く前に光るスマウグの喉に、RPGならここが攻撃するタイミングだ! とか手に汗握ってみたり。 そしてブレスで炉に火を入れさせたトーリンの機転は、あるいはビルボからの影響だったりすると、嬉しいような気がしたり。 巨大黄金像を見た時は、一瞬このまま怪獣大戦争になだれ込むのかと危ぶみましたが、それがまさかああ使われるとは。しかもさらにまさかのノーダメージ(汗)
……そして物語は、湖の町へと飛び立つスマウグで終わる。 「僕達のせいだ……」と呆然とするビルボに、彼の絶望がうかがえます。 これから起きるだろう大惨事を引き起こしたのは、確かに彼らとも言えるわけで。
ううう〜〜見終わったばかりなのに、続きが気になる〜〜〜 《o(><)o》
最終話「決戦のゆくえ」。展開が辛いのは、もう判りきっています。 ロード〜でも多くの人死が出ましたが、そのほとんどは大切なものを守って戦おうと、闇に立ち向かう覚悟を決めた兵士達でした。 しかし今度は多くの無辜の民が猛火に焼かれ、そして闇の勢力だけでなく様々な種族が、我欲を抱いて互いに相争います。その姿はあまりに醜く、そして切ない。
そんな物語が、はたしてどんな結末を迎えるものか。
公開時に元気があれば、映画館まで見に行ってみたいものですが……どうかなあ……誰か一緒に行ってくれる人がいれば良いのになあ……
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No.6428
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昨夜はすげえ眠かったんです。 21時過ぎに、眠い……コメントお返事と読書記録書いたら、即効で寝てやる……とかふらふらしながらも、うっかり余計な作業までついついやらかして、なんだかんだで22時半頃に布団に入ったんですよ。 ……何故か眠かったはずなのに、一時間が過ぎても目が合わない。
それどころか、来月に控えたサイト開設日にむけて、ちょっぴり思いついたことが脳内をぐるぐる回り始めたりなんかして。 ああしようか、こうするといいかもしれない。昔作ったあのデータは流用できるだろうか……とか考え出したら、どんどん目が冴えてきてしまい。
……結局もう一度起きだして、パソコンの電源を入れてしまいました。 そして気が付いた時には、朝の五時半。 うん……作業が順調に進んだのはいいことなんだけどね……(遠い目)
ちなみにパソコンの中には原稿用紙30枚ほどの以下略。
今日は、さらにそれを活用するためのCGIをいじりだしたりとか。 眠い……眠いけど久しぶりに楽しい……vv
先週、テンション下がって一週間ほぼ使い物にならなかった反動でしょうか。 本当に浮き沈みが激しいなあ(苦笑)
あ、ところでそのサイト開設記念企画に関連してですが、もしうちのオリジナル作品について、なにかキャラクターに質問したいこととかありましたら、コメントなりメールフォームなりから呟いていただけると、お答えできる……かもしれません。内容によっては断言できませんが、一応。お知らせまでに★
話は変わって。 ドラマ「すべてがFになる」、次の前後編で終わるそうですね。 個人的にはけっこう面白かったので、もっとやって欲しかったです。ビバ犀川先生@髭面綾野剛と、西之園萌絵@ウザすぎて逆にそれが個性な武井咲vv 目指すはシーズン2ですな! ちなみに原作はずーーーーっと昔に、一度だけ借りて読みました。なんとなくの雰囲気は覚えているけれど、犯人やストーリーはすっかり忘れて、細かい設定や各キャラに過度な思い入れを持っていないところが、ドラマを素直に楽しめた理由だと思います。
ああ、原作も改めて読み返したいけど、最寄り図書館にないんだよなあ……1巻だけは兄が持ってたっけ。でも確か1巻が、一番難解でとっつきにくかった記憶があるしなあ。 かといって置き場的にも、揃えて買うほどではないし……わ〜〜〜ん、こういう時に貸してくれる、リアルの読書友達がいないのが切ないッス〜〜( T _ T )
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No.6415
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えー……気がつけばはや一週間。 まあいつものことですが、テンション下がってグダグダとしておりました。やっとパソコンの電源入れる気力が戻ってきましたよ…… ネットジャンキーの私でも、スマホがあるおかげでこれぐらいなら禁断症状も出ないのが、良いのやら悪いのやら(−ー;)
とりあえず、この一週間にあったことメモ。
・口内炎 最初は左上の犬歯の根本付近が痛んでいたので、これが歯医者さんで言われた歯軋りの兆候かと、極力あごに力を入れないようにしたり、そっち側で頬杖をつかないよう意識していたのですが、いつまでも痛みは収まらず。ふと思いついて鏡で確認してみたら、歯ぐきの奥の奥、唇との境目あたりにちっちゃく口内炎ができてました。ちょうど鼻をかむとき、唇ごしに指があたるあたりで地味にダメージが大きかったんですよね…… 幸い鎮痛消炎効果のある口内軟膏を寝る前に三日ほど塗り続けたら、痛みも収まってくれました。医薬品って素晴らしいです。
・電気毛布 昨年使ったのが何故か納戸から消えていたので、昨日新しいのを購入。新しい上等なのは父が使い、父のお下がりを私が使うことに。
・タイヤ交換 長兄がカー用品店勤務経験ありなので、スタッドレスに交換やってもらいました。 長兄とは普通に話せるんだよ、長兄とは。 こっちがタイヤを二本づつえっちらおっちら物置から運び出す間に、ちゃっちゃと付け替えてしまう長兄は、ほんとに一家に一台あって欲しいありがたいものなのでした。
・雪之丞変化 1970年に放送された、丸山明宏のテレビドラマ版を視聴開始。 まだ三話ほどしか見ていませんが、雰囲気は悪くありません。 オリジナル要素がかなり多く、雪さんも闇の親分も生い立ちがまるっと違うとか、雪さんかなり黒いよとか、オリキャラ多すぎとか、言いたい所はそりゃもうたんとありますが(苦笑) それでも雪之丞@若かりし丸山(美輪)明宏がすっげ綺麗なので全て帳消しです。女ではない。でも男でもない第三の性別を、見事に演じていらっしゃるかと。闇太郎との二役も違和感なし(女形の時と男役と、声のトーンとかぜんぜん違うんですよ!)。あとお初さんが、原作よりも良い人になっているのもいい感じ。 1時間(45分)×全13話なので、たっぷり余裕を取った話運びが見ていて安心できるし、色っぽいシーンや残虐場面は行間を読む感じで画面の外で語られる表現も好感度大。 そして雪さんが、少なくともまだ今のところ誰とも手を握る以上のことをしていないのが一番重要です。 某●川版とかは、そこの所ひどかったからなあ……雪さんはあくまでプラトニックに、そして自ら手を下すことなく仇を自滅に追い込んでいくのがポイントなんだから!! 監督さんは五社英雄さんとかいうかただそうですが、カメラワークが独特なのも印象深いです。鏡をうまく使った演出などは、ちょっとグラナダ・ホームズを思い出してみたり。
……えーと、これぐらいかな? あ、あと父が仕事用パソコンのバックアップを取りたいとか言いだしたので、手持ちのSDカード@2GBを提供し、 Backup アプリをインストール&設定してあげました。
■Sota's Web Page (Backup) http://www2.biglobe.ne.jp/sota/backup.html
一度設定さえすれば、指定したフォルダを指定したフォルダに同期コピーできるフリーソフト。もちろん、保存先に外部メモリも指定できます。 しかしデータ保存用フォルダ全部合せてもまだ180MBしか使ってないって……2GBでもお釣りがありすぎるぜ父上(笑)
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No.6406
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今年のお正月特番で放送された、ドラマ「桜ほうさら」。原作をようやく読めたので、さっそく積録から引っ張り出してきました。
■正月時代劇「桜ほうさら」|NHKオンライン http://www.nhk.or.jp/drama/housara/
主役の笙之介さんは玉木宏。印象的には悪くありませんが、ちょっと歳を取り過ぎかなあと思いました。 あとたった二ヶ月で、月代があんなに伸びるのはさすがに無理があるんじゃないかとか(笑) 村田屋治兵衛が六角精児だったのは、意外といい感じ。東谷さまが北大路欣也なのは、もう流石の貫禄ですね。 まあ、全体的に年齢高めだったことを除けば、キャスティングに大きな不満はありませんでした。衣装や小物、画面処理などもこれといって違和感はなく。和香ちゃんの「それ御高祖頭巾ちゃう」以外は、むしろ長屋のこっ汚さが想像以上だったり、桜が実に美しかったりと、期待を上まわる出来だったかと。 ただ問題は、肝心のストーリーというか。 私はかなり早いうちに「これは二次創作。あくまで原作とは別物」と割りきって楽しく視聴しましたが、母などは「ここはこうじゃない、ここも違う。これじゃ台無しじゃない」とか文句つけまくって、途中離脱しちゃいました。
なんというかそれぞれの場面、台詞や行動はそこそこ忠実に取り上げているのに、エピソードの順番が入れ替えられていることで、それぞれの心の動きや裏に隠された陰謀などが、全然違った流れになっています。 特に東谷様なんて、あれはあれで渋格良いけど、原作の根本を成していた『情』ってもんが、綺麗さっぱりなくなってたもんなあ……
おまけにあれだけのページ数を1時間半に収めるため、笙之介が奔走させられる日常の事件サイドをばっさり全部カット。謎の代書屋を追う流れと、和香さんとの交流だけが残されて、そこに何故か早々に登場してしまった押込御免郎さんとの友情が入ってきたりとかして(苦笑) あれじゃあなんで長屋の人達や村田屋さんが、あんなに笙之介さんに親身になってくれるのかが、今ひとつ謎になっちゃうんじゃないかなあ、と。 村田家さんなんて暗い過去もなく普通に良い人になっちゃってたし、長屋の人達は十把一絡げだし。
しかし原作を忘れ、ひとつの独立したお話として見た場合、これはこれでアリだったと思います。 兄 勝之介のキャラクターは薄くなってしまったというか、叱責されて泣いてあっさりフェードアウトかよとも思いましたが、代わりに御免郎さんの方がしっかり描写されていました。おそらくは辛い過去を持ち、ひねたところもあったけれど、それでもそんな彼が笙之介と出会い、彼に作品を手直しされることで激高しつつも感じ入るものを持った。そうしてそれ故に笙之介を罵倒し、死んだ宗右衛門を侮辱し、それでも重要な手がかりを残して ―― 最期まで、笙之介が書き改めた物語を懐の中に持ち歩き続けた。 そしてそんな彼との間に通じるものが確かにあったからこそ、笙之介は東谷様から提示された仕官の道を蹴り、自ら江戸の町で暮らしてゆくことを選ぶ。 東谷様は江戸留守居役として、お家のため時にその手を汚す。それは紛れもなく彼なりの正義。 そして笙之介は笙之介なりの正義を貫くべく、自身の意志で道を選択する。 周囲から守られ、いわば流され、与えられた環境の中でそれなりの幸せを見つけた原作の笙之介とは、また違った方向での格好良さがありました。 ……ちゃんと、自分の力で事件の解決に貢献してましたしね(苦笑)
判りやすい格好良さ、男の友情や恋模様、前向きに生きる爽快なラストを楽しみたいのであればドラマ版を。 人の心の複雑さや、単純には割り切れないあれこれ。様々な人々と交流していく中での人情話や、のったりした読後感を楽しみたいのであれば原作版を。
そんなふうに楽しみ分ければ良いのかなあと思いました。
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No.6374
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脚本って大事だなあ
2014年10月19日(Sun)
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初回放送を録画失敗した、ドラマ「闇の狩人」を再放送で見たんだぜ!
■“スカパー!×時代劇専門チャンネル”オリジナル長篇時代劇『闇の狩人』 http://www.skyperfectv.co.jp/special/yamikari/
放送はあと一回、11/3にあるようです。見逃された方でCS加入済の方には、是非是非おすすめしたいんだZE!
いやあ、本気で面白かったです。 正直なところ原作が割と微妙な感じだったので、あんまり期待はしていなかったんですよ(苦笑) しかも前後編で三時間の長丁場ともなると、これはちょっときついかなあとか思ってたんですが。良い意味で裏切られました。 原作だと風呂敷広げすぎて畳まずに破っちゃったっぽい怒涛の終盤展開を、かなり大胆にアレンジ。 メディアミックスにおけるストーリーの改変は、往々にして話をつまらなくしてしまいがちですが、今回はむしろこちらのほうが自然な流れに感じられました。弥太郎さんの、弥平次さんが絡んだ瞬間すべてをふっ飛ばして人殺しをためらわなくなる狂気は残したまま、それでもいきなり全部を投げ出さず、ちゃんと一度弥平次さんのところに戻ってきて話をするところとか。そもそも土原の新兵衛を殺そうとするいきさつも、向こうから襲ってこられての返り討ちですし。 弥太郎さんの過去についても、せっかく弥平次さんが苦労して調べてくれたのをまるっと無駄にするのではなく、年かさの分別を持ってあえて弥平次さんが伏せたという形にしたのが良かったです。 五名の元締めについては……彼に関しては、できればどこまでも悪役を貫いて欲しいところではあったんですが。彼は弥太郎さんを間に挟んで、弥平次と対となり、真逆の人生を歩む結果になるところがこの話の肝だったと思うので、ちょっとあの展開は拍子抜けしないでもなかったんですが。 ……さすがに津川雅彦を完全な悪役で終わらせるよりは、ちょいと粋な所を残してやりたかったのか(笑) ともあれ、原作の冗長な部分はばっさりとカットし、最後のオチまで綺麗につけたこのドラマは、とても良くできていたと思います。 原作を未読の父なども、非常に楽しめたと言って、後編なんて自分は先に見たくせに、私が見てる横で一時間半いっしょにもう一度視聴してたぐらいで。
そして登場キャラのほとんどが、どこかで見かけた味のあるおっさんばかりだったのも、若手イケメンの見分けがつきづらい私にはありがたかったですね(笑) イケメン枠が弥太郎さん@福士誠治だけだったからなあ……おかげで衣装や髪型が変わっても見失わなくて助かりました。 新兵衛を斬った後の、返り血を浴びたシーンは美しかった……(ため息) ベテランおっさん勢、中村梅雀・石橋蓮司・津川雅彦の三人はさすがに見分けられたし(苦笑) 梅雀さんは、今まで正直あんまり好みではなかったんですが、今回の弥平次さんははまり役だったかと。そうか、この人は現代ものより時代劇のほうが向いてるのか。
ともあれ、久々ヒットで楽しかったです。 池波正太郎、また未読作品に手を出してみようかなあ。
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No.6260
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少しはマシになったか
2014年10月14日(Tue)
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二三日前から少しずつ本も読めるようになってきて、なんとか「闇の狩人」上下巻を返却期限までに読了できました。そのあと「もう時間ないけど……」と母に貸したら、わずか一日で読み終わって返してきたよ。すげえな母……
今日は昨夜放送された蟲師の続編三話と、今晩分の三話を一気視聴したり、編集したり。続章も安定の神クォリティで素晴らしい。 あと録画したい番組が重なりすぎて予約できなかった「素敵な選TAXI」を父と一緒に視聴。 ううむ、タイムパラドックスものは正直微妙なんですよねえ。第一話はそれなりにどんでん返しも多くて楽しめましたけど、これをワンクール続けるのは厳しそうだ…… 今シーズンの狙い目は、他に「相棒」と「すべてがFになる」、「SAKURA」あたりかな。 ぬ〜べ〜は原作好きだったけど、実写はちと辛いし「信長協奏曲」も原作には興味あったけど、実写ドラマとなるとなあ……
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No.6252
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相変わらず神クォリティ
2014年10月13日(Mon)
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ケーブルテレビで放送していた、アニメ蟲師「日蝕む翳」を視聴。 原作は未読なので全くストーリーを知らずに見たのですが、やっべえ、面白いvv 日蝕が始まったシーンでは、これまでの旅で関わってきた人々が切り替わりながら次々と描かれていったのに、なんだか感動してしまいました。あまりに数が多すぎて、3分の1ぐらいしかどの話のキャラか判りませんでしたが(苦笑) 個人的に、竹林から出られなくなってて娘も妻も亡くした男の人が、その後に新しく産まれた娘二人と幸せに暮らせているんだなあと判ったのがほっこりしました。 続章と実写版も予約してあるので、そちらはまた後日見るとします。 ふふふふふ、楽しみだにゃーvv
追記: 日蝕シーンでの、過去に関わってきたキャラの解説が、キャプチャ付きでまとめられているのを発見。
■あの人は今!?蟲師 特別篇「日蝕む翳」にてわかる一期登場人物のその後まとめ http://nelog.jp/musisi-anohitoha-ima
こうして見ると、ギンコは全然年取ってないように見えるけど、それでも第一話から数年の時が経っているみたいですねえ。 よく考えれば「春と嘯く」一話だけでも、丸一年が経ってるんですものね。しかも徒歩の旅なんだから、化野先生んちと淡幽さんとこと虚繭売りのとこを行き来するだけでも、きっと何ヶ月単位でかかってるに違いない……
そして昨夜、再起動時に三回もエラー吐いたと思ったら、また電源が入らなくなった私のスマホ。 ……ええと、これも三度目か? まだ本体割賦も終わってないくせに、どれだけトラブル起こしまくるんだ……(−ー;)
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No.6250
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今度は「ぼんくら」
2014年10月09日(Thr)
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宮部みゆきさん、今度は「ぼんくら」がドラマ化されるそうで。
■ぼんくら | NHK 木曜時代劇 http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/bonkura/
2014年10月16日(木) 20:00 から全十回だそうです。 もう来週だよ、危なかった!
おでこちゃんと弓之助のコンビもちゃんと登場するようで、なかなか楽しみです。 全十回かあ。いったいどこまでやるんだろう? 原作一巻目だけだと、なんだか読後感がもやっとしてたんですよねえ。 ドラマ版は、せめて佐吉さんに救いがある終り方であって欲しいです……
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No.6242
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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